戦前の紙モノ、光緒元宝など外国のコインをお譲りいただきました!
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戦前の紙モノ、光緒元宝など外国のコインをお譲りいただきました!
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最近は昼こそ汗ばむこともありますが、夜は涼しくて散歩にぴったりです。散歩しながら友人が話してくれたことですが、月はだんだん地球から離れていっているらしいです。一年に4cmくらい。地球をひっぱることに疲れて、月はだんだん私達から遠くなっていくとか。
これは面白かった。我々は求め合って、すごく長い時をかけてついには融合するものだと思っていたから。谷川俊太郎の「二十億光年の孤独」には以下のようにあります。
万有引力とは
ひき合う孤独の力である
宇宙はひずんでいる
それ故みんなはもとめ合う
私達は寂しさから手を伸ばし合っていたはずなのに、求め合うことに疲れて、次第に別れていってしまうなんて。
自転とか公転とかいろいろなことが関係しており、その理由付けも友人は教えてくれたはずなのですが、自分の中には詩だけが残ったようです。
先日は埼玉県越谷市に出張買取に伺いました。戦前からお住いの方で、お宅を拝見させていただくと、震災から疎開された時の荷物がそのまま残っていました。
お客様からは、戦争に行った時の道具・戦前の紙モノ・古地図・古写真・雑誌の付録などをいただいております。
「昭和3年運勢便覧」というものがありますね。現代の「今年の運勢」とどのように書き方が違うのかなど、興味があります。
当時の新聞や地図は、記録として面白いですね。「軍歌物語」という新聞のコーナーも、時代を感じさせます。
以下のようなものもいただいております。
訓練などで使用したのでしょうか。先端が擦り減っています。自分は初めて見ました。
また、満洲など外国のコイン、古銭・銀貨・銅貨などもお譲りいただいております。
いただいたコインの中で、「光緒元宝」と記載のあるものがあります。気になり、少し調べてみました。以下、世界大百科事典(平凡社・2007年改訂新版発行)の「貨幣」項「中国(稲葉一郎執筆部分)」を参考にします。
「光緒元宝」は清の光緒帝の時に造られた貨幣で、洋務運動の影響を受けているものとのことです。そして、洋式の銀貨・銅貨であり、従来の方孔円銭の伝統を脱したものとして、中国貨幣史上の重要な意義があります。
そのような調べ物の結果、「光緒元宝」からは清が近代国家として世界に対峙しようとした苦闘なのだろうか、とも感じました。以下自分の素人感覚ですが、いただいたコインを見ていて、形状は外国のコインと同様でも満洲文字を併記しているものがあり、興味深く思いました。その併記される満洲文字に、自国、そして民族の誇りがあるのではないでしょうか。歴史の大きな変化の中で、欧米列強に飲み込まれるのではなく、長大な歴史を持つ国として対していこうとする姿勢を貨幣で示している、自分にはそう見えました。
専門家の方いたら、是非教えていただきたいです。
その他、買取では、お茶道具・花瓶・プラモデルなどもいただいております。貴重なお品物をたくさん、ありがとうございました!
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コトー