買取事例
端午の節句:東京都練馬区にて、元陸軍少将のご家族から戦前の古い写真をたくさんお譲り頂きました
東京都練馬区にて、元陸軍少将のご家族から戦前の古い写真をたくさんお譲り頂きました。
本日は端午の節句の記念写真をご紹介させて頂きます。
雛壇のようになっていますね!
主役はこの男の子です。
大きなお餅とその後ろには竹のこなどの形をした干菓子が置かれているようです。
水槽も置いてあります。もしかして子亀でも入っているのでしょうか? その後ろの段にはちまきがたくさん盛られています。
ミニチュアの鎧兜!
ミニチュアの旗も威勢よく!
よく見ると、金太郎は何か釣り上げているようです。うふふ
こんな立派なお飾りは初めて見ました。立派なおうちだったのでしょうね。
次回は別の写真をご紹介させて頂きます。
どうぞお楽しみに!
byキョーコ
東京都内にて、銀製品のヨット/帆船置物をお譲り頂きました
東京都内にて、銀製品のヨット置物をお譲り頂きました。
STERLING 980(スターリング) SEKI(関工芸)の刻印が入っています。
このような銀製品の飾り、置物では帆船や七福神ものが時折入荷します。
「おうちにあるけれど、飾る予定がないわ!」「物置の整理をしていたら出てきたわ!」ということがありましたら、ぜひくまねこ堂までお問い合わせくださいませ。
(銀製品ではSILVER(シルバー) 925などと刻印されていることもあります。 )
ご連絡お待ちしております。
byキョーコ
東京都内にて、満州国総理 鄭孝胥(てい こうしょ)の書掛軸をお譲り頂きました
東京都内にて、清末官僚/満州国総理・書家の鄭孝胥(てい こうしょ)の書掛軸をお譲り頂きました。
大変貴重な作品です!
箱書きがあります。
鄭 孝胥(てい こうしょ/ 1860-1932 )
1860年 江蘇省蘇州府生まれ
清朝において大阪総領事・総理衙門章京・京漢鉄道南段総弁・広東按察使・湖南布政使等を歴任。
上海商務印書館(官営の出版機構)の支配人
上海儲蓄銀行重役
上海で復辟派の西本省三(西本白川)らとともに春申社をつくる
1924年 総理内務府大臣に就任
1924年11月 紫禁城を退去。溥儀に従って日本軍の庇護下に入る
1932年3月 満州国建国に伴い、初代国務院総理(総理大臣に相当)に就任
1932年7月 文教部総長(文部大臣に相当)を兼務
1934年3月 満州国の帝政移行に伴い、国務総理大臣(総理大臣に相当)に就任。文教部大臣(文部大臣に相当)を兼務
1935年5月 国務総理大臣・文教部大臣を辞任
1938年3月 逝去
1938年4月 満州国国葬
(Wiki参照)
鄭孝胥は溥儀の忠臣として尽くし、 満州国初代の国務院総理として溥儀を支えたそうですが、
関東軍を批判したことから辞任に追い込まれ、憲兵の厳しい監視下に置かれて不遇な晩年を過ごしたそうです。。。
今回ご紹介のような貴重なお品は、取扱いや撮影も特に慎重になります!
しばらく鑑賞していたいのは山々ですが、
商品に何かあると困るので、撮影したらすぐ箱に戻して保管倉庫行きです。
さようなら~
byキョーコ
東京都内にて、年代物の赤珊瑚の簪とお数珠をお譲り頂きました
東京都内にて、年代物の赤珊瑚の簪とお数珠をお譲り頂きました。
赤珊瑚の優しい色味が黒髪に映えます。
お数珠は水晶や天然石など様々ありますが、落ち着いた色の赤珊瑚もなかなかシックですね。
日本ではその昔、イタリア産の地中海珊瑚がシルクロードから渡り、大変珍重されていたそうですが、乱獲により希少となっていた矢先、土佐沖でも珊瑚が採れる事がわかり、今度は日本産の赤珊瑚がイタリアへたくさん売られていったのだそうです。
今も日本の赤珊瑚は中国の方々に大変な人気がありますね。
いつの世も人気者の赤珊瑚なのでした。
byキョーコ
東京都内にて、古い本象牙の吸口をお譲り頂きました。~2~
東京都内にて、古い本象牙の吸口をお譲り頂きました。~2~
前回よりも小振りになります。長さは約13.5センチ、重さは25g。
中国の水墨画のような絵柄です。
直径は1.4cmほど。
一体どんな道具で削っているのかと思うくらいの細い線です。
在銘で胡とあります。
次回は赤珊瑚の数珠や簪などをご紹介させていただきます。
どうぞお楽しみに!
byキョーコ
東京都内にて、雲龍浮彫の古い本象牙吸口をお譲り頂きました
東京都内にて、雲龍浮彫の古い本象牙吸口をお譲り頂きました。
太い部分で直径約2.8cm、 重さは92g。 手に取るとズシっときます。
龍は2頭彫られていますね。
龍の鱗がもりもり彫ってあります。
在銘(青同)でした。
喫煙具でいつも感心するのは、総柄の場合、どんなに細い筒であっても、絵柄がぐるりと一周してつじつまがしっかり合っていることです。
今回の絵柄も観察してみましたが、やはり柄の継ぎ目がどこかわからず、見ている私がこんがらがってしまって、龍に「ふんっ」と笑われている気がしてきました。。。
次回も本象牙の吸口をご紹介させて頂きます。
どうぞお楽しみに!
byキョーコ
東京都内で 小針樹生作の「佛頭(菩薩面)」本象牙根付をお譲り頂きました
東京都内で 小針樹生(こばり じゅしょう)作の「佛頭(菩薩面)」本象牙根付をお譲り頂きました
大きさは、タテ3.7×幅3.7×厚み1.5cmです。
小針樹生は象牙彫刻一家に生まれ、お父様に師事。父、小針敏生は平櫛田中の内弟子だったのだそうです。
とても穏やかな菩薩面です。
菩薩像や観音像、女性像など、樹生の象牙彫刻は大変人気があり、高値で取引されています。
[小針樹生経歴]
1982年(昭和57年) 第七回 日本の象牙彫刻展「めばえ」にて奨励賞受賞
1983年(昭和58年) 第八回 日本の象牙彫刻展「ときめき」にて上野の森美術館賞受賞
1984年(昭和59年) 第九回 日本の象牙彫刻展「讃歌」にて上野の森美術館賞受賞
1985年(昭和60年) 第十回 日本の象牙彫刻展「白い妖精」にて冨永記念賞受賞
1996年(平成 8年) 第十九回 日本の象牙彫刻展「妖精のささやき」にて森村豊明会賞受章賞
〃 第一回 日本象牙工芸展「美の調べ」にて大阪府知事賞受賞
1997年(平成 9年) 第二十回 日本の象牙彫刻記念展「白い妖精」にて第一回 高円宮賞受賞
1998年(平成10年) 第二十一回 日本の象牙彫刻展「妖精のきらめき」にて冨永記念賞受賞
〃 第三回 日本象牙工芸展「いすと妖精」にて通産大臣賞受賞
2000年(平成12年) 第四回 日本象牙工芸展「帽子の女」にて通商産業省生活産業局長賞受賞
2001年(平成13年) 第二十四回 日本の象牙彫刻展 「予感」にて奨励賞受賞
2002年(平成14年) 第二十五回 日本の象牙彫刻記念展「ゆりいすと妖精」にて読売新聞社賞受賞
〃 第五回 日本象牙工芸展「踊る妖精」にて通商産業省生活産業局長賞受賞
2003年(平成15年) 第二十六回 日本の象牙彫刻展 「聖なる誓い」にて文部科学大臣賞受賞
〃 第五回 日本象牙工芸展「踊る妖精」にて通商産業省生活産業局長賞受賞
2003年(平成15年) 第二十六回 日本の象牙彫刻展 「聖なる誓い」にて文部科学大臣賞受賞
〃 第六回 日本の象牙工芸展 「祈りの舞い」にて東京都知事賞受賞
2004年(平成16年) 第二十七回 日本の象牙彫刻展 「終演」にて読売新聞社賞受賞
2005年(平成17年) 第二十八回 日本の象牙彫刻展 「聖大士」を高円宮家の当主である憲仁親王妃久子殿下へ献上
2007年(平成19年) 横浜高島屋 悠遊会展に「唄う妖精」を出品
2010年(平成22年) 第三回 横浜高島屋悠遊会展に「夏の香り」を出品
〃 第四回 横浜高島屋悠遊会展に「希望の空天までとどけ」を出品
2013年(平成25年) 第一回 名古屋高島屋 悠遊会展に「人魚の想い」を出品
〃 第六回 横浜高島屋 悠遊会展に「チェロワルツ」を出品
〃 第一回 日本橋高島屋 悠遊会展に「風の舞」を出品
(Wikipedia参照)
byキョーコ
東京都内にて、古い鼈甲の簪(かんざし)をお譲り頂きました
東京都内にて、古い鼈甲の簪(かんざし)をお譲り頂きました。
光が当たった時の色味・上品ななめらかさ。
なんともいえない美しさです。!
鼈甲はタイマイというウミガメの甲羅を加工したものだそうで、
明るい色から濃い色までありますが、明るい色の部分はたくさんとれないため、価値が高いのだそうです。(くまきちさんより)
くまねこ堂にいるかめ子さん(ミドリガメ)の甲羅はよくはがれ落ちて水槽内に沈んでいるのですが、スタッフのもも子さんはこのはがれた甲羅を集めています。
集めてどうするおつもりなのでしょう。。。。
byキョーコ
東京都内にて、人間国宝 藤原啓作 備前徳利をお譲り頂きました
東京都内にて、人間国宝 藤原啓作 備前徳利をお譲り頂きました。
鑑定人である長男雄氏(人間国宝)は平成13年に70歳で逝去されましたが、現在は雄氏のご長男、和氏が活躍されています。
[藤原啓 略歴]
明治32年(1899) 岡山県和気郡伊里村穂浪字井田(現、備前市)で生まれる。
昭和13年(1938) 39歳 陶工三村梅景を知り、築窯、原土の入手、ロクロ成形などの指導を受ける。
昭和14年(1939) 40歳 初窯を焚く。
昭和17年(1942) 43歳 備前焼研究家桂又三郎の斡旋により、第一回個展を岡山市禁酒会館で開催。
昭和23年(1948) 49歳 国の指定による丸技作家の資格を受ける。
昭和24年(1949) 50歳 岡山県文化連盟賞受賞。
昭和28年(1953) 54歳 日本橋壼中居で個展開催。
昭和29年(1954) 55歳 北大路魯山人の斡旋により、日本橋高島屋で個展開催。
昭和30年(1955) 56歳 東京日本橋三越で個展を開催。岡山市の天満屋でも隔年で個展開催。
昭和31年(1956) 57歳 日本工芸会正会員。
昭和32年(1957) 58歳 岡山県指定無形文化財「備前焼」保持者に認定。
昭和33年(1958) 59歳 日本工芸会理事就任。
昭和37年(1952) 63歳 プラハ国際陶芸展にて金賞を受賞。ヨーロッパ、中近東諸国を巡る。
昭和38年(1963) 64歳 山陽新聞賞、岡山県文化賞、中国文化賞受賞。
昭和40年(1965) 66歳 中南米へ旅行。
昭和43年(1968) 69歳 古希記念展を東京日本橋三越にて開催。
昭和44年(1969) 70歳 新宮殿に゛擂座壼゛一対を納める。「備前・藤原啓」出版。岡山県天満屋で「藤原啓回顧展」開催。
昭和45年(1970) 71歳 重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。
昭和46年(1971) 72歳 勲四等旭日章受章。
昭和48年(1973) 74歳 「第二回日本陶芸展」岡山高島屋にて「平櫛田中・藤原啓二人展」開催。岡山県より三木記念賞受賞。「藤原啓備前作品集」出版。
昭和49年(1974) 75歳 岡山天満屋にて「藤原啓喜寿記念展」開催。
昭和50年(1975) 76歳 迎賓館に゛備前水指゛゛備前花入゛を納める。
昭和51年(1976) 77歳 備前市名誉市民に。岡山天満屋葦川会館にて「古備前と藤原啓・雄父子陶芸展」開催。フランス、スイス、ベルギー三カ国巡回。日本橋高島屋にて喜寿記念「藤原啓自選展」開催。岡山山陽新聞画廊にて「唐津茶碗―荒川豊蔵・小山冨士夫・藤原啓合作展」開催。
昭和52年(1977) 78歳 東京高島屋にて「ヨーロッパ巡回帰国記念藤原啓・雄展」開催。財団法人「藤原啓記念館」完成。
昭和53年(1978) 79歳 岡山高島屋にて「藤原啓一門展」開催。旧宅跡に藤原啓記念碑建立。
昭和54年(1979) 80歳 傘寿記念展を岡山天満屋、姫路山陽、東京高島屋にて開催。
昭和55年(1980) 81歳 岡山県郷土文化財団に自作三十点を贈呈。
昭和56年(1981) 82歳 東京高島屋、大阪高島屋、姫路山陽、広島天満屋にて「藤原啓のすべて展」開催。「藤原啓自選作品集」出版。名誉県民(岡山県)に。
昭和57年(1982) 83歳 岡山天満屋にて「藤原啓の世界展」開催。記念館にて「藤原啓の交友展」開催。
昭和58年(1983) 84歳 死去。勲三等瑞宝章受章。
(藤原備前三代「炎の詩」ウエブサイトより参照させて頂きました。 http://www.fujiwarabizen.com/index.html)
四十歳にして陶芸の道に入り、華々しい活躍をした藤原啓の足跡を辿れるのが財団法人藤原啓記念館です。
岡山県へお越しの方はどうぞお立ち寄りください!
byキョーコ
東京都内にて、九谷焼の巨匠 北出不二雄の色絵更紗 竹文盒子をお譲り頂きました
東京都内にて、九谷焼の巨匠 北出不二雄(1919-2014) の色絵更紗 竹文盒子をお譲り頂きました。
サイズは約5.8×4.3×3.8cmと小振りですが、とても華やかで存在感があります。
[北出不二雄 経歴 ]
昭和25年 金沢美術工芸専門学校陶磁器科卒業、第6回日展初入選、以後連続入選
昭和40年 第8回改日展に「青釉彫文鉢」を出品、特選・北斗賞受賞
昭和46年 第3回改組日展で審査員となる
昭和54年 金沢美術工芸大学教授に就任
昭和59年 加賀市文化功労賞受賞
昭和61年 日展評議員となる
昭和62年 第19回改組日展に「青釉 石窟佛」を出品し、内閣総理大臣賞を受賞
平成2年 九谷焼技術保存会会長(現・顧問)になる
平成3年 金沢美術工芸大学学長となる
平成8年 勲四等旭日小綬受賞
平成9年 金沢美術工芸大学学長を退官する
平成10年 県立美術館主催「九谷色絵の魅力 ー北出塔次郎・不二雄の世界一」開催
平成11年 作陶50周年作品集刊行記念展を加賀アート・ギャラリーで開催
平成14年 県九谷焼美術館主催「現代九谷の黎明 北出塔次郎と青泉窯三代展」開催
平成17年 日本陶磁協会九谷支部長就任
平成22年 日本陶磁協会特別賞受賞
(『加賀の九谷』さんWEB参照http://www.salon-de-kutani.jp/kutani/sakka10.html)
北出家はもともと九谷焼の素地造りを担う窯元で、不二雄氏も若いころから知識や技術を勉強していたそうです。
その素地の上で古九谷以来の色絵装飾の伝統と発展を追及。
不二雄氏 の「彩陶」と「青釉」の技法は、現代九谷のみならず今日の日本の色絵器の世界に、新境地を開いた言われています。
残念ながら昨年お亡くなりになったのですが、伝統ある青泉窯は博嗣・三枝夫妻が北出家に入籍し、跡を継がれました。
今回ご紹介の作品の他にも表現の幅は大変広く、金沢21世紀美術館には磁器だけでなく陶の作品もたくさん収蔵されています。どうぞご覧くださいませ。http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=97&d=84
byキョーコ