千葉県船橋市丸山にて♪ たばこラベル、切手、SEIKOなど時計、陶器等をお譲りいただきました!
千葉県船橋市丸山にて、たばこラベル、切手、SEIKOなど時計、陶器等をお譲りいただきました!
どうもありがとうございます(>▽<)
とりわけ目をひくのが戦前・戦中のたばこラベルを集めたスクラップブック。
見たこともないような美しいデザインの宝庫です…!!
これからくまねこ堂のメンバーですこしずつ紹介していきたいと思います!
本日はこちら
アメリカを代表するたばこ銘柄の「ラッキーストライク(Lucky Strike)」。
たばこを吸わないクラニャンでも名前くらいは知っています(*‘ω‘ *)
あれ…でもこのデザイン、どこか違和感があるような……
地の色が緑だ!!!現在売られているものは白地に赤ですよね。
以前、「ラッキーストライクは第二次世界大戦の原爆投下を記念して作られた」という都市伝説を耳にし、
怪しい説だな~でももしかしたら本当に…?と今まで半信半疑でいました。
「ラッキーストライク(やった、命中したぜ!)」という名称、同心円状に広がる爆風を思わせる大きな円、
そして何より、日本の国旗に酷似した白地に赤丸のデザインが相まって、この説の「あり得そう」感を高めていたと思います。
しかし今回Wikipedia「ラッキーストライク」の記事などを参照すると、この説はあっさり否定されました(;^ω^)
このデザインはそもそも1940年に生み出され(原爆投下よりも前ですね)、当時は緑地に赤丸だったそう。
それが1942年、軍需物資の金属から作られる緑系インク節約のため、白地に変更されたといいます。
つまり、当初のデザイン意図も時期も、原爆とは明らかに無関係だとわかります。いや~都市伝説っていい加減なものですね…
ちなみに、このデザインを手がけたのは、パリに生まれアメリカで活躍したデザイナー、レイモンド・ローウィー(Raymond Loewy、1893-1986)。
今回知って驚いたのですが、私の大好きな不二家「ルックチョコレート」もこの人物のデザインでした(゜゜)
このラッキーストライクのデザイン、原爆投下成功に歓喜したどこかの不謹慎なデザイナーによって作られたのではなく、
「口紅から機関車まで」といわれた大御所デザイナーの代表作だったんですね。
このスクラップブックのデザイン一つ一つに歴史があると思うと、わくわくして興味が尽きません
by クラニャン