文化椅子・文化テーブルをお譲りいただきました🌷
ヤマハの文化椅子・文化テーブルです!
⛄ ⛄ ⛄
気温の低い日が続いております。皆さまいかがお過ごしですか。
先日会った祖母は40年振りくらいに年賀状を出し、返事が来たと喜んでいました。自分は今年は1通も出せていません。せめていただいた方には送りたいなあと思いつつ、1月は後半となっています。
本日は世田谷のお客様から、文化椅子・文化テーブルなどをいただきました。
文化椅子・文化テーブルについて自分は初めて聞きましたが、調べてみるとあの楽器で有名なメーカー、ヤマハのものでした。
詳細はヤマハの以下のページにあります(「INNOVATION ROAD 展示コレクション 文化椅子」)。以下、参考にして紹介していきます。
https://www.yamaha.com/ja/about/innovation/collection/detail/0008/
ヤマハは家具も作っていたのですね。上記のページを見ると、1923年の関東大震災以後本格的に家具製作を始めたとのことです。ピアノやオルガンの製造で培った木工技術が生かされているのですね。
椅子とテーブルで「山葉文化椅子セット」として発売されていました。
「ワンタッチで折り畳める機構、畳やじゅうたんを傷めない平板を2本渡した独自の脚」と上記サイトにはありますが、いただいたものも折り畳みできます。
以下、このような家具が誕生した背景も少し調べてみます。
大正期には「文化住宅」と呼ばれるものが誕生していました。
朝日新聞ことばマガジン「文化住宅にしひがし」を参考にして、以下記述します。
http://www.asahi.com/special/kotoba/archive2015/danwa/2011011100007.html%3Fpage=1.html
文化住宅は工業化と教育により生まれた中間層の住まいとして、誕生したとのことです。西洋化は上流階級であることを示すというイメージの中で、洋風の書斎が和風の建築に置かれるなどした住居が作られました。
全て洋風にするのはなかなか困難でも、一部に洋風を取り入れて、人々はモダンな生活を求めていったのでしょう。「当時は便利なもの、新しいものにことごとく「文化」を冠し」たと「文化住宅にしひがし」にありますが、今回買取でいただいた「文化椅子」「文化テーブル」も、そのような時代を反映しているのではないかと思います。
ヤマハのサイトには「畳やじゅうたんを傷めない」とありましたが、当時の和風と洋風がおしゃれに混じった空間に、この文化椅子・文化テーブルも馴染んだのでしょう。
触ってみると、今でもしっかりしていました。身体に親しく、心地よい家具です。大量消費社会となった現代では味わえない落ち着きをくれるようです。
貴重なお品物をありがとうございました!
くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
詳細は以下サイトをご覧ください。
https://www.kumaneko-antique.com/genre/
ご処分をお考えの方、またご整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。いろいろなご提案ができるかもしれません。
即日出張買取も、予約がなければ対応できる場合もございます。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!
スタッフ一同心よりお待ちしております!
コトー