おもちゃ・プラモデルなどをお譲りいただきました🛫
もくもくとした雲が浮かび、まるで夏のような空である今日この頃です。
そんな空を飛行機が飛んでいく景色をよく見ます。そういう時、自分の頭の中には荒井由実の「ひこうき雲」が流れます。
先日は埼玉県川口市に、遺品整理でお伺いしました。1960年代から70年代のおもちゃ・プラモデルを中心に、たくさんのお品物をいただいております🚙
お子様の様々なものを、たくさんたくさんとっておかれていたこと、ご両親の愛を感じました。
遊戯王などのカード類もいただいております。
その他、レゴなどもたくさんいただきました。
また、以下のようなプラモデルなどもございました。
戦車や戦闘機、飛行機など。
プラモデルを見ると、やはりこのような乗り物たちはカッコイイものなのだと思います。実用のためのものであるから、洗練されておりそれが美しさを生むのでしょう。
それらをカッコイイとか美しいと思う自分の心の動きに、自覚的であるべきだということを、自分は宮崎駿作品を観てよく思います。宮崎が戦車や戦闘機に魅力を感じつつ、しかし戦争反対である矛盾が、作品を重みあるものにしているのでしょう。「風立ちぬ」では特にそれを感じました。相反するものがあるのが、人間なのです。宮崎が自己矛盾を抱えつつ闘っているのを感じるから、彼の作品は好きになれる。
一方で、飛行機が出てくる作品としては上田岳弘「ニムロッド」も頭に浮かびましたが、そこには今はなきNEVERまとめから引用された「駄目な飛行機コレクション」が登場します。そのような「駄目」には、戦車や戦闘機として完成できなかったもの特有の、実用と効率を追い求めるのにそれを叶えることができない人間の性を感じて魅力です。能率を求めて全てが取替可能となっていく中で、執着に人間の存続の可能性が仄見えることを感じさせるのに、「駄目な飛行機コレクション」は作品で重要な役割を果たしていました。
飛行機という、高度な技術で人間の限界を超えていくものには、無駄をなくした美しさを生み出す一方で、能率を求めて無駄を生んでしまうという、人間の二面性がよく表れるのかもしれません。
たくさんの戦車や戦闘機・飛行機などのプラモデルを拝見し、そのようなことを考えました。それがおもちゃとして、少年たちの心を掴んでいること、そして少年たちが大人になっていくことを思うと、様々考えが巡りました。
話が逸れてしまいました。今回の買取でいただいたお品物の紹介に戻ります。
この度は以下のような絶版漫画もいただいております。サンコミックや、水木しげる・手塚治虫の作品も多数いただきました。
加えて、オーディオ、レコード、サックスなど楽器もいただきました。
様々なお品物をありがとうございました!
戦車や戦闘機・飛行機などのプラモデルを拝見したことをきっかけとして、高くきらきらと晴れる季節が近づいているのを感じながら、宮崎駿「風立ちぬ」をまた観返したいと思った今回の買取でした。
くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
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本日もお読みくださりありがとうございました。
コトー