神奈川県横浜市にて、中国磁器 景徳鎮の花器(壺)をお譲り頂きました
神奈川県横浜市にて、中国磁器 景徳鎮の花器(壺)をお譲り頂きました。
くまきちさん曰く、出来はマアマアかなぁとのことです。高さは31センチほど。
景徳鎮は中国の有名な陶磁器です。
歴史は古く、唐代に昌南鎮窯として始まり、北宋の景徳年間(1004-1007年)に 官窯(中国宮廷直属の陶磁窯) となり景徳鎮窯と改称。底に景徳と紀款を入れた為、その後景徳鎮と呼ばれるようになりました。
官窯では宮廷に納品するために数多く焼かれましたが、厳しい品質チェックがあり、規格にそぐわないものは流出しないよう、その場で全て割られてしまったそうです。
そんな高品質の景徳鎮は、明の時代に同量の金や銀より価値を持ち、明王朝を訪問する近隣諸国代表者への下賜としても使われていたそうです。
当時は中国国内のみならず、ヨーロッパまでも輸出され、日本へは朝鮮を経由して製品や技術がもたらされます。日本磁器のルーツでもあるのですね。
産地である景徳鎮市は江西省東北部に位置し、日本の有田市や瀬戸市と友好都市となっています。
byキョーコ