買取事例

縁起物!ウエディングアイテムでも有名な6ペンス硬貨をお譲りいただきました。


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外国のウエディングではだいぶ有名な言い伝えとなっておりますが、ウエディングのおまじないとして最近では日本でも有名になってきているようです。

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マザーグースの一節にある”サムシングフォー”をご存知でしょうか

サムシングフォーとは、
「サムシングオールド(何か古いもの)」
「サムシングニュー(何か新しいもの)」
「サムシングボロー(何か借りたもの)」
「サムシングブルー(何か青いもの)」……の4つをさします。

ここまではとても有名な一節だと思うのですが、実はこの詩の最後の一文に

そして靴の中には6ペンス銀貨を
(and a sixpence in her shoe.)

という一文があることから、ウエディングアイテムとして6ペンスコインが使われており
「花嫁の左靴の中に6ペンス銀貨を入れて結婚式を挙げると豊かで幸せな結婚生活を送ることができる」ということを意味するようです。

なんだかステキなお話ですね:present:

 

ヨシダ


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カップ&ソーサー、プレート、スープ皿(ヘレンド、リチャードジノリ、ウェッジウッド他、西洋陶器多数)、玩具、アクセサリー、掛軸などをお譲りいただきました@東京都豊島区


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メリークリスマスですね:santa:

頑張って探したんですが、クリスマスっぽいのがこれしかありませんでした!笑

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水野英子作の「サンドリヨン」です。
サンドリオンは今でいう「シンデレラ」のことです。

水野英子は手塚治虫をはじめ、赤塚不二夫や、藤子不二雄(藤子不二雄A、藤子・F・不二雄)、つのだじろう、石ノ森章太郎も住んでいたことで有名なトキワ荘に唯一の女性として入居していたことでも有名です。

 

ヨシダ

 


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神奈川県鎌倉市で、おもちゃ、ストーブ(アラジン)、ギター、アクセサリー、腕時計、香水、はがき、切手、本、CDをお譲りいただきました!


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先日は明治時代のマッチラベルの前編としてご紹介させていただきましたが、今回は後編として引き続き面白い逸品を取り上げさせていきたいと思います!

今回ご紹介させていただいたお品のなかには、日本人による日本人向けのラベルほか、中国への輸出用ラベルも相当数含まれており圧巻!!!
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中国はまだ「清」の時代、ここまで古いものになると現地にも現存しないものも多数含まれているのではないでしょうか。
中国の方々にとって縁起のよいとされている動物が多く絵柄に登場しており、特に猿、蝙蝠、虎などが多く登場しているようです!
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なかには蝙蝠のうえに猿が乗っているといういいとこどりの絵柄まで(笑)とてもユーモラスです。
また現地の生活の様子を描いたものもあり、野外での散髪の様子を描いたもの、また中国柄にも文明の利器・蓄音器や自転車がデザインされたものもあり、文明の利器の受容史の記録としても貴重なものといえるのではないでしょうか。
描かれているものは蝋管蓄音器ではないので、恐らく1910年頃、清末期から中華民国最初期のものと思われます。

 

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また、明治時代といえば戦勝に沸いていたこともあり、戦争を意識したデザインのものも多数あり、またこのデザインがあってこそ「日清」「日露」などの時代特定の鍵にもなるという重要なポイントになっております。
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そしてマニア垂涎の鉄道ものの絵柄もあります!
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♪汽笛一声新橋を~と聞こえてきそうな蒸気機関車のレトロな絵柄、また左の木造の電車のラベルにはわざわざ「鉄橋」の文字が。鉄でできた橋自体が先進国の象徴であったような時代を今に伝える資料になっています。

またこれらラベルを検品しておりますと、マッチを擦る側薬の部分が残っているものもあり凝視してみると、現在のマッチ箱にみられる茶色い側薬ではなく、粒子がかなり粗い透明の砂利のようなものが付着しておりました(下図、右側)。ちょうど砂糖のザラメのような感じでしょうか?
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思わず見落としてしまいますが、日本人の生活必需品であったマッチの歴史を語るうえで欠かせない部分かもしれませんね。

そして…最後にくまねこ堂だけに、猫ちゃんのマッチラベルをご紹介して終わらせていただきたいと思います!
「カワイイ猫!」というよりも「明治時代の猫」という佇まいですね(笑)
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byこばちゃん


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神奈川県鎌倉市にて、古道具、掛け軸、絵画、書画、お茶道具、習字道具、食器(マイセン、ロイヤルドルトン等)をお譲りいただきました!


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本日は、大量の明治時代マッチラベルをご紹介したいと思います!!!
今までも数々のマッチラベルのスクラップブックを取り扱わせていただいてまいりましたが、今回のお品は明治20~40年代に印刷されたものだけがスクラップされており、日本のマッチラベルの最初期の歴史をそのまま見ることができる、ダントツの珍品といえるものではないでしょうか?
私はあまりの凄さに動揺してしまいました(笑)

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日本のマッチラベルの歴史は明治初期にまで遡り、当時マッチラベルは「燐票」と称されて、長い間根強いコレクターが存在するコレクターズアイテムでもありました。昭和初期のマッチラベル全盛時代には多くの凝ったデザインのマッチラベルが登場し、コレクター以外が見ても楽しくなるようなのものが沢山存在しておりますが、今回のお品はそのような色鮮やかなデザインが確立される以前のもの。
しかし、そこには独特の世界が広がっており、昭和初期のモダンで色鮮やかなマッチラベルにも勝るとも劣らない魅力が充満しており、思わず目を見張ってしまうものばかり!

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上図はまるでメリエスのSFトリック映画「月世界旅行」(1902年公開)のワンシーンのようですが、どこか日本独特のデザインと色彩、あまりの素晴らしさに手が震えました。
また文明開化のあおりを受けて文明の利器を使用する絵柄が沢山取り入れられてもいて、
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自転車に乗った男性や気球にぶら下がった軍人さんなどのデザインは今見ると大変ユーモラスでもあります。

これらのマッチラベルのデザインを手本としたのが1960年代の横尾忠則さんであり、当初古くから活動するアーティストからは「このような世界観を壊すために我々は活動してきたのに、わざわざ前時代のデザインを手本とすることは何事か」と非難されたとどこかで読んだことがありますが、このような前時代的なものの中から生まれ一世を風靡したのが1960年代のアングラ文化かと思うと、感動的な思いさえ抱くことができます。

スクラップブックに貼付されたこれら、マッチラベルのデザインを見ると、現代人にはデザインできないものだろうな、ということを強く感じました。
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見て下さい‼このオウムと兎が通話している様子をデザインするという感性。もう天才としか言いようがありません(笑)
そして、大昔の忍術映画にでてきそうな、このガマガエル!
1900年ころに印刷されたマッチラベルには、そのまんま「二十世紀」と配置する露骨さ、たまらないです。
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マッチラベルコレクターではなくとも、思わず見とれてしまう逸品。まさに眼福としかいいようがありません。
大きさでいえばほんの数センチにしか満たない、吹けば飛ぶようなマッチラベルですが、そのデザインが放つ時代感というものは計り知れないものがあります。

一回のブログで紹介するにはちょっと足りない感じもしますので、上・下に分けて、このマッチラベルについてご紹介させていただきたいと思います!!!
次回のマッチラベルに乞うご期待!!!
byこばちゃん


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クリスマスらしい!?フランス人作家ポール・アイズピリ、大型リトグラフをお譲りいただきました。


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日本で人気のフランス人作家、ポール・アイズピリさんの紹介です。

クリスマスも近づいてきましたので、こういった色彩の豊かな絵を見ると自然とテンションも上がります:santa:

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ポール・アイズピリは現代フランス絵画の巨匠ともいわれ、
鮮やかな色彩や、自由なモチーフが軽やかなタッチで描かれているのが特徴で、わかりやすい具象絵画が日本で大変親しまれています。

今回当店にあるのはシルクスクリーンで、花束をモチーフに知た静物絵画ですが
作品の中にはパリを舞台にしてモチーフが舞い踊るような、夢の中のような作品を多く残しています。

確かに最近は北欧ブームも続いて、こういったデフォルメ(洗練)されたモチーフや原色に近い鮮やかな色彩が受け入れられつつありますね。

フランス絵画、といえば個人的には印象派、ゴッホや最近話題になっているバルテュスなどの光の質を描くような、繊細な絵画が多い印象を持っていましたが
アイズピリの絵本のようなモチーフのとらえ方や色の使い方でフランス人作家ときいて意外な驚きでした。

残念ながら2016年に亡くなられていますが、2015年の90才を超えたときも精力的に、多幸感ある作品を数多く描き続けた現代作家を代表する素晴らしい作家さんです:hei01:

 

ヨシダ


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外国のコイン/貨幣/紙幣、現行貨/古銭、銀貨などをお譲りいただきました@東京都渋谷区神宮前


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ロートレック手掛けるラ・ルビュ・ブランシュの表紙絵をモチーフにつかったポスターをお譲りいただきました。

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19世紀末にそれまで複製技術でしかなかった版画が発達し、ロートレックなどの世紀末の前衛芸術家たちの間で版画を芸術の域にまでしたことが「グラフィックデザイン」の始まりだといわれています。

ロートレックの生きた19世紀末というのは、大都市パリでは消費・歓楽・遊行が大衆文化として広まり「美術」を一般の人がポスターや挿絵などでも普通に楽しむことができる時代となったのです。

彼の作品の魅力と言えば、やはり鋭い観察眼による人間描写、これに尽きるのだと思います。
本人も「背景は構成要素にすぎない」とまで言うほど、夜の歓楽街を舞台に繰り広げられる風俗の断片と、人の哀歓を描くことに関しては
彼自身もこの世界の中にどっぷり浸っていながらも、冷静な観察眼がにぶることはなかったわけです。

「ベルエポック(良き時代)」とよばれた19世紀松のフランスの中で「綺麗でなんぼ」とされる女性観を崩すように、楽屋裏でのメイクアップ中の絵や、食堂やソファでくつろぐ女性など
少なくとも「美しい」とはほど遠い女性像を多く残しているロートレックですが、これは彼がいかに本来的な意味での「美」よりも「生」という魅力を描いてきたか、という事に他ならないような気がします。

女性の表情や顔もどことなく美しいとはいいがたいものも多く、なぜ単純に美しいものではなく、あえて崩して描くのか
彼自身が健常者ではなかったこともあるとは思いますが、彼が残した「人間は醜い、されど人生は美しい」という言葉そのままのような気もします。

 

ヨシダ

 


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貴金属類、アクセサリー、焼き物/陶芸品、薩摩焼/備前焼、香炉、掛花入などをお譲りいただきました@千葉県市川市


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洋画家、佐藤鹿の「セーヌ川風景」という油彩画をお譲りいただきました。

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この油彩画、なんか変だと思いませんか?

この作品をアップにした画像がこちらです↓

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絵具のタッチがホイップクリームのように超極厚塗りになっているのがわかりますでしょうか…
ここまで極厚塗りだともはや、絵画というよりは立体に近いかもしれません

通常の油絵の絵の具が完全に乾燥するまで半年~1年はかかるといわれておりますが、こちらの絵はどれぐらい時間をかけたのか…..:kaomoji3:

しかも橋の部分>建物>空、という順番でタッチの大きさを変えているんです
手前は書き込んで、奥はぼかすことで平面の中に空間を生むのが基本と言えますが
こうしてタッチの大きさを変えるだけで画面の中に空間を生む手法は映像的な発想だし、こうして見ると、単に奥の背景をぼかすより力強い作品だと思います。
勉強になりました。

 

ヨシダ


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戦前の中国真鍮、七宝、煙草入れ、ハローキティ、切手、酒、ソフビ人形、香炉などをお譲りいただきました@世田谷区北沢

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有名な現代版画師ばかりの版画カレンダーをお譲りいただきました。

残念ながら数字の部分はないのですが、版画部分はバッチリ12ヶ月分ございます。

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この中でご紹介したいのは畦地梅太郎さんです。

下の写真の右上の版画の作者の方です。

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「山の版画家」と呼ばれるほど多くの山を題材にした畦地梅太郎。
中でも有名なのが「山男シリーズ」ではないでしょうか。

1950年代から畦地さんが80才程になる1980年代まで続いた超有名シリーズです。
私もいつか、いつか印刷でいいからこのシリーズのポスターを部屋に飾りたいと思っています…..

この山男シリーズは現在ではアウトドアブランドであるMontBellが「山男シリーズ」としてTシャツを発売するなど個人的にはすごくいいなあ、と思っています:hiyoko:ホシイ!

今でこそグランピングやブッシュクラフトという再び登山(キャンプ/ナチュラル)ブームがきていますが、畦地さんの作風は昭和20年代から描かれていたとは思えないほど愛らしく、畦地さんの作風が好きという方もいらっしゃるんじゃないでしょうか!?

山の良さがギュッと詰まった畦地さんの作品は、山の良さを現代にも通じる素晴らしいデザインで伝えています。

 

 

ヨシダ

 


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【遺品整理・遺産整理】美術展図録、展覧会図録、伊藤若冲、長谷川等伯、植木等、昭和歌謡、リトグラフ、絵画をお譲りいただきました。:世田谷区上野毛


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お譲りいただきありがとうございます!

今日も商品ラベルのスクラップブックからご紹介します。
すこし気が早いですが…本日はこちら♪

戦前ラベル

商品ラベルではなく、お店のダイレクトメールですね。お歳暮&クリスマスのご案内です:hoshi1:
スクラップブックに貼り付けられているため消印などは確認できず、残念ながらこの葉書が出された時期は不明です。それにしても、「店内クリスマス飾り仕候に付御来観を希上候」、お店をクリスマス仕様に飾りつけて集客し、華やかなムードで購買意欲をあおる方法は昔からあったのですね~!

取り扱い商品の一覧も面白いですね。
「洋菓子入玩具」や「洋酒類」は分かるのですが…そこに並列される「サンタクロース」や「クリスマス」って一体…。
また、サンタクロースにお供しているトナカイも背中に白斑点があり、夏毛の鹿のようです(;^ω^)
こういう感じ… ↓

戦前ラベル

商品ラベルスクラップブックより

 

今でこそほとんど日本文化の一部として浸透したクリスマスですが、受容の過程ではさまざまな戸惑いや勘違いもあったのではないかな~と想像されます。
でもそうして醸成された「和製西洋文化」にも、本家とは違う面白味や魅力がありますよね:hoshi1:
ちなみにクラニャンは、ハロウィンが定着した今、今後はイースターやサンクスギビングデーが盛り上がっていくのでは…と予想しています(`・ω・´)

 

By クラニャン

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抱瓶、木版画、レコード、ソノシート、硯箱、墨、紫檀の文箱を買受けいたしました:江戸川区葛西にて


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今日は、以前入荷した戦前の商品ラベルのスクラップブックからこちらをご紹介:hoshi1:
聞いたことのない商品名や、独特なデザインのラベルが並ぶなか、「あ、これは知ってる(^◇^)!」↓
戦前ラベル

と、思いきや、こちらはおなじみの「森永ミルクキャラメル」…ではない?
「西村ミルクキャラメル NISHIMURA’S  MILK  CARAMEL」と書いてありますね。

でもデザインは瓜二つ、商品名「ミルクキヤラメル」の左右に書かれた「風味絶佳」「滋養豊富」のうたい文句もそのままです。

森永

森永製菓HPより

 

森永の前身は西村という会社だったのかな?などと考えましたが、右下に印字された登録商標も異なっており…。
これは一体…?と考えていると、森永製菓HPのコラム「森永ミルクキャラメル開発よもやま話 第四話」にヒントがありました。
(以下転載、強調は筆者)

「森永ミルクキャラメルの大好評をみて、新発売の大正3年の暮から翌大正4年の正月にかけて早くも偽物が続出。新聞広告のコピーの一部で「いろいろニセモノあり森永製菓にご注意を乞う」や「ニセモノにご注意の上、この商標のある森永ミルクキャラメルの御愛用を乞う」とアピールしました。この時期、150件以上も多発する「森永ミルクキャラメルのニセモノ」の横行を許したのでは、単に商品流通上の不都合があるばかりでなく、そのほとんどが粗悪品なので、消費者に森永ミルクキャラメルの品質が誤認され、評価が下がることになるため、「森永ミルクキャラメルのニセモノ」を排除する活動を行いました。まぎらわしい名称や商標、デザインなどを持つ「ニセモノ」メーカーに警告し、これに従わない場合は訴訟をおこして法的制裁処理を厳しく実行しました。[後略]」

ニセモノが150件とはすごいですね(゜゜!
スクラップブックの「西村ミルクキャラメル」も、そのひとつだったのでしょうか?

森永ミルクキャラメルは、森永創業の明治32年(1899年)に製造・販売が開始されています。
ニセモノの横行も、このハイカラなお菓子が巷に流行し、多くの人に親しまれていたからこそですね。

くまねこ堂では、歴史を伝える貴重な資料をお待ちしております(^^)/

By クラニャン

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くまねこ堂 出張買取対応エリア

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詳しくは対応エリアをご確認ください。

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