中谷翫古の木彫坐像をお譲り頂きました
東京都中央区で中谷翫古(なかたに がんこ)の美しい木彫坐像をお譲り頂きました。
幅は約68センチ、高さは約58センチ。一木造かと思われ、かなり重いです!
中谷翫古 (なかたに がんこ) ・・・明治元年生れ、昭和12年没(1868-1937年)
広島県安芸出身の彫刻家です。
上京前は鈴木年基に浮世絵、父の中谷省古(豊吉)に彫刻の手ほどきを受けました。
日本彫刻界の巨匠・平櫛田中も 中谷省古に師事していますので、 中谷翫古とは兄弟弟子ということになるそうです。(くまきちさんより)
上京後は竹内久一*に入門します。
竹内久一 *…明治時代の彫刻家/東京美術学校教授(現・東京芸術大学)
大変美しい女性が、何かを大事そうに胸元に抱えています。
大事そうに掌の上に載せている小さな箱は何なのでしょうか、
むむむ、気になります!
どの角度から見ても、物憂げな雰囲気を醸し出しているように感じます。あるいは物語性を纏っているかのような。
平櫛田中もそうですが、 生きてそこにいるかのような存在感を放つ 写実性の高い作風ですね。
あぁ、、作品名がものすごーく気になります。。
【2015/02/16追記】
中谷翫古のご遺族のかたが当店に連絡を下さいまして、
この作品名を教えて下さいました!作品名は、「香り」というのだそうです。
(関連記事:「中谷翫古の作品名が判明!」(くまねこ堂・妻のブログ))
存在感と言えば、くまねこ堂の倉庫の奥で一際存在感を放っている彼も、せっかくですのでご紹介。
とっても大きなオバケのQ太郎です。
いつも笑顔で癒されています。
byキョーコ