バービー人形などをお譲りいただきました✨
雨が続いて、なんだか梅雨みたいだなあと思っていたら、もう六月でした。
今年ももう半分が過ぎてしまうのかと思うと、絶句です。自分は何をしているのか。焦るばかりで身体は重いです。
先日は八千代市八千代台に出張買取にお伺いしました。リフォーム・建替えに伴うお片付けで、遺品整理もいたしました。ギフトや源右衛門、レコード、数学書などの学習参考書をいただいております。加えて以下のような古いバービー人形もお譲りいただきました!
ケンもいます。
今回バービー人形をいただき、頭に思い浮かんだのは、この夏に公開される映画「バービー」でした。予告を劇場で観て、面白そうだとなっています。公式HPは以下です。
https://wwws.warnerbros.co.jp/barbie/
公式HPにも掲載されているUS版本予告を観たのですが、お人形であるバービーが、全てが完璧なお人形世界を抜け出し現実の人間世界に来てしまった、さてどうなることやら…というようなお話のようです。
https://www.youtube.com/watch?v=jDHx8HGMKfo
予告編を観ると、お人形としてのバービーやケンが人間に接近してしまうことで、バービーやケン、またそれをおもちゃとして引き継いできた人間たちの考えが露わになってしまう、そのような場面が映画にはたくさんあるようです。
例えば、バービーの足は常に爪先立ちであったのに、最近は足がべったり地面についてしまう!なんてこった!と嘆いているシーンがありました。自分はお人形遊びをあまりしてこなかったので、これは発見でした。バービーの足はハイヒール用に作られているのです。着せ替えの靴には、ハイヒールしかないから!女の子はハイヒールを履くものだから!
バービーがお人形世界の知恵者に相談しに行く場面もあるようですが、そこで知恵者は、「君はお人形世界を選ぶのかい、それともリアルな人間世界を選ぶのかい?」というような問いをバービーにしています。そこで前者の象徴とされるのはピンクのハイヒールで、後者のそれは茶色いヒールなしのサンダルでした。そこでバービーはハイヒールを即決しています。
お人形は樹脂製で人間のように柔らかくはできないから、お人形の足をどのような靴に合わせたものにするのかは、人間が人形を作る際に起こる選択です。どのような顔立ちにするか、身体つきにするか、というのも人間が設計することです。お人形自身が変化したりすることはあまりありません。何かを作るなら、選択がされているのだし、必ず限定があります。全てを含むことはできない。
お人形、子供のおもちゃとして普段何気なく扱っているものでも、ハイヒールに合わせた足の形のように、そのお人形を作った人々の選択と思想が表れています。それを「お人形が人間世界に入り込む」というような物語を作ることで、明らかにしてしまう。その手つきに巧みさを感じさせる予告編でした。人間世界に来てしまったお人形の困惑、一方でお人形が現実にいることで起きる人間世界の混乱、は、我々に人間世界そのものについて考えさせるのでしょう。お人形がリアルワールドに混じってしまうというフィクションによって、人間世界そのものを考究しているのです。そこで得られるものは、物語を通してしかわからないこともあるはずです。
まだ公開前の映画について、予告編の印象だけで長々語ってしまいました。公開は8月のようです、楽しみです。
このような映画もあるとのことですし、皆様も一度ご実家の箪笥の奥にしまわれたお人形たちを取り出してみるのはいかがでしょうか。子供の頃に楽しく遊んだ彼らは、あなたが大人になった今、思わぬ発見をさせてくれるかもしれません。
くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
ご処分をお考えの方、またご整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。いろいろなご提案ができるかもしれません。
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コトー