神奈川県横須賀市にて、業者を経由して軍艦比叡士官のご遺族から日誌をお譲り頂きました。
あけましておめでとうございます。
本年も買い取り品をドシドシご紹介できたらと思っております。
どうぞ宜しくお願い致します。
2016年第一回目は、業者を経由してお譲り頂いた軍艦比叡士官の日誌です!
日付は昭和21年1月1日から3月29日まで。
戦後間もない日本の様子を軍人の視点から読むことのできる貴重な資料です。
書き出しは、
「敵軍の占領下に第一回の新年を迎へた。」
天皇制、マッカーサ、神人一体、君民一体、軍閥などの言葉が続きます。
昭和19年パラオに赴任していた弟さんが1月2日に帰宅!
「一家揃って夜の更けるまで語りはつきなかった。」
饑餓(飢餓)に瀕する食料事情の中で軍紀の維持の為に多くの犠牲が払われたことにも触れられています。
「グラマン」六機の銃爆撃を受けて戦死した幼なじみのこと、
進駐軍を招待する宴会が数度開かれたこと、
自決した公使遺髪をご遺族に面会して渡す旨など、、、
肉筆ゆえ、書き手の気持ちが重く生々しく伝わってくるように感じました。。。
byキョーコ