買取事例
イタリアもの:東京都板橋区にて明治期のマッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その8
東京都板橋区にて明治期のマッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その8
その7でご紹介した、やんちゃな絵柄のつづきで、同じくイタリアものです。
一見、枝の上で天使が戯れているのかと思うような微笑ましい絵柄。
ところが、むむむー
男の子がちょうちょを矢で射止めようとしているではありませんか。
あーーー、ダメダメ
射止めたちょうちょに斧を振り上げていますよーー。
右側のお兄さんのような翅が自分も欲しい、ということなのでしょうか。
まぁ、、、こちらの絵柄ではお兄さんにぶたれています。
お兄さんの手元にあるのは教科書でしょうか。
答えを間違えて怒られているのかもしれませんねー。
そしてこちら。
でんでん虫の子、 ザリガニの子に「川にはいれよ~」といじめられているようです。
こちらも昆虫や鳥が擬人化されてかなり独特な描き方です。
本日の締めくくりに女の子の絵柄も。
昆虫がリアルでちょっぴり怖いですが、メルヘンチックという見方も。。。
次回もどうぞ楽しみに!
byキョーコ
黄金のファラオと大ピラミッド展(森アーツセンターギャラリー)のご案内をいただきました。
黄金のファラオと大ピラミッド展(森アーツセンターギャラリー)のポスターやチラシなどをいただきました。
ありがとうございました!
道行く方の目につくように、早速くまねこ堂のドアに貼らせて頂きました。
10月16日から1月3日まで開催です。ちょうど本日からですね。
国立カイロ美術館から100点あまりの至宝が来日しているそうですよ。
黄金のマスク、まぶしいですねえ。。。
頂いたチラシによると、
第1章 ピラミッド建設とその技術
第2章 ピラミッド時代のファラオたち
第3章 ピラミッド時代を支えた人々
第4章 ピラミッド時代の女性たち
第5章 黄金に輝く来世
と、5つパートにより展示が構成され、更に、、、
お馴染み、吉村作治教授の最新調査報告
高精細4Kシアター!
オードリーの春日さんによる音声ガイドも。
音声ガイドを使って展覧会鑑賞をしたことがない私ですが、
春日さんのガイドだったら聞きたいかも。
くまねこ堂スタッフからは、ヨシダさんとユリさんがまず先発隊で鑑賞です。
皆様もどうぞお出かけくださいませ!
byキョーコ
イタリアもの:東京都板橋区にて明治期のマッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その7
東京都板橋区にて明治期のマッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その7
昨日はお花から上半身がにょきっと出ている大胆なデザインのラベルをご紹介しました。
本日はこどもがモチーフのユニークな絵柄を集めてみました。イタリアのものですね。
やんちゃな男の子が昆虫、爬虫類、カメ、鳥などとと戯れている様子。
だんだん、悪戯が度を越してきます。
大きなバッタにまたがって飛んでいるのでしょうか!?
楽譜をまたいで譜面台に座っています!
シャンパンを飲んで酔っ払っているようですが、、、
あーーー、悪すぎです!
バッタの脚を、、、、、なんてことでしょう。すごい絵柄です。
まだまだあります。
次回につづく。
byキョーコ
洋もの:東京都板橋区にて明治期のマッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その6
東京都板橋区にて明治期のマッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その6
前回のご紹介から大分間があいてしまいました。
本日は洋もののマッチラベルの中から、一際目を引いたこちら。
お花の中心からにょきっと上半身が出ている絵柄のものを集めてみました。
MILANO、Made in Italyと印字されています。
男性も女性も、衣装もポーズもいろいろです。
久しぶりにスクラップブックのページをめくりましたが、やはりこの分量はすごいです。
よりどりみどりの中からまた気になるラベルをご紹介させて頂きます。
次回もどうぞお楽しみに!
byキョーコ
東京都内にて、三代 佐々木二六の二六焼、細密片口茶碗と沢蟹刻湯呑をお譲り頂きました
東京都内にて、三代 佐々木二六の二六焼、細密片口茶碗と沢蟹刻湯呑をお譲り頂きました。
ひゃー、ステキ。。。ドキドキ
小振りな沢蟹刻湯呑は直径約7センチ、高さは5.5センチほど。
沢蟹が2匹、こちらの様子を窺っているようです。
ニ六は湯呑、茶碗、急須、水差し、花器などにもよく蟹を登場させています。
こちら、片口茶碗には細密な彫りが施されています。
たった約3センチ四方の中に、木立と東屋の風景が。
まるで物語の一場面がひっそり立ち現れたようです。
ろくろを使わない技法だからでしょうか、手仕事のぬくもりが伝わってくるなんとも素朴なたたずまいです。
愛媛県生涯学習センターさんのweb siteに三代 佐々木二六についての記述がありましたので、参照させていただきます。
三代 佐々木二六(1857-1935/明治-昭和期の陶工)
昭和7年(1932年) 旧制三島中学校卒業後、初代・2代のもとで陶磁器製造に従事
昭和15年(1940年) 三代目佐々木二六を襲名
昭和34年(1959年)~ 干支置物も製作、皇太子殿下の御成婚を祝して「おもと」を献上
昭和37年(1962年) 伊予三島市無形文化財指定
平成6年(1994年) 「陶磁器焼成工」として卓越した技能者「現代の名工」の労働大臣表彰受賞
ロクロを使わず竹ヘラ1本を使って緻密(ちみつ)な細工を施す伝統的な技法を受け継いでいる。「心を彫る」を信条とし、人物、仏像をはじめ、おもと・天神ガニ・ネズミなどの動植物を生きている姿のようにとらえ、土の上に再現している。特に、釉薬の研究に力を注ぎ色彩に独創性を発揮している。
※初代 佐々木二六・・・宇摩郡村松村(現四国中央市村松町)出身。本名六太郎。代々瓦製造に携わる家に生まれる。徳島で、熊本の生人形に出会ったことから人形制作に興味を持つ。その後、焼物を志し、各地の窯元を訪れて、研究を重ねる。明治20年、相馬焼に着想を得て、村松村に二六焼を創設する。以後、内外の展覧会、博覧会に数多く出品し、何度も受賞。宮内省への献上もあった。へらで形づくり、独特の彩色と釉薬を施した写実的な人物、万年青などの植物、蟹や虎などの動物を得意とした。
(以上愛媛県生涯学習センターweb site参照)
くまきちさんが参考までにに真葛香山の壺も見せてくださいました。
従業員でしばし鑑賞会。
いろいろあります。くまねこ堂!
byキョーコ
千葉県船橋市にて、明治末頃の唐木・紫檀の指物家具をお譲り頂きました
千葉県船橋市にて、明治末頃の唐木・紫檀の指物家具をお譲り頂きました。
前面の蓋には龍の彫り、引き出しの部分には斑竹がはめ込まれています。
くまきちさん曰く、
「日本で作られたものだけれど、当時流行った中国趣味を反映させたものかな」 とのこと。
前面の蓋には中国の吉祥文様である龍が彫りこまれています。
引き出しには斑竹が。
(買取りほやほや、ほこりもそのままにパチリ)
角は凸凹(ほぞ)で組まれています。釘は使われていないですね!
何に使われたものでしょう
お茶の道具入れ?煙草盆?
試しにニオイをかいでみましょう。くんくん
お香のような良い香りがしました。
もしかしたら匂い袋とともに、便せんや封筒などが入っていたのかもしれません。。。
byキョーコ
東京都内にて「鋳銅の亀」と称される名工、野上龍起の銅製置物をお譲り頂きました
東京都内にて、「鋳銅の亀」と称される名工、野上龍起の銅製置物をお譲り頂きました。
作者の野上龍起は、大島如雲に師事し、皇居前の楠公像や上野公園の西郷隆盛像の鋳浚仕上げを担当しました。
「鋳銅の亀」と称されるだけあって、1900年のパリ万博には持てる技術をいかんなく発揮した亀の置物数点を出品したのだそうです!
コロコロした仔犬が亀を押さえつけています。
こちら、大きなものではありません。
15×7×高さ約12センチ、亀の甲羅部分にいたっては約6センチです!
余談ですが、 亀オタクであり実際に ニホニシガメを飼育しているくまねこ堂従業員のコロスケさんによると、踏みつけられている亀は日本の固有種ニホンイシガメで、仔犬の比率から見て大人の亀だろうとのことです。
また、広重や国芳の版画の絵柄にも登場するのがこの亀なんだとか。
ははー、勉強になりました!
ちょっと失礼して、よいしょ。
さすがですね、置くと見えなくなってしまう部分も 、手を抜くことなく精巧に作られています。
ワンコもあどけなくてかわゆいです。
亀は踏まれてムッとしているようですね。うふ。
野上龍起(のがみりゅうき)
1865年生まれ
蝋型鋳造を得意とした大島如雲に師事
1900年パリ万博出品
1932年逝去
現在、亀の置物数点が東京芸術大学美術館に所蔵されています。
byキョーコ
東京都日野市にて、1961年の黒澤映画「椿三十郎」の決定稿台本をお譲り頂きました。
東京都日野市にて、黒澤明の映画「椿三十郎」の決定稿台本をお譲り頂きました。
連続でご紹介させていただいている昭和30年代の映画台本やドラマ台本。
特撮ものだけではなく、世界のクロサワの台本もあったのでした!
1961年 東宝株式会社とありますね。
公開は1962年1月1日でした。
ババーン!
キャストは直に書き入れられていました。 主演はもちろん三船敏郎です。
冒頭。。。
中盤
ラストシーン
昭和30年代の黒澤映画の台本が目の前に。
なんと素敵なお仕事でしょう・・・
くまきちさんによると、もともと古本買取りで伺ったお宅だったのだそうですが、
おうちの方が「こういったものもあるのですが、買い取りの対象になりますか?、、、」と奥から出してくださったのだとか。
買取りジャンルの幅が広いのがくまねこ堂の強みです。
是非、ご相談・お声かけくださいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。
byキョーコ
東京都日野市にて、「ウルトラセブン」の初回台本!決定稿他をお譲り頂きました
東京都日野市にて、「ウルトラセブン」の初回台本!決定稿他をお譲り頂きました。
初回台本だけあって、表紙タイトルにはまだ(仮)の文字が残っています。
表紙をめくると、、ぺらり
その次のページには、ダダーン!
監修:円谷英二
株式会社円谷特技プロダクション初代社長さんです!
そして「特撮の神様」です。
↓ キャスト
↓ モロボシダンの変身シーン
↓ 初回エンディング、モロボシダンの心の声。
ほかの2冊は、ウルトラセブン「宇宙囚人303」とウルトラマン「恐怖のルート87・高原竜ヒドラ登場」です。
モスラやゴジラもかなりレアでしたが、ウルトラセブン初回台本もかなりドキドキものです。
これらはコレクターの方からではなく、当時の関係者のご家族からお譲りいただいたものなのです。
ありがとうございました!
大事に取り扱いをさせて頂きます!
つづく
byキョーコ
東京都日野市にて、「モスラ対ゴジラ」(1964年東宝)の映画台本・決定稿をお譲り頂きました
東京都日野市にて、「モスラ対ゴジラ」(1964年東宝)の映画台本・決定稿をお譲り頂きました。
前回の「モスラ」に続きご紹介いたします。
「モスラ対ゴジラ」はゴジラシリーズの第4作。「モスラ」の続編にあたります。
インファント島のモスラは寿命が迫っているにもかかわらず、酒井らの説得に応じ、ゴジラと戦うために日本へ向かいますが、日本の海岸に流れ着いていたモスラの卵をかばうように着地し、絶命します。
暴れるゴジラが子供たちのいる島に迫ろうとしているところ、モスラの卵が孵化し始め。。。
ああ、余命いくばくもないモスラ、はるばる日本まで来て、卵をかばうようにして絶命って切ないです。。
切ないと言えば、くまねこ堂のかめ子さんもこの季節、時折卵を産みます。
お相手がいるわけではないので、無精卵です。
ゴメンなさいね、カメ子さん。ひとりぼっちで産ませて。。。(泣)
映画台本、まだまだ続きます。
どうぞお楽しみに!
byキョーコ