日本画家紹介シリーズ その④ ~現代洋書家編~

こんにちは、くまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます!
日本画家紹介シリーズ第4弾ですicon_surprised.gif
今回は日本書画名覧の「現代洋書家」の番付から日本の書画、絵画作品の作者を抜粋してご紹介させていただこうと思います。
「日本書画名覧」とは日本の書作品や絵画作品の作者をジャンルごとに分類し番付(ランキングのような形)方式で記載している品物になります。

前回までのシリーズはこちら↓

日本画家紹介シリーズ その①~故人国書各派名家編~
日本画家紹介シリーズ その➁~現代国書各派名家編~
日本画家紹介シリーズ その③~故人南書名家編~

「現代洋書家」の洋書、とは西洋画、ヨーロッパで普及した画材・技法で描かれた絵画のことで、主に油絵のことを指します。
この日本書画名覧は明治45年6月に発行されたものですのでその当時存命だった西洋画家の番付ということになります。

また画像では分かりづらいため、書き起こさせていただきます!

中村不折、満谷国四郎、吉田博、岡精一、高村眞夫、中川八郎、小杉放庵、石川寅治、川合新蔵、都鳥英喜、松岡寿、石井柏亭、渡部審也、小山正太郎、和田三造、中沢弘光、山本森之助、藤島武二、湯浅一郎、川村清雄、久米桂一郎、岩村透、跡見泰、岡吉枝、小林萬吾、小林鐘吉、黒田清輝、和田英作、松井昇、南薫造、寺松小太郎、青山熊治、丸山晩霞、倉田白羊、渡辺与平、藤島英輔、三上知治、山下繁雄、中村彝、間部時雄、正宗得三郎、永池秀太、伊藤快彦、大橋正尭、川端龍子、長尾黙、鹿子木孟郎、五性田義松、長原孝太郎、橋本邦助、石橋和訓、三宅克己、九里四郎、矢崎千代二、熊谷守一、村上天流、柴田節蔵、高木誠一、田辺至、加藤静児、坂本繁二郎、赤松麟作、山下新太郎、眞山孝治、高橋芝山、岡田三郎助、中野營三、石川欽一郎、有島生馬、相田寅彦、磯部忠、赤城泰舒、伊藤善一郎、中林僊、土岐芳助、佐々木義雄、夏目七策、織田一磨、森川松之助、水野以文、森田恒友、長谷川曹一、平木政次、茨木猪之吉、真野紀太郎、松山忠三、宮崎興平、松村巽、片多徳郎、白滝幾之助、津田青楓、井垣嘉平、池田治三郎、田辺至、寺松国太郎、佐藤均、岡野榮、有田四郎、田崎延次郎、森田太三郎、鈴木一之亮、細井未明、久米福衛、山脇信徳、庄野宗之助、二宮俊一、五島健三、渡辺亮輔、渡辺省三

この中から岡田三郎助を少しご紹介させていただきます。

岡田三郎助は明治から昭和にかけて活躍し、美麗な女性像を多く描いた洋画家です。
曽山幸彦の画塾や洋風絵画専修のために大幸館に入学し技術を磨き、
卒業後は黒田清輝なども指導を受けたラファエル・コランに師事。フランスに留学した後、東京美術大学の教授も務めました。
フランスから帰国した岡田三郎助は、パッチリとした目や卵型の輪郭など、江戸時代で美人だとされてきた細い目、面長の特徴とは違う女性像を描いています。

代表作「婦人像」の頬杖をつき、物憂げな様相の女性は、
大きな眼から様々な心感が伝わってくるようです。
西洋の影響を受けたと思われるその作画は、当時その時代までの世間の「美人」イメージを変化させたとも言われています。
固定されたイメージを変化させてしまう程の魅力を宿す岡田三郎助の作品達、是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。

日本画家紹介シリーズ、まだ続きます!随時更新していきますのでよろしくお願いしますb_body_jump.gif
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