版画家・川上澄生「あびら川」のご紹介
埼玉県毛呂山町にて、浮世絵、錦絵、歌川国芳、月岡芳年、歌川豊国、掛軸、絵画、額など家丸ごと査定にてお譲りいただきました。
誠にありがとうございます
本日のご紹介は版画家の川上澄生作、「あびら川」です。
あびら川は本来、安平川と書き、北海道の安平町最高峰(といっても標高360mほどです)のシアビラヌプリという山を源にしている二級河川です。
川上澄生と検索すると棟方志功の名前がでてくるので、なぜかと思っていたのですが
これは、川上澄生の代表作でもある「初夏の風」という作品を見て
当時、油絵を学ぶために上京していた棟方志功がこの作品に感銘を受け、版画家を志したことから検索に引っかかるようです。
川上澄生の自由な繊細さと、棟方志功の大胆で力強い作品から日本版ルソーとゴッホなんて言われていますが
どこか似た部分があるなーと個人的には感じます。
ヨシダ