東京都内にて、昭和6年の新聞記事の切り抜きが貼られたスクラップをお譲り頂きました
連続でお送りしている戦前のスクラップ記事、本日は昭和6年の新聞切り抜きをご紹介いたします。
昭和6年と言えば、満州事変が起きた年です。
(以下、誤字脱字があった場合はご容赦くださいませ)
まず目を引かれたのは、
「満州事変は子供の心理にどんな反映を与えたか」
親として教育家として敵愾心より正義心を導け
大人が戦争を恐るべき事だとすると、子供も、戦争は恐ろしいものだと思ふし、大人が戦争を勇ましいものだとすると、子供も戦争を勇ましいものだとするやうになる~
教育家の方面からいへば、敵愾心よりも正義心、敵を憎むといふよりも自分の國の意識、さういふものを、この際正しく導き、発展させて行きたいものと思ひます~
満蒙対策座談会
出席者
来賓側:伯爵、男爵、子爵、元内務大臣、政友会総務、貴族院議員、日清汽船社長、鮮銀総裁、満鉄東京支社長、陸軍少将、三井合名常務理事他
本社側(新聞社):社賓、副社長、本社顧問、副主幹、政治部長他
兵匪討伐の皇軍
戦線急速度に進展
晴れの門出
家族に激励され わが勇士出発
軍装検査中誤って中隊長を射殺す
戦場でなら、、、と悲しむ母堂
田庄台市街戦
山海関守備隊の武装検査と大隊教練
北寧線上の激戦 白旗堡で火蓋切らる
戦史にもない新戦術
当時のメディアがどのように戦況を伝えていたのかわかりますね。
このスクラップ帖は女性が作成したもののようなので、もしかしたらご子息が出兵されて、熱心に記事を集めておられたのかもしれない、と想像しました。。。
byキョーコ