圧倒!:明治期の商標マッチラベルのコレクションを大量にお譲り頂きました。その1
明治期の商標マッチラベルのコレクションを大量にお譲り頂きました。その1
蛇腹状のスクラップブックの両面にびっしりと貼られています。
明治期のマッチの商取引はすべてラベルによって行われていました。
ところが、ラベルを模倣した類似品が出回って市場が混乱したことから
明治17年に商標条例が交付となり、ラベルの商標登録がされるようになったのだそうです。
さて、このスクラップブック、絵柄毎に几帳面にまとめられていました。
ジ〜ン。。。すばらしい!!この分量といい、マッチラベルコレクター(愛燐家/あいりんか・燐票家/りんぴょうか)の鏡です。
さて、まず最初にご紹介するのは、おもに日本国旗・旭日旗をデザインしたラベルです。
軍艦マーチが聞こえてきそうなものばかりですねえ。
中国(中国向け?)のラベルもあります。
↓ これは広義での旭日旗?
↓ 富士山や亀も入って縁起のよい絵柄 ん?もしやお能ですか?『翁』ですよね、にゃん子さん!
↑ アラ??もしかして亀が綱渡りしてる?
マッチラベルは木版で刷られていたので、何度も刷って版がつぶれたのか、同じ絵柄でも線描のくっきりしたものとそうでないものがありました。
お城の絵柄などはかなり細かく彫られています。
朝日と波
扇子に日の丸
どれも目を引くものばかりです。
デザインが素敵過ぎて目移りしてしまい、最初に何をご紹介しようか決めるだけで一苦労でした。。。いやはや
貴重なお品です。
数回に分けてご紹介させて頂きますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。
次回もどうぞお楽しみに!
つづく
byキョーコ