中国(清、支那)陶器、陶磁、煎茶器、水注、文物局の鑑定蝋印入り急須など骨董品を買い取らせていただきました!
こちらの商品は清時代頃に制作されたと推測が出来る急須で、菊の花と「茶影話詩」という四字熟語があしらわれており、素朴さの中に時代を感じさせて、いい雰囲気を醸し出しております。
続いて、急須の底に目を遣りますと、赤茶色の蝋印が押されておりますが、こちらがポイントになります!!
実は中国の骨董品、国外への持ち出しが制限されていることはご存じだったでし ょうか? そもそも1960年に施行された「文化財輸出鑑定参考基準」から輸出制限が開始され、現在では旧法令は廃止されておりますが、2007年に公布された「中華人民共 和国文物保護法」「中華人民共和国文物保護法実施条例」に基づいて制定された 「文化財の海外持ち出し審査基準」によって、中国の骨董品は現在も国家から守 られております。 (文物=中国語で文化財、文化遺産、骨董品などを指します)
その基準も例えば陶器ばかりではなく、化石から書画、紙幣、書籍、レコードに 至るまで、こと細かく分類がなされており、さすがは四千年の歴史!骨董大国な らではですね。
まず中国文物局に集められた骨董品は、文物局内に設置されている文物鑑定セン ターの専門家によって鑑定がなされ、これら基準に引っかからなかった骨董品が、 国営の骨董品屋(文物商店)に並ぶわけですが、、、 この文物局での鑑定を受けたというオフィシャルな証明が、この急須の底に押さ れてあります「鑑定」蝋印になります! 通称は「梅干しマーク」というのだとか。
従って、この蝋印が押してある場合は国外に持ち出すことが証明された商品であ り、特に税関で問われることはないということです。 (ニセモノの蝋印もあるらしいのでご注意を!)
当然のことながら国営の骨董品店ばかりではありませんので、民間の骨董店で購 入した商品をそのまま税関に持ち込むと、税関で面倒なことになるかも…わから ないので、中国文物局で鑑定書を発行してもらうことをオススメします!
くまねこ堂では、中国文物局による正規の鑑定蝋印が押してある骨董品も積極的 に高価買取させていただいております。
こばちゃん