玉屋のスコープ付き羅針盤を入荷いたしました。
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回ご紹介するのは昔の測量機器らしき器具です。あれこれ申し上げる前に、まずはどんなものなのか、皆様にご覧に入れたいと思います。
どうぞご覧ください。
金具の部分は全体的に薄く錆びで覆われており、かすかに目盛りが読み取れます。鏡筒は水平軸のまわりに回転できるようになっていて、その下には比較的大きな方位磁針があります。その下の部分は鉛直軸を中心に回転可能で、これらによって何か対象物の方向(経緯)を計測していたのではないかと考えられます。それは天体観測に用いられたのか、或いは土地の測量に用いられたのか、これだけでははっきり致しません。実際私も鏡筒を覗いてみましたが、レンズが汚れていてうまく見えませんでした。
方位磁針の盤面を見てみると、「T.TAMAYA TOKIO」の文字があることがわかります。
TAMAYAは恐らく老舗測量機器メーカーである玉屋をさしていて、この器具が玉屋製のものであることが分かります。しかし、その製造年代は曖昧です。現在、「タマヤ計測システム株式会社」という会社があるそうなのですが、その前身は玉屋であるのかもしれません。
出張買取にて、埼玉県さいたま市のお客様より、CD、DVD、芸能、手芸本、ディアゴスティーニ、洋酒、アクセサリー、おもちゃ等をお譲りいただきました。ありがとうございます。
以上、拙文をお読みいただきありがとうございました。
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赤尾