業者様からのご紹介で出張買取にお伺いさせていただきました
先日はいつもご紹介いただいている業者様からのご依頼で、東京都世田谷区へ出張買取に伺いました。
いつもお世話になっております。ありがとうございます。
買取店を既に呼ばれた後のお宅でしたが、残していかれた(他店が買取できなかった)お品物の中にも当店では買取可能な物が多数ございました!
リアドロ・ロイヤル ドルトン・リユージュ・マッツ ジョナサンなどの名前のある物や、外国のお土産物、お部屋にディスプレイされていたお品物、銀製品、古書、アクセサリー、小引き出しなど様々なお品物の買い取りをさせていただきました。
今回特にご紹介させていただきたいのはこちらの安藤七宝店の花瓶でございます。
安藤七宝店は明治に名古屋にて創業した、日本の伝統工芸である七宝焼き(尾張七宝)の専門店で、現在もその技術を継承している老舗店でございます。
七宝とは「七つの宝を散らしたような美しさ」というのが由来で、金属にガラス質の妙薬で製作されているものです。
底面には特徴的なマークがあります。このマークを見て僕が思い出したのはフランスのファッションブランド「メゾン・マルジェラ」の「四つタグ」です。
あいにくマルジェラの商品は当店にはないため画像をご紹介することはできませんが、そっくりなためご興味のある方は見てみてください。
メゾン マルジェラ 公式ホームページ
安藤七宝店は明治13年創業で、一方メゾンマルジェラのブランド設立は当然もっと後の1980年代の後半頃になります。
マルジェラが独自にブランドイメージでもある「四つタグ」というマークを生み出した、その由来が個人的には好きですが、本題とは逸れるため割愛させていただきます。
しかし場所も国も異なる二つのブランド(メーカー)が、それも一流といってよい名高いブランドが、似たトレードマークに行きついたことは不思議な興味が湧きました。
古い物ですので、イタミは出ているように見えますが、物としての出来の良さが感じられます。こういった工芸品は「出来の良さ」「手数(てかず)」に着目すると見えてくるものがあるかもしれません。その職人が一つの物に注いだ技術、時間、手間が、それ以外の大量生産の似たような物との間に違いを生むのかと思います。
また物というのは時の経過を経ると、それ自体の良し悪しで、純粋に見ることができるようになるのかもしれません。
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くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
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小野