★東京都杉並区★松庵にて歴史書、図鑑、掛け軸、腕時計(オメガ等)、お酒(ジャックダニエル等のウイスキー類)、アクセサリー、銀杯、ワイングラス(カガミクリスタル)、江戸切子、ミニカー、キャンディキャンディ・水森亜土・サンリオ等のキャラクターグッズ、古本、古道具をお譲りいただきました!
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ご用命くださいましてありがとうございます(*’ω’*)!
本日も戦前の絵葉書をご紹介致します♪
こちらも先日ご紹介した雑誌『少年倶樂部』付録の絵葉書です
今回お譲りいただいた絵葉書を裏面の印字によって分類すると、飯塚羚兒、伊藤幾久造、村上松次郎、松添健、鈴木御水、田代光という6名の作家が描いたものに分けることができました。
お写真を載せた9枚はすべて、そのうちもっとも枚数の多かった作家、飯塚羚兒(1904-2004)氏によるものです。
「伊豆新聞」(平成28年5月8日発行)の記事によると、飯塚氏は戦前より挿絵画家として活躍したのち、1955年に51歳で海洋画家に転身、以降は木版画なども精力的に手がけたそう。同氏の作品は神奈川県大和市の画廊「花の画房」の運営する「飯塚羚児資料室」で扱われたのち、昨2016年、主要作品の大半が国立昭和館(東京・九段)と玉泉寺(伊豆・下田)へ寄贈されています。(参考 http://www.geocities.jp/kamosuzu/iidukareijiten.html)
1972年のこちらの木版画では、もはや軍艦ではなく帆船をモチーフにしていますね。
飯塚氏は戦中、海軍省の職を辞して灯台職員の慰問や物資の調達・配給を行い、晩年には海事・海軍関係の慰霊活動も行っていたそうですが、同氏の戦争観や平和に対する想いはどのようなものだったのでしょうか。
今後も引き続き、海軍を描いた少年雑誌の付録をご紹介したいと思います!
By クラニャン