関野準一郎の版画をお譲りいただきました!
気づけばお正月も終わり…。気分を新たに生活をしていきたいところですが、皆さまはいかがお過ごしですか?
先日、栃木県足利市で出張買取がありました。
司馬遼太郎全集や寺山修司の詩集・句集などといった本から、こけし・リアドロ・万年筆・深川陶磁・ウクレレといった物もの、書損じ葉書に至るまで、様々お譲りいただきました!
その中で、この度ご紹介するのはこちら!
関野準一郎の版画です。冬の風景ですね。雪が枝に積もっている様子の描き方が、巧みです。また寒々とした雰囲気の表現が、素敵です。
関野は1914年の生まれで、青森県の中学を卒業しているとのことです。そうだと知って見ると、雪国の人の目から見る冬を、うかがえたような気がしました。
またこちらの版画は、ぱきっとした色遣いが魅力的です。
関野は戦後、ロックフェラー財団やフォード財団、またオレゴン州立大学から招待され、渡米しています。海外での評価も高かったのですね。これらの海外経験以降、鮮やかな色彩が関野版画の特徴となったそうです。
上の版画がどの時期のものか、調査ができていないのですが、美しく映える色だなあと感じました。
さて、この版画をお譲りくださったお客様は、お家の整理をされており、着物や貴金属、焼物などは、既に大手チェーンなどにご売却されていたそうです。
この度私たちがお邪魔いたしましたところ、「最初からくまねこ堂に頼めばよかった」とのお言葉をいただきました…!嬉しい限りです。
くまねこ堂では古本だけでなく古道具や骨董、時計、アクセサリーなども査定対象となっておりますので、ご処分やご整理にお困りのお客様はぜひご相談くださいませ!
最後までお読みくださりありがとうございました。
コトー
このブログを書くために、青森市HP「市ゆかりの作家・関野準一郎」(https://www.city.aomori.aomori.jp/bunka-shinkou/bunka-sports-kanko/bunka/bunka-geijutsu/torikumi/05.html)
を参考にしました。