東京都港区にて、細川司光作 花兎蒔絵 雪吹 内銀地をお譲りいただきました。
東京都港区にて、細川司光作 花兎蒔絵 雪吹 内銀地をお譲りいただきました。
前回ご紹介の大棗と同じ作家さんの作ですが、こちらは花兎文様による軽やかな雰囲気の棗となっています。
蓋の甲には金がかぶせてあり、まるで満月のようです。
花兎の図案は、中国、インド、スキタイの国々から室町~桃山時代にかけて渡来した織物の文様で、
植物と動物、すなわち静と動とを組み合わせる文様形式は古く中国で好まれたものだそうです。
日本では茶人たちに大変愛好されました。
細川司光
1941年 石川県生まれ
1969年 山中町漆器蒔絵師見習い
1974年 蒔絵師として独立
1978年 山中町漆器工芸展入選
1983年 山中町漆器蒔絵師作品展で最優秀賞受賞
byキョーコ