手書きのクリスマスカードをお譲り頂きました。―その4―
西東京市で、古いクリスマスカードをお譲り頂きました。―その4―
前回まで木版画のクリスマスカードをご紹介させていただきましたが、今回は手描きのクリスマスカードです。
水彩や色鉛筆などで1枚1枚丁寧に描かれています。
他にもまだたくさんあるのですが、めくっているうちにこんなメッセージがありました。
なるほど!
このたくさんのカードの持ち主は学校の先生で、パリにお住まいなのですね。
渡仏前の教え子たちが毎年先生に手製のカードを送っていたのでしょう。
「パリでの最後のクリスマス」とありますから、先生は少なくとも2年か3年はパリにいらしたのかもしれません。
生徒たちの心のこもったカードを帰国の際に持ち帰り、先生のご家族もずっと大事にとっていらしたのですね。
これらのカードはいつ書かれたのかはっきりわかりませんが、一緒に保管してあったものは戦前から戦後すぐのものが多かったので、その頃のものかと思います。
当時10代だった生徒たちがこのカードを見たら、さぞかし驚くことでしょう!
Byキョーコ