明治前期の下等小学の卒業候事(修業証書)を入荷致しました
明治前期の下等小学の卒業候事(修業証書)を入荷致しました。
(連続でご紹介している明治期のラベルはちょっこっとお休みです!)
下等小学とは、明治19年制定の尋常小学校(義務教育)より以前の学校制度です。
日本の近代学校制度は明治5年の学制から始まったそうで、今回お譲り頂いた卒業候事(証書)は最初の制度時のものになります。
進級するごとに、八級、七級、六級、五級、四級と等級が上がります。
下等小学、上等小学は各4 年、ご紹介の年齢も9歳から10歳です。
身分の隔てなく就学できたそうですが、氏名の脇には平民あるいは氏族などと並記されていたようです。
京都府上京区第弐拾六(26)組!
次回は入荷ほやほやの貴重な資料、軍艦比叡士官の日誌、ご家族とやりとりされた手紙、電報の貼られたスクラップブックなどをご紹介いたします。
どうぞお楽しみに!
byキョーコ