アクセサリー/貴金属類、焼物(陶器/陶芸品)、切手、額などをお譲りいただきました@東京都町田市鶴川
今年は日本の明治から大正、昭和と活躍してきた川合玉堂の没後60年の様です。
写真はシルクスクリーンによる復刻工芸品ですが、川合玉堂は日本の風景や自然を愛し詩情的に表現したことで見る人を魅了した日本画家のひとりです。
今でこそ、日本の原風景を描いてきた画家のようなイメージが強い人物ではありますが
彼が出生地である岐阜県から上京してからは、当時のジャパニーズスタンダードともいえる狩野派の影響を受け、
後に転換期と言われる頃には、余白と構成美と言われる琳派や、他に南画まで研究を経て
晩年になると作品はむしろ、その土地の自然や人々に寄り添うような優しく牧歌的な空気感になっていきます。
彼が晩年居を構えた東京都西多摩は後に玉堂美術館となっています。
御岳渓谷を流れる多摩川の近くに建つこの美術館の周辺は、ロッククライマーたちの聖地ともいわれており
自然も多く残った土地となっています。
ヨシダ