仁丹の箱や専用ケースを入荷いたしました。
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、入荷いたしました仁丹のご紹介をさせていただきたいと思います。
仁丹といえば、皆さんなじみ深いかとは思われますが、知らないという方のために簡単に説明しますと、さまざまな生薬(現在は16種類だそうです。)を配合した丸薬で、製造元の森下仁丹株式会社さんによると、気分不快、口臭、二日酔い、宿酔、胸つかえ、悪心嘔吐、溜飲、めまい、暑気あたり、乗物酔いなど、数多くの症状に効果があるとのことです。
これは余談ですが、1905年の発売当初は大粒で、ベンガラでコーティングされた「赤大粒仁丹」でしたが、1929年以降は銀箔でコーティングされた「銀粒仁丹」として現在もなお販売されております。
それでは早速、今回入荷したものをご紹介いたしましょう。
写真奥に見える二つの箱は、一般的な仁丹の箱で、今回入荷したものには実際に仁丹の入った袋が入っていました。箱は一見すると同じデザインであるように見えますが、中央のJintanの上に書かれている英語(向かって左は「MOUTH REFRESHER」、右は「DIGESTRIVE & REFRESHING」と書かれています。)や、下に書かれている文字(左は「仁丹」、右は「SILVER PILLS」)などが微妙に異なっています。
写真中央両脇の二つは瓶のケースに入ったもので、写真奥左の物はスティック状になっていますね。写真手前両端の二つは懐中用の金属製のケースで、写真手前中央には鹿苑寺金閣の写真が印刷されたケースが見て取れます。
これらが全部仁丹に関連する商品だというからその種類の豊富さには驚きです。このように、仁丹は、時代時代に合わせて様々な専用ケースや、箱のデザインがあって、収集するのも楽しそうですね。
また、先日は練馬区東大泉のお客様より、銀杯、腕時計、ライター、掛軸、中国美術、花台、洋酒、ウイスキー、洋食器、昭和のカード、ブロマイドをお譲りいただきました。ありがとうございました。
赤尾