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今日の絵葉書をご紹介します♪
上部に「ROUGH SEA, BLAKPOOL」と印字されているこちら、邦画「Shall We ダンス?」でも舞台となった、イギリス最大の保養地ブラックプールの一枚です。
「荒れた海(Rough Sea)」と書かれているだけあって、打ち寄せる波しぶきがすごい…(゜゜)!
さて、この絵葉書を現在の写真↓と比べて、一番大きく違うところはどこでしょうか…(*´ω`*)?
絵葉書に描かれている観覧車が写真にはないことに気がつきます。
こちらの観覧車、1897年にイギリスの退役軍人ウォルター・B.バセット (Walter Basset Basset, 1864 – 1907) により建設されたそうなのですが、観覧車を研究する福井優子氏によれば、「ブラックプールには、それ以前から建っていたタワー[クラニャン註:左手に見えますね!]が人気だったので、競争相手の娯楽会社がタワーに対抗するために観覧車を建てたのである。ところが客が海から吹く風を寒がり、また潮風のために鉄塔に錆がきたりして維持費が高くつき、結局、タワーに勝つことができず、結局、観覧車は取り壊されてしまった。」(http://www.kanda-zatsugaku.com/050325/0325.htm)そうです。そう考えると、お台場や葛西臨海公園の観覧車はどのように潮風対策をしているのでしょうかね~?
なお、バセットの観覧車はブラックプールからは姿を消してしまいましたが、ほかに建設された3基(ロンドン、ウィーン、パリ)のうち、ウィーンのものは現存しているそうです
昔の街の姿を伝える貴重な絵葉書でした
一枚一枚に歴史がつまっていますね(>ω<)!
By クラニャン