東京都中野区で、昭和初期頃の広島伊藤久芳堂の銅蟲喫煙具セットをお譲り頂きました
東京都中野区で、昭和初期頃の広島 伊藤久芳堂の銅蟲喫煙具セットをお譲り頂きました。
共箱の蓋内側には、伊藤久芳堂のラベルや、この喫煙具が贈られた日付け、昭和9年などと毛筆で書かれています。
銅蟲(どうちゅう)細工は、江戸時代の初めころに広島藩主、浅野侯がお抱え職人の清氏に創案させた技法で、銅板を槌で打って表面にツチ目模様を施し、稲の藁で燻して磨き上げる広島県の伝統工芸品です。
また、銅蟲と呼ばれるようになった由来は、銅細工師の佐々木伝兵衛が仕事熱心なあまり「銅の蟲(むし)」と呼ばれたから、なのだそうです!
参考ページ/広島県Web サイト
お盆の裏には、「記念 中国新聞社」とありました。
灰皿や煙草入れの上部にある模様は中国新聞社の社章なのですね。なんと立派な記念品なのでしょう。
くまきちさん曰く、「とても出来のよい品」とのこと。
この喫煙具を作られた職人さんも、仕事の蟲となって一心不乱にお作りになったのではないでしょうか!
byキョーコ