「リカちゃんの35年のあゆみ」を見ていきましょう~昭和のおもちゃの買取依頼、大歓迎です!

リカちゃんの35年のあゆみ

先日玩具業界の会社様から資料等をお譲りいただきました。
どうもありがとうございました!

その中の一つがこちら『リカちゃんの35年のあゆみ(リカちゃん誕生35周年記念)』という冊子です。
薄い冊子ではありますが、ほとんどリカちゃんを知らない僕にとっては、全ページとても面白かったです!
ではまずは目次を見てみましょう。

リカちゃんの35年のあゆみ

②「リカちゃん」の基本理念 はすぐに目につき、ジャンキーに気になります。
一方、視点的に面白いのは後半です。【⑧時代に合わせて進化し、広がった「リカちゃん」の世界】あたりから「リカちゃん」事業について順を追って理解することができそうです。【⑫資料年表】【⑬「リカちゃん」累積販売数】などは資料的に見ていてとても面白いです。
かいつまんでご紹介したいところですが、【①はじめに】は外せません。

リカちゃんの35年のあゆみ

みなさんは「リカちゃん」のことをどれほどご存知でしょうか?
僕は本当に全く知りませんでした。それどころか単体の人形という商品にピンと来ていない節もあり、「国語と音楽は好きだけど、算数は苦手。(本文2行目)」といった設定、世界観を読むというのはなんだか不思議な感じがします。
1967年に発売開始ということは、うちの母も「リカちゃん」世代なのでしょう。

リカちゃんの35年のあゆみ

基本理念にはなかなか深いことが書かれています。タカラがその看板商品のために作成した参考資料ということで、本気を感じます。
3,4つ目のパラグラフから引用します。

私達は、「リカちゃん」の”ごっこ遊び”を通して、少女達の美意識や感性を発露させ、さらに社会性の学習や感性情操の育成を目指しています。

(中略)

「リカちゃん」を通し、少女の心を豊かにし、生活ルール・しつけ・社会のしくみが学べる文化的・社会的貢献を提唱しています。

すごいです。僕が思っている以上に教育をジャックしていたのかもしれません。
たしかに「リカちゃん」世代の方々の雰囲気や基本姿勢みたいなものに「リカちゃん」理念的なる何かを感じられる気がしないでもないです。

リカちゃんの35年のあゆみ

【3.「リカちゃん」の歴史 ~その2・人形「リカちゃん」の誕生】にも興味深いことが書かれています。

「リカちゃん」は少女マンガのヒロインがモデルです。しかし発売当時、お母さんたちの中には「お人形らしくない」「ツンとすまして、お高くとまった感じ」などあまり評判は良くなかったようです。というのもそれまでのころころと丸みのあるふっくらとした人形とは全く違っていたからです。
 しかし1960年代の少女たちが憧れる世界というのは、当時人気を呼び始めていた少女マンガの世界にありました。
 また輸入されていたアメリカ製の人形は「少女マンガのヒロイン的」なものに近いものでしたが、大柄で肉感的な部分があり、日本人の生活感からはややかけ離れたものでした。
 この二つの要件をクリアするよう「ちょっと憧れられて、でも手のひらに収まるような、親しみやすさがある」人形として商品化されたのでした。

1963年には「週刊少女フレンド」「週刊マーガレット」が、1968年には「少女コミック」「週刊セブンティーン」などが創刊されています。「トキワ壮」「ガロ」なども60年代ですから、少女マンガでも同様に、漫画がかなり影響力を持ちだした時代だったのですね

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くまねこ堂では、様々なお品物を買取させていただいております。「リカちゃん」などのおもちゃは、特に古いものなどお見せいただけると大変嬉しいです!また同社タカラトミーのトミカポケモン関係などや、最後に書かせていただきました古い漫画雑誌なども出張にて何度も買取させていただいております。

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スタッフ一同ご依頼を心よりお待ちしております。

小野

 


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