明治期頃の高岡銅器の花器をお譲り頂きました
西東京市ひばりが丘で明治期頃の高岡銅器の花器をお譲り頂きました。
8月9日の記事「皇室に近しい、由緒ある血筋のお宅」での買取り品ご紹介の第3回目になります。
高さは約37センチ、胴回りは約32.5センチ。重さは12.6キロ。
私などが持ち上げるには気合のいる重量です。
遠目からこの花器を見た時に、「何かいる!?」と感じて近寄ってみますと、
美しい曲線の中でひっそりと鯉が泳いでいました。
夜、月明りに枝葉の合間から池をのぞき見たようなドキドキ感です。
静謐さが漂います。
表面はわずかな凹凸があるのみですが、陰影によって驚くほど写実的な表情を見せてくれます。
原型師さんの大変なデッサン力・技術力を感じずにいられません!さすが高岡銅器です。
底には刻印がありますが、んー、すみません。部分的に読めません。
中には口径のサイズに合わせた円柱状の水入も入っており、花器として使用する場合の実用性も兼ね備えています。
とはいえ、この特別に上品な花器に花を生けるのは容易なことではありませんね!
第4回につづく、、、
byキョーコ