凌雲閣の華やかさを伝える貴重な錦絵のご紹介です。


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数日前から、明治から大正時代の東京のシンボルであった「凌雲閣(通称・十二階)」の基礎部分が出土したということで話題になっておりますが、皆さんご存知でしょうか?

ミーハーな私も野次馬で拝見して参りましたが、通常の民家が並ぶ路地の工事現場には凌雲閣の特徴であった八角形の土台が残されており、感動!!!
壁の部分にはレンガが剥き出しになっており、往年の凌雲閣が目の前に聳え立っているような錯覚に陥る一方で、ポンペイ最後の日を思わせる情景が胸をゆさぶりました。

下図は開業当時の凌雲閣の華やかさを伝える貴重な錦絵(くまねこ堂所蔵)。

明治23年11月12日に開業したということで、こちらの作品は開業間もなく摺られたものになります。

数年前、東京スカイツリーの開業で凌雲閣の存在も脚光を浴びましたが、凌雲閣が近代建築史において燦然と輝く存在になったというのも、日本初のエレベーターが設置されたことが要因となっております。
この錦絵の解説にはエレベーターという言葉は使用されておりませんが、「観客を昇降なさしむ」と記されております。

たちまち東京のシンボルとなったものの、エレベーターの不調が度重なり、途中からエレベーターの使用は不可になったそうです!?
十二階まで登るのは大変だったのではないでしょうか?(笑)
そんな凌雲閣も大正12年9月1日午前11時58分に巻き起こった関東大震災のために8階部分から倒壊してしてしまいました。

「関東大震災 凌雲閣」の画像検索結果

しかし半壊だったことから当時の軍隊が凌雲閣を爆破したのですが…
地盤まで爆破していなかったんですね~

まぁ、そのおかげで今回は凌雲閣の遺跡を私たちは見ることができたんですね!
それから本日の情報を見てみると、工事と交通の状況を考慮して見物を控えてくださいとのお達しが台東区からあったそうです。
この様な遺跡見物はマナー違反にならないよう気をつけたいですね。

遠き時代に想いを馳せて、夢見るような気分に浸れて幸せでございました!

byこばちゃん


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