永井豪「あばしり一家」のコミックスセットをお譲り頂きました。
出張買取にておゆずりいただきました。ありがとうございました。外国コイン、アクセサリー、腕時計、ぬいぐるみ、リカちゃん人形、戦記、戦争資料、クラシック、ジャズCDをお譲りいただきました@世田谷区弦巻
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永井豪のデビルマンがネットフリックスで先月からアニメを配信しています
しかも監督は湯浅政明監督。
湯浅監督といえば「ピンポン」や「四畳半神話大系」「劇場版クレヨンしんちゃん」等のヒットアニメの監督として有名です。
今回お譲りいただいたコミックスセットはあばしり一家です。
マジンガーZやキューティーハニーで有名な方なだけに、好きな方じゃないとなかなか聞かないタイトルなのでは….と思います。
悪馬尻(あばしり)という名字の一家が治安の悪い街に引っ越してきて織りなすギャグ・エロ・暴力のドタバタを描くピカレスク・ギャグ・アクションです。
しかしながら、ギャグマンガというジャンルではあるものの、ギャグマンガではないという意見もあります。
というのも、主人公が極悪人が故にモラルの壁がなく、血なまぐさい表現や暴力シーン、少年誌ではギリギリライン(現代ならギリギリアウトかも)な表現が多いことからも、なかなかにジャンルを分けるには難しい漫画のようです。
デビルマンも漫画はとんでもなく陰鬱とした話なのに、アニメは悪魔的ヒーローとして活躍しているように、同じ作品でもアニメになると大衆の目にさらされる分やんわりとした表現にされがちです。
社会的タブーを異常にデフォルメし、ギャグ化してしまう感性により書き上げられた永井豪のギャグ漫画は「頭のどこをふればこんな発想ができるんだ…」というようなものばかりで、常人の頭で付いていけない発想に永井豪の比類なき天才を感じることができます。
ヨシダ