蒔絵螺鈿の笄と櫛のセットをお譲り頂きました
西東京市ひばりが丘で、蒔絵螺鈿の笄と櫛のセットをお譲り頂きました。銘入りです。
前回の記事「皇室に近しい、由緒ある血筋のお宅」での買取り品ご紹介の第2回目になります。
表から裏にかけて絵柄が続きます。
螺鈿で細工された花びらや葉の部分は、見る角度によって色合いが変わり、まるでホログラムの様です。
笄と櫛とで絵柄が呼応していているので、並べてみるとその遊び心が楽しいです。
くまきちさん曰く、江戸や明治期のものほど古くはなく、恐らく大正か戦前くらいのものでしょうとのことでした。
金銀が鮮やかで華やかな絵柄なので、ハレの場で身につけられたものかしら、と想像します。
笄や櫛は左右対称の形をしていますが、絵柄の入り方、非対称のズレが何とも心地よいです。
奥行きではなく平面世界での間合いと申しましょうか。また、その中で直線や曲線が絶妙に交じり合って古典的でありながら粋な絵柄だと感じます。
美しいですねぇ、、、眺めていると何だか日本人の血がうずきます!
第3回につづく
byキョーコ