買取事例
書道具他をお譲り頂きました!◎出張買取・遺品整理
天気の良い日が続いていますね!
青空の中、大田区久が原エリアのお客様のご依頼で出張買取に行って参りました。
書道具(半紙、筆、硯、墨、印材)、CD、古本(占い、易、自己啓発、古典芸能)、レコード、ひな人形、アクセサリー類、和楽器、煎茶器、カップ&ソーサー、着物帯、コイン、色紙等をお譲り頂きました!ありがとうございます!
今回は遺品整理ということで、様々なお品を拝見したのですが、中でも素敵だったのがこちら!![]()
![IMG_5589[1]](https://www.kumaneko-antique.com/wp-content/uploads/2019/01/IMG_55891-1-225x300.jpg)
このゾウさんは何かというと・・・
![IMG_5582[1]](https://www.kumaneko-antique.com/wp-content/uploads/2019/01/IMG_55821-225x300.jpg)
筆掛けです!オシャレ!
お次はこの亀さん。
![IMG_5587[1]](https://www.kumaneko-antique.com/wp-content/uploads/2019/01/IMG_55871-300x225.jpg)
![IMG_5588[1]](https://www.kumaneko-antique.com/wp-content/uploads/2019/01/IMG_55881-300x225.jpg)
甲羅を開けると硯が!
このような道具類は、動物や植物をモチーフにしたものが古来より沢山ありますが、作り手の技巧や遊び心が垣間見えて、見ている方も楽しくなってしまいますね!希少な材料を使用した超絶技巧の物など、実用品を超えて芸術の域に達しているものなどは見ていて本当に飽きません。
他にもふくら雀のかわいらしい根付。なんと台座もついています。
![IMG_5584[1]](https://www.kumaneko-antique.com/wp-content/uploads/2019/01/IMG_55841-300x225.jpg)
![IMG_5586[1]](https://www.kumaneko-antique.com/wp-content/uploads/2019/01/IMG_55861-300x225.jpg)
くまねこ堂ではこのような遺品整理・買取も積極的に行っております。
ふうき
サンリオのファンシー小物やアクセサリーを買受しました。
晴天の本日!買取同行じゃんけんに!グーで勝利し!
ハイエースの助手席に乗り込むことができました!!!o(^o^)o
嬉しいことに3件ものご依頼をいただいておりまして、横浜市→渋谷区→江戸川区と西から東へはしごしてうかがいました。
そのうち午前中にお電話いただき即日買取でうかがった
渋谷区千駄ヶ谷のお客さまよりお譲りいただいたものをご紹介いたします。

いつもブログでご紹介しているものと少し系統の違う、ファンシーな小物たちです!
ハローキティのアクリルケースは1989年製のもの、
マロンクリームのミニチェスとは1992年製です。
バイオリンを弾いている女の子がちょこんと乗った小物入れは
なんとオルゴールになっていることに帰ってから気がつきました

こちらはサンリオのものではないですが、
引き出しのなかの柄がなんとなくマロンクリームのお花柄と似ています。
実はこの引き出しからは、おそらくお客さまの手作りのかわいいプラ板キーホルダーが何個も出てきました。
サンリオのプラチェストや小物入れ、わたしも大好きでいくつか持っているのですが
あればあるだけちょっとしたものを入れてしまって中身を把握しきれていません。
サンリオショップでもらうおまけを貯めたり、時間が経っても虫の出てこなさそうなどんぐりを入れたり、
不慮の事故により取れてしまったであろう落ちていたボタンを入れたり…。
何が入っているか覚えていないからこそ開けるたびに宝箱感があります。
あと何十年かしたらタイムカプセルにもなりえそうです。
マロンクリームはといえば、1987年の第2回サンリオキャラクター大賞で1位を獲得したほど
当時の女の子たちのブームを巻き起こしたキャラクターだと聞いています。
(わたしも2000年代ですが小学校の最初の名入り鉛筆はマロンクリームでした)
最近は80年代のキャラクター人気が再燃しているようで、とくにここ2~3年、
グッズが復刻されたりキャラクターカフェとして取り上げられたりとその盛り上がりが顕著なように感じます。
サンリオのキャラクターたちは(とりわけ口のないキティちゃんがわかりやすいと思いますが)
表情が穏やかな分こちらの想像力に委ねられている気がして、なんとなくやさしさを感じます。

良い時間は友達と分け合うために!
上村
事務所の整理のご依頼を頂きました!買取同行記!
いつもご依頼頂き誠にありがとうございます
本日は事務所の整理という事で伺い、
多数のCDや、奥村土牛(とぎゅう)日本画、リトグラフ、銀杯、戦記資料などなどお譲り頂きました


突然ですが皆様は絵画をどのようにご覧になられますか?
買取に同行させて頂いている車中の会話の中で店主と絵画の見かたについて一緒に語っていただきました

例えば近づいてみたり、いろいろな角度や、遠くから、雰囲気や、色彩を楽しんだり、
好きか嫌いか自身問いかけたり、かっこいい技法を見たり、作者の思想を考えてみたり、
など様々な見かたがあることに気づかせて頂きました

美術館などに行くと「自宅の白い壁にはこの絵を飾りたいな」や、
「廊下の階段にはこの絵を並べたい」など
わたくしは無意識に飾っている姿を想像しながら見ていたことに先程、気づいたんです![]()

どのように見ようか意識すると更に楽しみ方が増える気がして、たいへん嬉しくなりました![]()

さて、上記の写真は代表的な日本画家の一人『奥村土牛』でございます

101歳にこの世を去るまで絵筆を手放さなかったそうです!驚き![]()

奥様とのこんなエピソードも
「今度はよくできたぞ」と土牛がおっしゃると、
奥様が「自分でよいと思った時はそれで完成ですよ」と返し
その言葉に納得して、にっこりと笑っておられたとのことです
素敵なご夫婦だなぁとほほえましくなりました

お二人の会話の中からこちらの絵画も生まれたのでしょうか?

皆様はどのように絵画をご覧になりますか?
ぜひお会いした際には教えてください
ご遺品整理・お引越し・家の解体・蔵の整理・断捨離などで、お品物を片づけなくてはならない場合はぜひご一報ください。
価値ある品を見つけ出し、高く買い取らせていただきます!お気軽にお問い合わせください!
お待ちしております
Hawaii
中国の伝統楽器『二胡』をお譲りいただきました!
先日、神奈川県横浜市のお客さまよりご依頼いただいた買取に同行させていただきました。
戦前の母屋が残る豪邸、門からして立派です! お宅の中も趣向を凝らした作り。
しかしお話を伺うと、先に買取の業者さんが来られているようで……古本も骨董も二番手という難しい買取でしたが、それでも店主は家の隅々まで買えるものを探しておりました。
この諦めないプロ根性に私フジタンも習うところが多いです。
今回のお客さまには絵や額、昭和20~30年代ジャズ・歌謡曲のレコード、古本などなどのお品物を譲っていただいたんですが、店主が査定していく中で面白いものが出てきました。

……楽器?
そう!
ニコです!!!
『ニコ』と聞くと私はスティーブン・セガール初主演作『刑事ニコ/法の死角』を思い出しますが、残念ながら全く関係ありません。
これは『二胡(にこ)』。中国の伝統的な楽器です。
買取で出てくることはなかなか珍しいので、今回は二胡についてご説明いたしましょう。
『二胡』とは中国の弦楽器の一種。
中国の弦楽器のなかでも、筒型の胴に長い柄が付いたものを特に『胡琴(こきん)』と呼びます。二胡はその胡琴の一種で、そのものズバリ、弦の数が2本だから『二胡』と呼ぶようになったそうです。
似たような形でも『高胡(こうこ)』『板胡(ばんこ)』とかに種類分けされ、音の高さや材質、胴体の形で分類することができます。
胴体が六角柱ですから、二胡の中でも『蘇州二胡』という種類のようですね……って棹に書いてあるし!

中国生まれの楽器である二胡、元型が生まれたのは唐の時代。
昔は中国の北方の地域を『胡』と呼んでいたんですが、そこに住む民族である奚族(けいぞく)がこの楽器を好んで演奏しており、彼らが使う楽器にもそのまま『胡』の字があてられたんだとか。
さて、お譲りいただいた二胡、まじまじと眺めてみましょう。

なんといっても目を引くのは、このアミアミ模様!
そう、ヘビですよ、ヘビ! シャアァーーーッ。
胡琴の多くには胴体部分に蛇の皮が貼り付けられています。
これは琴皮という部位で、2本の弦が震えるとこの皮を打ち、小さな音を発生させます。その音が胴体で共鳴・増幅し、音を出すんです。使用されるのはもっぱらニシキヘビの皮なんですが、現在はワシントン条約で捕獲が禁止されているため現代の二胡は養殖のニシキヘビが使われています。
で、このヘビ皮。
出したい音や胡琴の種類によって適した皮の具合が違うんですが、二胡においては皮が厚く、ウロコの目がより大きいものが好まれます。
ヘビ皮は当然天然ものですから、ヘビが若すぎるとウロコが小さすぎ、年老いていくと目が荒くなったり戦いでキズがついたりと、良質な皮が貴重品であることは想像に難くありません。
楽器の査定においては、唐木などの高級木材でできていたり、部品に金・銀・象牙でできている……などが高価買取のポイントとなるんですが、このニシキヘビの皮もまた、上質であればあるほど稀少性のある素材として評価されるんです!
また、この裏側をご覧ください。

伝統楽器は楽器としての機能だけでなく見た目の美しさも求められます。
今回の二胡に関しては現代のお土産品といったところ。やはり高価買取となるのは古い物、部材や細工の凝った物でして、こういった背面も抜け目なく作られているかが査定のポイントなんですね。
ちなみに、超高級品はこの裏側の装飾も象牙や紫檀などの稀少素材でできているとか。り、リッチすぎる。。。
このお客様は楽器を嗜まれていたようでして、部屋にはバイオリンや太鼓などの楽器も見えておりました。音楽を学ばれている方のお宅では見たことのない珍しい民族・伝統楽器が飛び出すこともあり、これもまた買取の醍醐味でございます。
くまねこ堂では、古い中国の楽器も積極的に取り扱っております!
ご自宅に心当たりのある方は、ぜひともお気軽に、くまねこ堂にご連絡を!
フジタン
ウェッジウッドのアクセサリー等をお譲り頂きました。ありがとうございます。
上記のお客様からは、人間国宝・中里太郎右衛門、唐津焼、洋食器、エメラルド、クロコダイルバック、ヴィトン、掛け軸等のお品物もお譲り頂きました。
ご依頼誠にありがとうございました。

タイトルにも記載のウェッジウッドといえば、
イギリスの老舗陶磁器メーカー
ですね。
最近では結婚式でよく頂いたりする、選べるカタログギフトの中でウェッジウッドのカップ&ソーサ―やお皿を見かけました
このように、お祝い事の席にも選ばれるような素敵なデザインと質を兼ねそろえたブランドとして親しまれています。
そんな陶磁器メーカーのアクセサリーもまた素敵なんですよ~

ウェッジウッドのコレクターの方にはもはや定番!?というくらい人気のストーンウェアのシリーズ、”ジャスパー”。
同ブランドから毎年発表されるイヤープレートで、この”ジャスパー”の方のお皿をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
(ウェッジウッドには陶器のお皿のイヤープレートもありますが、どちらがお好みでしょうか^^)
食器の材質はそのままに、アクセサリーに形をなしても、その上品さ・優雅さは健在です。

裏の刻印です(見ずらくてすみません)
リモージュやノリタケ等の陶磁器メーカーのアクセサリーも、食器の材質(陶器)でリングやネックレスのトップが製作されていて、
お花やフェート・ギャラントがミニサイズで描かれていたりするのを見かけると、
ついつい欲しくなってしまうアクセサリー好きな私です。ふふふ。
ロココ調を連想させる華やかな気分になりたいときにピッタリな気がしています。ふふふ。

こちらはまた違ったブランドの、ネックレストップです。
(APOLOというスペインのブランドのようですが、詳細おしらべしてみましたがわからず!詳しい方、是非教えてください~!)
目に留まったのでご紹介させていただきます!
こちら、10円玉くらいの大きさなんですよ~
とっても細かいんですよ~
・・・てゆ~か、お箱も
カワ(・∀・)イイ!!
赤いマーブルがお洒落なアクリル素材のお箱です。
アクセサリーってお箱もポイントですよね~

このロバに乗ったおぢさま、

自立するんですよ~~~!!!お箱の蓋に乗せてみました
ヒ~~~!!これがまた、、、\\
カワ(・∀・)イイ!!
//
飾りたい!!!


かこさん
出張買取にてポーズ人形のお取引をいたしました。
本日もくまねこ堂へ出張買取のご依頼頂き誠にありがとうございます
【Oゲージ、プラモデル、SPレコード、掛け軸、珊瑚、アクセサリー、簪、櫛、笄 などなど】お譲り頂きました

皆様、小さな頃はお人形で遊ばれていたりされましたか??
わたくしには年子の妹がおりまして、ひとつしかないリカちゃん人形をよく取り合って遊んだものです
今思えば大人げなかったです、あの時優しく貸してあげればよかった
(笑)
さて、大人になってから見るお人形は子どもの頃に自分がなりきって遊ぶこととは違い
髪の毛の色や長さだったり、素材だったり、お洋服のデザイン性だったりに目がいってしまいます

そんな大人の目線でも楽しませてくれる素敵な人形だなぁ と思ったのがこちらの品です![]()

リボン印 スキヨ人形研究所 グレイシー というフランス人形(ポーズ人形)でございます
販売されていたのは70年代頃、現在は販売はされていないようです![]()

なんとゴージャスでかわいいのでしょう、しばらく眺めてしまいました![]()

続きまして、足の太さで年代がわかる ポーズ人形 を教えて頂きました

足がとっても太いですよね~![]()

大正時代から昭和初期に流行った布製人形
「ポーズ人形」と言われるものは日常着の装いで足は細く
戦後の1950年代ぐらい(昭和30年代)に作られ、その中でとっても足が太い人形が
1920年代(大正~昭和初期)から1940年代末(昭和20年代)におおむね作られた
「足太人形」と言うそうです
かわいい
ふと、レトロな作品に触れるとなぜ自分は感動するのだろうと思いました![]()

現代にはない = 逆に新しい発見 とわたくしは捉えているのかもしれません![]()

また皆様に出会えること楽しみにしております
出張買取のご依頼もお待ちしております

Hawaii
高額トミカとコレクターズアイテムのお話です!
お客様より 【超合金、ポピニカ、ゴールドライタン、トミカ、マシンロボ、切手、テレカ、オレンジカード、絶版マンガ、サンコミックス】などなど
沢山のお品物をお譲り頂きました。誠にありがとうございます。
ミニカーには興味ない方も「トミカ」を知らない人はいないほど![]()


https://www.takaratomy.co.jp/products/tomica/
そんな老若男女問わず愛され続けてきている「トミカ」ですが、ちょっと気になりいろいろ調べてみると
なんと約180万円の値がついた「幻のトミカ」が出たという記事を発見!!
どこでどうやって?!と興奮しながら記事を読んでおりましたら、どうやらヤフーオークションでの落札価格だった模様…すごすぎます
一体どのような「トミカ」にプレミアがついちゃうんでしょう??![]()

・箱の色を要チェック
現在廃番となっている「黒箱」「青箱」には高値がつく商品が多いそうです。
・限定販売品
東京モーターショーやオートサロンなど、イベント会場でしか購入できない台数限定で販売されたシリーズ物には高値がつく傾向があるそうです。
・なくなりやすい家畜運搬車
ノベルティグッズとして製作されたモデルや、家畜のフィギュアがついている運搬車にも将来プレミアがつく可能性が高いとのことだそうです。
・販売当時は不人気なトミカ
出回っている数が少なく現在では入手困難とされ、プレミアがつくことも、香港トミカなどなど。
そしてこのブログを書かせて頂いていると、なんと!!!店主が本物を見せてくださいました

入手困難な香港トミカです ![]()

まさかまさか、くまねこ堂にもあったなんて![]()
初めてホンモノを見させて頂きわたくし興奮がとまりません!!!![]()

皆さまのご自宅にも、子供のころ遊んでいたトミカがありましたら、ぜひ見てみてください

もしかしたらあなたのご自宅にもお宝が眠っているかもしれません
Hawaii
年末年始の営業日のお知らせ
年末年始の営業ついてのお知らせです!
【出張買取】
→年内は12/30まで、年始は1/3から出張買取にお伺いさせていただきます!
【お電話で出張買取のご依頼・ご相談等のお問い合わせ】
→年中無休で承ります。お気軽にご相談くださいませ!
2018年も沢山のお客様から、思わず笑顔がこぼれる珍品から歴史に名を刻むような逸品まで、
さまざまなおもちゃやコレクタブルなアイテム、古道具、骨董品、美術品その他諸々、幅広く拝見させていただきました。
本当にありがとうございました!!
2019年は果たしてどんなお品物との出会いが待ち受けているのでしょうか

ほぼ毎日出動している、くまねこ堂の出張買取車!
こんちゃん(紺色のハイエースだからです)も、31日~2日までお休みです!こんちゃん、いつもありがとう!お疲れぃ!

くまねこ事務所のドアは現在、古書組合のお知らせや美術展のおしらせがぽんぽんぽん!と貼られています。年末年始のお出かけのご参考になれば幸いです♪
メリメリメリメリクリスマス!
そして、よいお年を!!
かこさん
~買取同行記~港町へ出張買取に参りました。
新宿区のお客様より、人間国宝・中里太郎右衛門の唐津焼、ロイヤルコペンハーゲン、ウェッジウッド、アクセサリー、ブローチ、エメラルド、クロコダイルバック、ヴィトン、掛け軸等もお譲りいただきました!
ありがとうございました!
青空の中、神奈川の海沿いの街へ行って参りました~~!

出張買い取りのご依頼、誠にありがとうございます。
道中、沢山の海の幸の看板を横目で見ながら、
キラキラ光る水面
が美しい海岸が目の前に現れた時には、
もうテンションがアゲアゲ!
フゥーーヽ(●´ε`●)ノ
\海キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!/
海って何故こんなに気持ちが高揚するのでしょうか。
全ての生命の源、心の故郷だからでしょうか。なむなむ(っ´▽`)っ
そんな海から歩いて何歩
!?
という場所に、お客様がいらっしゃいました~~
こんにちは!お邪魔します!
のわー
なんじゃこれはー



※お客様に許可を頂き、撮影させていただきました!

※お客様に許可を頂き、撮影させていただきました!
なんだかどこか懐かしい雰囲気。
以前、お客様のお祖父様方が、洋食屋さんを営まれていらしたそうで
(!)、
今回お邪魔させて頂いたお部屋にもイスや照明等、
お店で使用されていたものがございました。
レトロな店内は、昭和のオレンジ色の光に包まれた温かみのある洋食屋さんの面影が残っていました。
(ちなみにお写真を撮らせていただいた食品サンプルは今回はお客様が記念に残しておきたいとのことでしたので、買取はいたしませんでした!)
最期にお客様から美味しい海鮮丼のお店
を教えていただき、撤収させていただきました!
出張買取に立ち会っていただきました、お客様ご家族様、ご親切にしていただきありがとうございました!
かこさん
オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展のご案内です

ピエール・ボナール展に行ってきました。
ピエール・ボナール(Pierre Bonnard 1867‐1947年)は、ナビ派に分類されるフランスの画家です。
「ナビ・ジャポナール」(日本かぶれのナビ、日本的なナビ)と揶揄されるほど日本美術に影響を受けた、
装飾的、平面的な作風が特徴。幸福感のある親しみやすいし画面だし、日本にもファンが多いですよね。
なんてWiki的説明を載せてみましたが。
私はただひたすら、
「絵画は、絵の具と絵の具の相対的な関わりだけで出来ているんだ」
「それだけで絵画をつくることができる人間が、本物の画家なのだ」
ということを勝手に感じていました。そして、憧れの眩しさに前後不覚になりました!絵自体も、発光してるのかってくらい輝いていたし。
何のこっちゃって感じでしょうが、今年「モネ展(横浜美術館)」を見てからずっとそのことばかり考えていて、そしたらボナールの絵もそうだったんですよ。もともと彼の作品は、ほぼ手放しでダイブできるくらい大好きではありましたが。
絵を描くときに、単体で正しさを保証された材料(モチーフ、画材、表現媒体)というものはありません。世界にただ存在している時点では、形容詞のないただの素材。そんな寄る辺のない中で、何かを選び、ただの素材同士を関わらせたときにはじめて見出される「関係性」、その采配にかかっていると思うのです。
たとえば「色」。モチーフにしている物体の固有色は現実空間においては絶対的なものの一つ、と、とりあえず言えるかもしれない。でも、その色を科学的に正しく再現したところで、別に「正しい絵」が出来るわけではない。ただの色Aとただの色Bがぶつかることで生まれる抽象的な「色のようなもの」がある。そこへただの色C、D、E…が加わってゆく。
しかもその総体は、「相関関係」のみで成り立っているので、どこか一箇所を変えれば、全とっかえするしかないのだ。もしくは、ある一筆によってそれまで判然としなかったすべての要素の役割が定まり、突然完成するのだ。その一筆は自動的に最後の一筆になる。
それらを完璧に見定め、コントロールした先に「絵画的な正しさ」がありそうな気がする。その正しさを説明しようとしたり、理解しようと試みるけれど、現実と照らし合わせても答えは用意されていないし、言葉では断片や比喩しか与えられない。
だから、絵を描くためには「絵画的な正しさ」を測る測定システム自体を、作家一人一人が発明するしか術がないのです。
そして、矛盾するようだけど、見た目的にはそんな厳しさを感じさせない、むしろ、無数の正解を保持しているようなおおらかさが、ボナールの絵の魅力かなあ。
※「絵画的正しさ」という言葉は便宜的に指し示すための場所が必要だったので仮設した、からっぽの箱に過ぎません(むしろ箱の中身について、ああでもないこうでもないと一生考え続けるために、空箱が必要なんだと思うんです)。
だって「正しさ」なんて言葉は、使用者が何に立脚してどう定義しているかを表明した上で、且つ効力の及ぶ範囲を示した場合にしか、使用が許されない言葉でしょう。
※2「完璧にコントロール」という表現も、力でねじ伏せ完全に支配するという意味ではなく、流れや偶発性にどこまで委ねるかを含めた総体としてのバランス感覚の完璧さを言いたいのだよ。何か、ことに芸術について何かを言おうとすると、留保や限定を付けざるを得なくて、単語がぶくぶく着膨れてゆくのが悩ましい…。
※2.5 そう、悩ましい。表現しようとするものを、言葉で表現できず、そもそも把握することもままならず、苦しい。
でも、苦しければ苦しいほど「それが絵である必然性」の強度は増し、「それを絵にすべきだ」と励まされるような、表裏一体のエネルギーがある。
まあ、途方もなかった。巨匠たちの作品にガーーンとやられた2018年でした。
(本当は、そろそろ歴史とか時勢とか人間関係とか鑑みた見方をしなきゃかしら?という気持ちもあるっちゃあったけど、できんかった。家に愛称を付けて生活を愛しているところとか、何十年も恋人の本名を知らなかったこととか、挿絵で描いたキャラクター「ユビュおやじ」とか、とってもチャーミングではあったよ。)
そんな「不可抗力的絵画鑑賞法」(もはや自分でも意味がわかりませんが、全部モネのせいなのでしかたがない。にしても、自分に引き寄せすぎてしまったかも、と少し反省。)の結果、暴発した熱がおさまらなかったので、
「モネってすごい!ボナールってやっぱりすごい!」とアホの子みたいに友人知人に突っかかっては散らしました。そして「えー今更ー」という突っ込みを甘んじて受けましたよ。
でもさー。そもそも知らないことばっかりなんだから、今更も何もないよ、と思うんですよ。誰目線の時間軸やねんってシリアスなツッコミを入れてやりゃ良かったわ。不覚!
しょうもない作品を見て、ダサさや違和感への反応速度を上げて感性のキレを保つことはとても大事ですが、
しょうもない作品ばかり見る期間が長く続くと美術自体に絶望しそうになるので、定期的に良きものを見ましょうか。
最近しょうもないものばっかり見てて死にそう、という方には、ボナール展はうってつけです。
生きろ!
展覧会はまもなく終了(あと4日)ですので、まだの人はボブスレーの橇に乗って滑り込みなさい!

(↑これがユビュおやじだ!ゆるキャラ。)
アラレ
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オルセー美術館特別企画 ピエール・ボナール展
【会期】2018年9月26日(水)~ 12月17日(月)
【休館日】毎週火曜日
【開館時間】10:00~18:00
毎週金・土曜日は20:00まで
*入場は閉館の30分前まで
【会場】国立新美術館
〒106-8558 東京都港区六本木 7-22-2
















