買取事例

東京都内にて「鋳銅の亀」と称される名工、野上龍起の銅製置物をお譲り頂きました


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東京都内にて、「鋳銅の亀」と称される名工、野上龍起の銅製置物をお譲り頂きました。

 

作者の野上龍起は、大島如雲に師事し、皇居前の楠公像や上野公園の西郷隆盛像の鋳浚仕上げを担当しました。

「鋳銅の亀」と称されるだけあって、1900年のパリ万博には持てる技術をいかんなく発揮した亀の置物数点を出品したのだそうです! 

 

コロコロした仔犬が亀を押さえつけています。

こちら、大きなものではありません。

15×7×高さ約12センチ、亀の甲羅部分にいたっては約6センチです! 

 

余談ですが、 亀オタクであり実際に ニホニシガメを飼育しているくまねこ堂従業員のコロスケさんによると、踏みつけられている亀は日本の固有種ニホンイシガメで、仔犬の比率から見て大人の亀だろうとのことです。

また、広重や国芳の版画の絵柄にも登場するのがこの亀なんだとか。 

ははー、勉強になりました!

 

ちょっと失礼して、よいしょ。 

 

さすがですね、置くと見えなくなってしまう部分も 、手を抜くことなく精巧に作られています。

 

 

ワンコもあどけなくてかわゆいです。

亀は踏まれてムッとしているようですね。うふ。 

 

 

野上龍起(のがみりゅうき)

1865年生まれ 

蝋型鋳造を得意とした大島如雲に師事

1900年パリ万博出品

1932年逝去 

現在、亀の置物数点が東京芸術大学美術館に所蔵されています。

 

byキョーコ

 


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東京都日野市にて、1961年の黒澤映画「椿三十郎」の決定稿台本をお譲り頂きました。


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東京都日野市にて、黒澤明の映画「椿三十郎」の決定稿台本をお譲り頂きました。

連続でご紹介させていただいている昭和30年代の映画台本やドラマ台本。

特撮ものだけではなく、世界のクロサワの台本もあったのでした!

 

 

 

1961年 東宝株式会社とありますね。

公開は1962年1月1日でした。 

 

ババーン!

 

キャストは直に書き入れられていました。 主演はもちろん三船敏郎です。

 

 冒頭。。。

 

中盤

 

 

ラストシーン

 

 昭和30年代の黒澤映画の台本が目の前に。

なんと素敵なお仕事でしょう・・・:naku:

 

くまきちさんによると、もともと古本買取りで伺ったお宅だったのだそうですが、

おうちの方が「こういったものもあるのですが、買い取りの対象になりますか?、、、」と奥から出してくださったのだとか。

 

買取りジャンルの幅が広いのがくまねこ堂の強みです。 

是非、ご相談・お声かけくださいませ。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

byキョーコ


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東京都日野市にて、「ウルトラセブン」の初回台本!決定稿他をお譲り頂きました

 

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東京都日野市にて、「ウルトラセブン」の初回台本!決定稿他をお譲り頂きました。

 

初回台本だけあって、表紙タイトルにはまだ(仮)の文字が残っています。

 

表紙をめくると、、ぺらり

 

その次のページには、ダダーン! 

監修:円谷英二

株式会社円谷特技プロダクション初代社長さんです!

そして「特撮の神様」です。

 

 ↓ キャスト

 

 

 ↓ モロボシダンの変身シーン

 

↓ 初回エンディング、モロボシダンの心の声。

 

ほかの2冊は、ウルトラセブン「宇宙囚人303」とウルトラマン「恐怖のルート87・高原竜ヒドラ登場」です。   

 

 

モスラやゴジラもかなりレアでしたが、ウルトラセブン初回台本もかなりドキドキものです。

これらはコレクターの方からではなく、当時の関係者のご家族からお譲りいただいたものなのです。

ありがとうございました!

大事に取り扱いをさせて頂きます!

 

つづく

byキョーコ

 


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東京都日野市にて、「モスラ対ゴジラ」(1964年東宝)の映画台本・決定稿をお譲り頂きました

 


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東京都日野市にて、「モスラ対ゴジラ」(1964年東宝)の映画台本・決定稿をお譲り頂きました。

前回の「モスラ」に続きご紹介いたします。

 

「モスラ対ゴジラ」はゴジラシリーズの第4作。「モスラ」の続編にあたります。

 

 

 

 

 

 

インファント島のモスラは寿命が迫っているにもかかわらず、酒井らの説得に応じ、ゴジラと戦うために日本へ向かいますが、日本の海岸に流れ着いていたモスラの卵をかばうように着地し、絶命します。

暴れるゴジラが子供たちのいる島に迫ろうとしているところ、モスラの卵が孵化し始め。。。

 

ああ、余命いくばくもないモスラ、はるばる日本まで来て、卵をかばうようにして絶命って切ないです。。

 

切ないと言えば、くまねこ堂のかめ子さんもこの季節、時折卵を産みます。

お相手がいるわけではないので、無精卵です。

ゴメンなさいね、カメ子さん。ひとりぼっちで産ませて。。。(泣)

 

 

映画台本、まだまだ続きます。

どうぞお楽しみに!

byキョーコ 


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東京都日野市にて、「大怪獣 モスラ」(モスラ第一作目/1961年)の映画台本をお譲り頂きました

 
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明治期のマッチラベルのご紹介をちょこっとの間お休みして、入荷したばかりの映画台本を数冊ご紹介させて頂きます。:b_body_jump:

 

お譲り頂いた「大怪獣 モスラ」(モスラ第一作目/1961年)映画台本の表紙には第3稿と入っています。 

 

 東宝 TOHO  SCOPE 総天然色

第3稿 1961東宝株式会社 

 

モスラ第一作目の台本です、大変大変貴重なお品です!!

 

福田善一郎役のフランキー堺の名前が。 

 

 

1961年公開の「モスラ」では1958年の竣工の東京タワーに繭を張って成虫になり、タワーを壊すのですから、なんとも大胆な設定です。

そのあたりのシーンを探してみましたら、

「モスラ、激しく怪声をあけると、大きく羽ばたく。

東京タワーその羽に一たまりもなく、へしおれる。」

とありました。オー、本当にあった!

じ~ん。。。。

 

次回も引き続き貴重な台本をご紹介させていただきます。

どうぞお楽しみに!

byキョーコ


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当時の世相:明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その5


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明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その5

 

マッチラベル初心者の私でも明らかに中国向けとわかる絵柄がちらほら。

↓ 中華民國萬歳 (榊原 JAPAN)

 

 1912~1928年の中華民國国旗「五色旗」と1911年中華民國湖北軍政府が掲げた十八星旗(鉄血十八星旗/九角十八星旗)が振られています。

 

↓ 人物のポーズが上の絵柄と そっくり!!

 

 

↓ 自転車つながりでこちら (徳嶋製燧恵製造)

 

 ↑ 絵柄がほんのちょこっとずつ違っていますね。間違い探しのようで楽しいです。

 (恰和洋行/佳志吉治洋行/良燧社製)

 

 

 

(三上商店) 

 

↓ これ好きです!梅図かずおの描く漫画バリにびっくりしています。:wa-i:

 

お! :heart:

また 十八星旗(鉄血十八星旗/九角十八星旗)が入っています。

変わった絵柄ですねえ。松の脇で理髪。

 

 

↓ こちらも絵柄違い。2枚目、3枚目の男生体操ってなんでしょうね。 

 

 

↓ 当時このようなものもあったのですね。婦人衛生必携品とあります。 

 

↓ 脳病全治保證薬ですって! 絵が怖いわ。。。

大日本帝国脳病院長の先生の処方、神経衰弱全治、のぼせ、卒中を防ぐと書いてあるようです。

 

 ↑ 次亜燐(じありん)は滋養の大関 牛乳の数倍  次亜燐を飲んでこんなに肥りました

   各薬店にあり升

次亜燐とは何ぞや、と思いググってみたところ、内藤記念くすり博物館さんのページに詳しく記述されていました。(以下は要約です)

明治時代に入ると、海外の列強と対抗するため富国強兵の政策がとられるようになり、滋養強壮を目的とした薬剤の需要が高まりました。

次亜燐の効能は肺病・貧血病・胃病の際、消化を助け、体格を強固にするというもので、その広告ではたくましい体の力士がトレードマークになっていたそうです。

 

これは商標ラベルではありませんが、いずれの絵柄も当時の世相が反映されていて興味深いです。

まだまだつづく!

byキョーコ


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中国向け:明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その4


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明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その4

 

貼られている順番でご紹介します。 

これまでご紹介の中にも時折中国向けのものが入っていたようですが、こちらもですね。

SEISUISHAは清燧社のことでしょうか。

 

こちらの女性、衣服が魔女のようにも見えます。 神戸の明照社 

 

 

弓を引くインディアン

 

 

豊臣太閤登場! 本栄社 

 

こちら(上)も中国向けのようです。

↑ 山代甚七製

 

福助でしょうか?それにしては頭髪がふっさふさですかねえ。 大阪明燧社

 

中国の子どもたちがおもちゃで遊んでいます。 

 

こちらも中国の子どもたち。水遊びをしています。

左の子が手にしているのは竹製の水鉄砲のようですね。

赤いラベルが多い中でこのピンクは目を引きました。

 

あらら、幼児がマッチを擦ったらあぶないですよ。東京 東栄社

 

つづく

byキョウコ


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悪魔→鬼→天使→ラッパ…:明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その3

 


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明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その3

前回に引き続き、このコレクターの方の並べ方に注目してご紹介したいと思います。

 

前回の「天狗」柄 に続くのは、、、

 

悪魔?ですよね。

はい、「天狗」→「悪魔」です。

微妙な版の違いも同時に楽しみます。 

「悪魔」の次は、、、 

「鬼」ですね。 太っています。

そしてお次は、、

いきなり「天使」です。天国と地獄の連想でしょうか。

 

天使の表情もちょっとずつ違っています。

キリッとしていたり、チラッと見ていたり。

「天使」の端っこにオマケのように貼られていた「ラッパ」。

天使が吹いていた「ラッパ」つながりということですね。

 

オマケからもどって「天使」→「金太郎」 

 

金太郎が乗っているのは鯛でしょうか?おめでたいですね。

 

お次は、、、これなんでしょう。ポーズは金太郎とかぶっていますが。。。

私にはわかりませんが、ペタペタたくさん貼ってありました。

当時お貼りになった方、「わかんないの?モー」って怒っちゃいそうです。

すみません。私無知なもので。

 

さ、気を取り直して次回もご紹介させて頂きます。

どうぞお楽しみに!

 byキョーコ


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手の動作と天狗:明治期の商標マッチラベルのコレクションを大量にお譲り頂きました。その2

 

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明治期の商標マッチラベルのコレクションを大量にお譲り頂きました。その2

 

このコレクターの方の並べ方がなかなか興味深いのです。 

まず目を引いたのがこちら、3つの手の握手と両手の同時握手?

 

次に貼ってあったのが、「手」つながりでマッチを擦る手元。 

構図は同じですが、元の版が違います。 

 

 

「マッチを擦る」つながりでこちら。

こちらも版が違いますね。 

 

 ↓ こちらは商標の文字がないです。 

 

↑ NAKAMUBA?NAKAMURAのスペル間違いでしょうか?

 

 

次は「マッチを擦る」つながりでこうきました。 

 

 マッチを灯してもらって天狗が泣いて喜んでいるようです。(これも商標なし)

 

そして「天狗」つながりでこちら。

同じ構図の版違い。

 


 

↓ 上の方は右側の文字を消した(版を直した?)ような跡があります。 

 

↓ 色違い5枚

 

この続きは何の絵柄だと思われますか?

次回ご紹介いたします。どうぞお楽しみに!

byキョーコ 


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圧倒!:明治期の商標マッチラベルのコレクションを大量にお譲り頂きました。その1

 
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明治期の商標マッチラベルのコレクションを大量にお譲り頂きました。その1

蛇腹状のスクラップブックの両面にびっしりと貼られています。

 

明治期のマッチの商取引はすべてラベルによって行われていました。

ところが、ラベルを模倣した類似品が出回って市場が混乱したことから

明治17年に商標条例が交付となり、ラベルの商標登録がされるようになったのだそうです。

 

さて、このスクラップブック、絵柄毎に几帳面にまとめられていました。

ジ〜ン。。。すばらしい!!この分量といい、マッチラベルコレクター(愛燐家/あいりんか・燐票家/りんぴょうか)の鏡です。

 

さて、まず最初にご紹介するのは、おもに日本国旗・旭日旗をデザインしたラベルです。

 

 

軍艦マーチが聞こえてきそうなものばかりですねえ。

 

中国(中国向け?)のラベルもあります。

 

 ↓ これは広義での旭日旗?

 

↓ 富士山や亀も入って縁起のよい絵柄 ん?もしやお能ですか?『翁』ですよね、にゃん子さん!

↑ アラ??もしかして亀が綱渡りしてる?

 

 

マッチラベルは木版で刷られていたので、何度も刷って版がつぶれたのか、同じ絵柄でも線描のくっきりしたものとそうでないものがありました。

お城の絵柄などはかなり細かく彫られています。

 

 朝日と波

 

扇子に日の丸

 

 

どれも目を引くものばかりです。

デザインが素敵過ぎて目移りしてしまい、最初に何をご紹介しようか決めるだけで一苦労でした。。。いやはや:ase1:

 

貴重なお品です。

数回に分けてご紹介させて頂きますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。

次回もどうぞお楽しみに!

 つづく

 byキョーコ


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