楳図かずお版「ゲゲゲの鬼太郎」‼!? まんだらけ限定「猫目小僧」フィギュアをお譲りいただきました。
妖怪と幽霊の違いは?と
妖怪を考えるうえで、必ず挙がる疑問かもしれません。
個人的な感覚では、幽霊は人に害を与える。
妖怪はいつの時代も人々に愛される存在、と言えるのではないかと考えます。
恐ろしいものであるはずの妖怪ですが、妖怪とは人と共に生まれ、生きる存在であるからなのかいつも愛されることの方が多いようなのです。
(たしかに夜道や一人のときに遭遇したらさすがに怖いですが…..)
もはや、いつの時代も妖怪ブームと言っても過言ではないんじゃないでしょうか。
例えば、少し前は『妖怪人間ベム』や『ゲゲゲの鬼太郎』など、この辺りは非常に有名です。
私が学生の頃には妖怪や霊を退治してしまう作品ではあるものの、『幽遊白書』や『地獄先生ぬーベー』など、その人気は非常に高かったです。
最近では『夏目友人帳』や『化物語』など、いわゆるサブカルチャーと呼ばれる類の作品かもしれませんが、妖怪・霊・怪異と言ったものをモチーフとする作品が注目されています。
さらには年齢を超えて、子供たちのあいだには『妖怪ウォッチ』が一大ブームを起こしました。
私が思いつくものの中で特に有名だと思うものを挙げるだけでもこれだけの作品があります。
こうして並べてみると、妖怪と私たち人間の関係はいつの時代においても切っても切れない関係となっていることが改めて思い知らされるようです。
今回写真を貼った「猫目小僧」
猫目小僧と鬼太郎は、妖怪と人間のハーフで、人間に味方するヒーローだけど異形というアウトローであるという。
同じような存在だけどだいぶ違う。
どうしてもテレビでアニメになったりすると、平べったい無毒な単なる正義ヒーローになってしまうのは否めません。
鬼太郎も本当は、誕生した当時は勧善懲悪の自己犠牲的な正義の味方なんかでは決してなかったし、本当のところ猫目小僧も鬼太郎も人間なんか好きじゃないはずなんだ、と私は思ってしまいます。
ただ、その時代によって妖怪が倒されるべき存在なのか、または歩み寄るべき存在なのかというスタンスが分かれている部分があると思われますが、やはり多くが妖怪と歩み寄り、妖怪を愛せるような作品であると私は思います。
ヨシダ