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日本画が続きます。
今回は女性の日本画家として文化勲章を受章した上村松園です。
女性が顔が良ければ多少はわがままだとしても許される、というのはどの時代も共通のことなのでしょうか。
「色気とはしぐさや形ではなく、精神的に相手を包んであげる上品な優しさのこと」といったのは三輪さんですが
彼女、上村松園もまた「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである」という言葉を残しています。
その言葉の通り「美人画」という作品は数あれど、多くの作品はやはり男性が描いているからでしょうか
女性を描いていても女性の中の子供っぽいあどけなさを感じる部分がありますが、こういう部分もまた男性だけが思い描く女性像だったのかもしれません。
それとは反対に上村松園の描く女性は芯のある、凛としたいわゆる「大人の女」というイメージが私にはあります。
派手すぎない抑えめな色構成のなかに映える色を持ってくる色彩感覚も素晴らしいの一言です。
ヨシダ