尾崎谷斎の煙管筒をお譲り頂きました
東京都江東区で根付師 尾崎谷斎の鹿角の煙管筒をお譲り頂きました。
お気づきになられた方もおられると思います。こちらにも瓢箪が!
この瓢箪、スゴイのです。縁に切り金が入っているように見えますが、そうではありません。彫と塗(朱の部分は漆?)によってそのように見せているのです!
↓ 口の部分にもそのような技術が見られます。金の部分はどのような細工になっているのでしょう。。。
作者の尾崎 谷斎(おざき こくさい1835-1894年/天保6年-明治27年_長男は尾崎紅葉!)は、独特な作風と高度な彫の技術により当時大変な人気作家で、「谷斎ものを持たない芸者は本物ではない!」とまで言われたそうです。
象牙の作品もあるにはありますが、安価な鹿角をあえて好んで使ったそうです。
谷斎の手がかかれば鹿角も大変高価な芸術品に大変身。愉快なことです。
時代の最先端を走っていた谷斎の作品は時代を越えてもなお我々の目を楽しませてくれます。ホレボレ。。。
byキョーコ