神奈川県横浜市のお客さまより、中国の伝統楽器『二胡』をお譲りいただきました!

先日、神奈川県横浜市のお客さまよりご依頼いただいた買取に同行させていただきました。

戦前の母屋が残る豪邸、門からして立派です! お宅の中も趣向を凝らした作り。
しかしお話を伺うと、先に買取の業者さんが来られているようで……古本も骨董も二番手という難しい買取でしたが、それでも店主は家の隅々まで買えるものを探しておりました。
この諦めないプロ根性に私フジタンも習うところが多いです。

今回のお客さまには絵や額、昭和20~30年代ジャズ・歌謡曲のレコード、古本などなどのお品物を譲っていただいたんですが、店主が査定していく中で面白いものが出てきました。

……楽器?

そう!

ニコです!!!

 

『ニコ』と聞くと私はスティーブン・セガール初主演作『刑事ニコ/法の死角』を思い出しますが、残念ながら全く関係ありません。
これは『二胡(にこ)』。中国の伝統的な楽器です。
買取で出てくることはなかなか珍しいので、今回は二胡についてご説明いたしましょう。

『二胡』とは中国の弦楽器の一種。
中国の弦楽器のなかでも、筒型の胴に長い柄が付いたものを特に『胡琴(こきん)』と呼びます。二胡はその胡琴の一種で、そのものズバリ、弦の数が2本だから『二胡』と呼ぶようになったそうです。
似たような形でも『高胡(こうこ)』『板胡(ばんこ)』とかに種類分けされ、音の高さや材質、胴体の形で分類することができます。
胴体が六角柱ですから、二胡の中でも『蘇州二胡』という種類のようですね……って棹に書いてあるし!

中国生まれの楽器である二胡、元型が生まれたのは唐の時代。
昔は中国の北方の地域を『胡』と呼んでいたんですが、そこに住む民族である奚族(けいぞく)がこの楽器を好んで演奏しており、彼らが使う楽器にもそのまま『胡』の字があてられたんだとか。

さて、お譲りいただいた二胡、まじまじと眺めてみましょう。

なんといっても目を引くのは、このアミアミ模様!

そう、ヘビですよ、ヘビ! シャアァーーーッ。

胡琴の多くには胴体部分に蛇の皮が貼り付けられています。
これは琴皮という部位で、2本の弦が震えるとこの皮を打ち、小さな音を発生させます。その音が胴体で共鳴・増幅し、音を出すんです。使用されるのはもっぱらニシキヘビの皮なんですが、現在はワシントン条約で捕獲が禁止されているため現代の二胡は養殖のニシキヘビが使われています。

で、このヘビ皮。
出したい音や胡琴の種類によって適した皮の具合が違うんですが、二胡においては皮が厚く、ウロコの目がより大きいものが好まれます。
ヘビ皮は当然天然ものですから、ヘビが若すぎるとウロコが小さすぎ、年老いていくと目が荒くなったり戦いでキズがついたりと、良質な皮が貴重品であることは想像に難くありません。

楽器の査定においては、唐木などの高級木材でできていたり、部品に金・銀・象牙でできている……などが高価買取のポイントとなるんですが、このニシキヘビの皮もまた、上質であればあるほど稀少性のある素材として評価されるんです!

また、この裏側をご覧ください。

伝統楽器は楽器としての機能だけでなく見た目の美しさも求められます。
今回の二胡に関しては現代のお土産品といったところ。やはり高価買取となるのは古い物、部材や細工の凝った物でして、こういった背面も抜け目なく作られているかが査定のポイントなんですね。
ちなみに、超高級品はこの裏側の装飾も象牙や紫檀などの稀少素材でできているとか。り、リッチすぎる。。。

このお客様は楽器を嗜まれていたようでして、部屋にはバイオリンや太鼓などの楽器も見えておりました。音楽を学ばれている方のお宅では見たことのない珍しい民族・伝統楽器が飛び出すこともあり、これもまた買取の醍醐味でございます。

くまねこ堂では、古い中国の楽器も積極的に取り扱っております!
ご自宅に心当たりのある方は、ぜひともお気軽に、くまねこ堂にご連絡を!

 

フジタン

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