続・中国切手 ~絶滅危惧種ヨウスコウカワイルカを守ろう~
今回は久しぶりに切手のご紹介ですが、切手は以前にもシリーズものでブログを書きました。
まずは金魚でしょうか。様々な種類の金魚ですね。水族館に来たような気分になれる美しい切手たちです。
使用されると判が押され、それで切手というアイテムは完成される(エンタイヤ)ということを書いた記憶があります。
調べたところ切手にはエンタイア、つまり実際に使用されたスタンプが押されたもののほうが価値が高いということがあるそうです。[entire 完全な、無傷の] といった意味があります。確かに切手は郵送するためにあるのですから、使われて(その証としてスタンプが押されて)初めて完成するというのは理にかなっているように思います。
このように貼られていたのではという予想です。絶妙にピースがかみ合っていない気もします。
この中国レトロな字体とカラーリングが可愛らしいこちらのアイテム、中身は当然切手です。
こちらはイルカの切手です。泳ぐ生き物の切手はなぜだか好きかもしれません。
調べてみると白鱀豚はヨウスコウカワイルカという意味でした。日本語でもイルカは漢字で海豚と書きますよね。
ヨウスコウカワイルカ (揚子江河鯆、Lipotes vexillifer) は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)ヨウスコウカワイルカ科ヨウスコウカワイルカ属に分類されるイルカの一種。本種のみでヨウスコウカワイルカ科ヨウスコウカワイルカ属を構成する。
カッコいいですね。人間よりも固有性が高いのです。
紀元前3世紀ごろに書かれた中国の辞典である『爾雅』にヨウスコウカワイルカに関する記述があり、当時の生息数は約5,000頭と推定されている。中国の伝統的な物語において、ヨウスコウカワイルカは、愛していない男との結婚を拒否して家族に溺死させられた姫の生まれ変わりとして描かれている。
ロマンチックですね。
しかし現在
ヨウスコウカワイルカの個体数は、中国の工業化、魚の乱獲、船舶による水上輸送、水力発電などの影響により激減している。
だそうで
本種を保護する努力は行われているが、2006年の大規模な調査でも生息の確認はできなかったため絶滅が宣言される。ヨウスコウカワイルカが絶滅した場合、1950年代のニホンアシカやカリブモンクアザラシの絶滅以来の水生哺乳類の絶滅とされる。
すみません。ウィキペディアからの引用ばかりになってしまいました。
こういう人間がまっさきにチャットGPT君に取って代わられてしまうのでしょう。
悲しいです。
英文和訳なんかも彼らの種族は得意なのでしょう。
しかし二ホンアシカなんかも調べてみるとなかなか古代生物感があり不思議な気持ちになります。
一目見たかったヨウスコウカワイルカですが、今は切手でどうかお納めください。切手など古いものと絶滅危惧種というのは奇しくも似ていて、やはり保全しよう、捜索しようという努力はともかく大事です。
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小野