東京都豊島区でたばこ入れの出張買取
先日は東京都豊島区に出張買取にお伺いしました。
お譲りいただいたお品物をさっそくご紹介いたします。
提げたばこ入れ

上からキセル、キセル入れ、根付、たばこ入れ
幕末から明治くらいの品物かと思われます。ずっしりとした重さがありました。
たばこを入れる袋とキセル入れを根付で腰から提げて使用するものになります。
提げたばこ入れは腰回りの装飾品として庶民に愛用され、個性的なものなど様々な煙草入れが作られていたようです。
また、江戸の粋の精神が発揮され、キセルやたばこ入れなどもいいデザインを持つことが自慢になっていたようです。
根付

このように円形で平たい根付のことを饅頭根付(まんじゅうねつけ)または、鏡蓋根付(かがみぶたねつけ)と呼ぶそうです。
今回お譲りいただいた根付は中が空洞になっており、蓋があるので、鏡蓋根付と呼ぶのでしょうか。
蓋は取れそうなのですが、深くまではめ込んであり、今回開けることはできませんでした。
右側の人物に徳川のものと思われる紋所が描かれていました。真ん中の人物の衣には梅のような模様が見えます。はっきりとしたモチーフはわからなかったのですが、梅と聞くと菅原道真などが想像されますね。
たばこ入れ

こちらのたばこ入れのモチーフは加藤清正でしょうか。
加藤清正は朝鮮出兵の際に虎を退治したという伝説がある人物だそうですが、退治の方法は鉄砲であったり槍であったり、諸説あるようです。こちらの金具のイメージは槍でしょうか。にらみ合っていて、とても迫力があります。
たばこ入れにも装飾性を持たせるのは日本独特の文化だそうで、小さいながら美術工芸品として鑑賞されるものも多くあったようです。
たばこ入れの中には細刻みたばこ(葉たばこを刻んだもの)がぎっしりと詰まっていました。
葉たばこを刻むようになった理由は諸説あるようですが、葉たばこを毛髪のように細かく刻むという例は外国には見られないことのようです。
キセル

キセルにも細かい装飾がされることが多かったようですが、今回お譲りいただいたキセルはいたってシンプルなデザインで、銀製のオーソドックスなものでした。
キセルの起源はヨーロッパのパイプや東南アジアの喫煙具を模倣したものと考えられているようで、はじめは画像のものよりも長く大きな形をしていたようです。
しかし、先ほど葉たばこを細かく刻むようになっていったと記載しましたが、細刻みの発達により火皿が小さくなり、どんどん短く、画像のように持ち運びやすい形になっていったようです。
私はたばこ入れについて、知識がなかったため資料を探していたところ、当店の在庫に
『たばこと塩の博物館 常設展示ガイドブック』という書籍がありました。今回のブログはこちらの書籍を参考にしております。ご興味のある方はぜひ一度手に取ってみてください。
たばこの起源から年表を交えて文化の広がりまでが載っていて、とても面白かったです。
また、書籍だけでなく、東京都墨田区に実際に「たばこと塩の博物館」があるようですので、お近くの方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
他にも食器、巻物、置物など、様々なお品物をお譲りいただきました。
今回はもうすぐ解体されるご予定の家の買取でした。
買取を他の業者さんにもご依頼されていたようで、当店をお呼びいただいたのは3件目だったようですが、帰り際に
「最初に呼べばよかったです」とのお言葉を賜りました。
当店にお声がけいただき、評価もしていただき誠にありがとうございました。
根付や金工細工などは相見積もり大歓迎ですと店主が申しておりました。
片付けや遺品整理などでお困りの方はぜひ、お気軽にご相談ください。
LINE査定やメールフォーム、電話でお待ちしております!
山田







