日中戦争中の北京、上海の様子を収めたアルバムをお譲りいただきました!

 先般、郵政事業を担当していた、とある官僚の方のご遺族のお宅での買取でお譲りいただいた、中国聯合準備銀行券、蒙古聯合自治政府下の蒙疆銀行など日本の傀儡政権下で発行された紙幣を取り上げました(※)。今回はそれに引き続いて、同じくお譲りいただきましたアルバムのいくつかをご紹介していきます。

※旧満州国の郵政事業、紙幣流通に関する記録・物品をお譲り頂きました!(くまねこ堂骨董ブログ、2020年3月5日)
https://www.kumaneko-antique.com/15494/

 一点ずつ画像を掲示した上で、背表紙のタイトルは「 」で記し、確認できた日付と大きさを付記し、いくつかの写真についてご紹介いたします。

 

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▲「8 従軍時代 引伸のもの」(1942年3月20日~12月5日) タテ30㎝×ヨコ23㎝


 表紙には、銀箔に海岸と灯台を描いたものが貼られています。
3月20日は、北京の偕行社前で撮影。上掲の12月5日の写真は北京の万寿山です。ここには、現存する楼閣と同様のものが写っています。

 

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▲「9 従軍時代 主として北京(一)」(1942年3月20日~6月18日)タテ30㎝×ヨコ23㎝


 表紙に騎兵のレリーフが施されています。
 ここには3月29日の天津にて、事務局長と共に撮影したものや、6月2日の事務員の凱旋の記念写真が収められています。「本部前にて」というのは、北支那派遣軍の本部かと思われます。事務局長、事務員というのは、先般ご紹介した通りに郵政事務のスタッフということなのではないでしょうか。
 その他、8㎝×6㎝で現像された写真が並んでいます。これらは、紫禁城や万寿山などの名所を撮影したものです。なお、「10 従軍時代 主として北京(二)」タテ30㎝×ヨコ23㎝
もございますが、こちらにはキャプションはございません。

 

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▲「11 従軍時代 上海、南京、荊州方面」 タテ18㎝×ヨコ27㎝


 表紙には、猛禽類に東・東南アジアを範囲とする円形の地図があしらわれています。
 日付、場所は不明(おそらく上海か)ですが、三人の日本兵の彫像が撮られています。銃剣を構えているので、いわゆる「爆弾(肉弾)三勇士」ではありません。これに続いて、路面電車やビルの写真もあります。
 このアルバムには、「加納部隊奮戦之地道」の道標の写真もあります。ここは、1937年8月13日に勃発した上海戦に関わる地でしょう。「加納」は加納治雄大佐を指している思われ、おそらくは加納大佐が連隊長を務めていた中支那派遣軍の歩兵第101連隊にまつわる場所なのでしょう。

 ほかにも、天津、徐州、さらにはモンゴルの写真を収めたアルバムもございます。機会があればこちらも紹介したいと考えております。くまねこ堂では、こうした史資料も扱っており、買取のご依頼をお待ちしております。ご覧いただきありがとうございました。

 

小野坂


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