夢を食べる獏の鹿角
令和の今日、様々な事象の研究が進み、原因が解明されてきた事が沢山ございますが、
昔は結構色々な事を、八百万の神々や妖怪さんの仕業としていた日本。
今の現実的な要因が目に映る時代も好きですが、
そんな時代もなんか人間味あって素敵だなあ~🍵😸とたまに思いを馳せています。
日本だけでなく、世界各地の歴史にも数多の「現実には存在しない(と、思われる)生き物」が、
古来から神話や伝奇に、
そして現在でも、ゲームや物語、シンボルマーク等、多種多様に!
よく描かれております🐉👹🦋!
世代を超えてもなお語り継がれるそんな生き物たちは、
どんな役割が与えられていてもどこか愛嬌があり、
私達を想像の世界へと誘ってくれる、不思議な存在だと思います!✨
今回は中国から日本へ伝来した伝説の生き物とされる、
獏(ばく)が彫られた鹿角細工がくまねこ堂にやって参りましたので
ご紹介させていただきます~
裏側はこのような感じです。
帯留めのような金具が付いていた形跡が見られます。
身体がウロボロスのように円を描いていたので、竜にも見えたのですが、
お顔が特徴的(特にお鼻)だったので獏と判断いたしました📖💡
獏(バク)
ー東南アジアや中南米に実際に獏という奇蹄類の動物は実在するが、中国には想像上の動物としての獏があり、毛は白黒の斑で、形は熊、鼻は象、目は犀、尾は牛、脚は虎のようだとされ、人間の悪夢を食ってくれるとの俗信があり、また、その皮を敷いて寝ると邪気が避けられるとする。日本では新年初夢のために獏の画を枕の下に置くとよいとする。ー
(「世界宗教用語大事典」より抜粋)
「夢を喰らう伝説の生き物」といわれており、
悪夢を見たときに獏がその悪夢を食べてくれると、
その悪夢はもう見る事がなくなるそうなのです。
これからも何度でも見たい!幸せな夢♡は
食べられても平気だったらイイナ🎵(ご都合主義)
大切なお品物をお譲り頂きまして、誠にありがとうございました。
かこさん