東京都台東区にて、十二代田原陶兵衛造 深川萩 水指をお譲りいただきました
東京都台東区にて、十二代田原陶兵衛造 深川萩 水指をお譲りいただきました。
鵬雲斎書付けです。
拝見する角度によって表情が変わり、全体的に優しくおっとりとした雰囲気があります。
同封されていた栞によると、
「深川焼きの田原家は、元赤川姓、先祖は文禄、慶長の役で李朝より渡ってきた陶工・李勺光の弟子赤川助左衛門で、萩藩御用窯三之瀬焼物所開窯者の一人である。
復員後兄について陶技を磨き、昭和31年に12代陶兵衛を襲名。
~省略~
茶道にも精通し、陶兵衛井戸、粉吹などに、謙虚、温厚な人柄が忍ばれる作品が多い。」
とあります。
十二代 田原 陶兵衛(たはら とうべえ)
1925年 山口県長門市に生まれる。
1944年 旧制山口高等学校在学中に召集を受け、満州に渡る。
1945年 シベリア抑留。
1948年 抑留先のシベリアから復員。長兄11代田原陶兵衛に後継者不在の為家業を継承。
1956年 12代田原陶兵衛を襲名。
1972年 日本工芸会正会員。
1981年 山口県の無形文化財保持者に認定。
1991年 66歳没。
(略歴はWikipediaを参照させていただきました)
byキョーコ