東京都杉並区で、蓋付きの古い硯をお譲り頂きました
東京都杉並区で、蓋付きの古い硯をお譲り頂きました。
蓋の木は花梨のようです。
くまきちさん曰く、中国の唐物趣味を日本が重用/融合したものではないかな、とのことでした。
サイズは蓋なしで約10×16×4センチ。とても重いです。
墨を磨る部分と墨汁を溜める部分にあまり段差がなく、ゆるやかです。
それに対し、裏側はぐっとカーブしていますので、裏は裏で何か使い道があったのではないかしら、と思ってしまいたくなるような形状です。
不勉強なもので、側面の文字に読めない部分が。。。
この硯に限らず、買取品の中には、印、漢字や仮名で読めないものが時折あります。
先日も戦後すぐの頃の毛筆の手紙が判読できなかったのですが、後日、プロの方が解読されたもののコピーをにゃん子さんがくださいました。
へぇ~なるほど!というレベルではなく、訳文すら日本語に見えない部分が多々あり、自分の無学が悲しかったです。
読めなかったときは悔しく、運よく読めたときは本当に嬉しいです。
判読は楽しい仕事のうちのひとつです。
byキョーコ