シロウトでもわかる紙幣の見方
本日は神奈川県横浜市保土ヶ谷区のお客様より、
小判、江戸時代の古銭、切手、万年筆、勲章、藩札等をお譲りいただきました
買取中は楽しいお話を交え、ご親切にしていただき、ありがとうございます!
上のお写真はお譲りいただきましたお品物の一部です!
くまねこスタッフのわたくし、本物の小判初めて拝見させていただきました~~~っ感激です
小判のイミテーションはたくさん世にあるyo!
↓こちらは江戸時代に各藩が独自に領内に発行した紙幣、藩札(はんさつ)というものです。
オモテと、
ウラ面を激写!
どちらの面も、すごく細かな絵柄、文様が刷られていて思わず見入っていまいました
青いほうは豊前宇佐(現在の九州福岡県あたり)
大黒様のほうは摂津の国(現在の大阪北中部あたり~兵庫県南東部あたり)
のもののようです。これをそれぞれ記載の両替所に持っていくと銀貨等に替えてくれたそうです。
わ~~なんか持って行ってみた~~い( ´艸`)めっちゃ庶民ですみません。
紙幣の査定中、お客様と店主が紙幣に印字された番号についてお話をしていましたので、
この機会に、ここで
\シロウトでもわかる/
紙幣の見方!プチ豆知識コ~~~ナ~~~~~
(∩´∀`)∩ワーワー(∩´∀`)∩(∩´∀`)∩
Q:この、お札に赤で刷られた番号、番号が若ければ若いほど古いの?価値が高まるの?
A :こちらのお札の場合は、番号によって価値が大きく高まるものではございませんでした。
第二次世界大戦後、それまでの軍事仕様のデザインである紙幣を回収し、
新しい紙幣に切り替える「新円切り替え」とインフレの為、
短時間・短期間で超大量に新紙幣を刷る必要がありました(=゚ω゚)ノ
例えば、このハトさん紙幣の場合、
下2桁の「13」は印刷工場の番号を記しており、
(事務所で再度確認したところ)
凸版印刷の板橋工場で製造されたものと解りましたっ(*‘ω‘ *)
同じ流れでこちらの紙幣を見てみましょう
こちらは昭和17年~20年頃に発行された紙幣で、かっこでくくられた番号が刷られています。
もしかして一ケタ=レアもの!?と私も一見思ったのですが、
こちらも組番号(10円券以下の紙幣の「通し番号」が省略されたもの)で、
同じ番号が刷られたものが、当時の大量に紙幣を発行しなければならなかった時代背景の影響で、
沢山存在しています。
出張買取に同行させていただき、事務所で再度お調べさせていただき、同行したスタッフの私も働きながらなんと勉強させていただけるという一石二鳥の「古本骨董くまねこ堂」は現在絶賛スタッフ募集中です。よろしくお願い致します。
ありがとうございました!
かこさん