東京都杉並区にて、伊藤忠財閥の2代目当主伊藤忠兵衛直筆の御扇子をお譲り頂きました
東京都杉並区にて、伊藤忠財閥の2代目当主、伊藤忠兵衛直筆の御扇子をお譲り頂きました。
くまきちさん曰く、伊藤忠とかかわりのある方からの買い取りであったのだそうです。
左が伊藤忠兵衛直筆の御扇子です。
いつごろ書かれたものかわかりませんが、 二代目伊藤忠兵衛は明治19年の生まれ、昭和48年にお亡くなりになっているので、相応に古い物ですね。
芦乃芽や 志賀に(は) ささなみ/さくなみ・・・・・
ムムー、勉強不足の私には所々しか読めません。
(所々も間違っていたらゴメンナサイ)
二代目は初代伊藤忠兵衛が呉服店として創業した店を受け継いで経営を拡大し、商社の礎を築いた事業家です。
伊藤忠商事株式会社のwebサイトには 二代目についてこんな記述がありました。
大正9年の金融恐慌による経営危機の際は、「屈すべきときに屈しなければ、伸びるときに伸びられない」という哲学のもと、大胆な事業縮小と経営改革を断行し、未曾有の難局を乗りきりました。このとき彼が新たに組織した経営陣は、忠兵衛以下平均年齢35歳という若さ。まるで現代のベンチャー企業の経営体制をみるようです。
この御扇子、覚書が巻かれていて、「お母さま 忠兵衛さま 御直筆」と書かれていました。
こちら、お母さまが書かれたとある御扇子。
一見、何かしら?と思いますが、覚書にはこうあります。
「お母さまより 腹をたてるな ○○の宝もの 大切に」
とあります。
腹を立てるな!だから、「腹」の字が横になっていたのですね!
扇子を横にすると
これは素敵!
この御扇子を贈ってくださったお母さま、粋です。
私もこの御扇子を記憶に留めて、「腹をたてない」を心掛けたいと思います。
byキョーコ