切手という小宇宙②|切手ブックのご紹介です
以前切手郵送販売の新聞記事をご紹介させていただきました。
切手という小宇宙|中国切手のご紹介です(2023年2月23日 くまねこ堂ブログ)
新聞の記事を読み、郵送にて切手を購入するというのも、現代の感覚からするとワクワクするような買い物体験だと感じました。
今回も同様、いや、それ以上にまた楽しそうなかつての切手購入方法をご紹介させていただきます。
こちらは「切手ブック」と呼ばれるもので、本来はこのマス目の部分に切手が貼りつけられていて、パラパラパラとめくっていただくと…
このように(このようにと言っても主役の切手がないため非常につまらない写真ですね。すみません)切手を眺めることができます。このブックというのは「東京切手センター」から送ってもらったものですが、5日以内に返さなければいけません。その間に穴が空くほどこのブックを見て、そして検討し、あるいは熱に浮かされ、一枚、また一枚と剥がし取っていくのです。
すみません、システムを先に説明しておきましょう。
【手順】
①ブックを受け取り、眺める
②欲しいものがあれば剥がし、自分の懐へ。そうでないものについては剥がさない
③剥がした分の代金を数え、代金と一緒にブックを送り返す。
大まかには以上のような流れです。
切手が手元にある、つまり一時的に手に入る、という部分が非常に巧妙ですよね。だってそれはもう、初見で気に入らなくとも良い部分が見えてくるということもあるわけです。
5日以内というのも絶妙な期限です。3日では短いし、1週間は長い。
このブックをお持ちだということは、この方はこちらをブックごと全て購入したということの証なのです。こういった時に僕は人間らしさを感じざるを得ません。実に英断ですよね。
では今回は以上で失礼いたします。次回は切手の写真多めです。お楽しみにお待ちください。
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くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
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本日もお読みくださりありがとうございました。
小野