買取事例
東京都日野市にて、「大怪獣 モスラ」(モスラ第一作目/1961年)の映画台本をお譲り頂きました
明治期のマッチラベルのご紹介をちょこっとの間お休みして、入荷したばかりの映画台本を数冊ご紹介させて頂きます。
お譲り頂いた「大怪獣 モスラ」(モスラ第一作目/1961年)映画台本の表紙には第3稿と入っています。
東宝 TOHO SCOPE 総天然色
第3稿 1961東宝株式会社
モスラ第一作目の台本です、大変大変貴重なお品です!!
福田善一郎役のフランキー堺の名前が。
1961年公開の「モスラ」では1958年の竣工の東京タワーに繭を張って成虫になり、タワーを壊すのですから、なんとも大胆な設定です。
そのあたりのシーンを探してみましたら、
「モスラ、激しく怪声をあけると、大きく羽ばたく。
東京タワーその羽に一たまりもなく、へしおれる。」
とありました。オー、本当にあった!
じ~ん。。。。
次回も引き続き貴重な台本をご紹介させていただきます。
どうぞお楽しみに!
byキョーコ
当時の世相:明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その5
明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その5
マッチラベル初心者の私でも明らかに中国向けとわかる絵柄がちらほら。
↓ 中華民國萬歳 (榊原 JAPAN)
1912~1928年の中華民國国旗「五色旗」と1911年中華民國湖北軍政府が掲げた十八星旗(鉄血十八星旗/九角十八星旗)が振られています。
↓ 人物のポーズが上の絵柄と そっくり!!
↓ 自転車つながりでこちら (徳嶋製燧恵製造)
↑ 絵柄がほんのちょこっとずつ違っていますね。間違い探しのようで楽しいです。
(恰和洋行/佳志吉治洋行/良燧社製)
(三上商店)
↓ これ好きです!梅図かずおの描く漫画バリにびっくりしています。
お!
また 十八星旗(鉄血十八星旗/九角十八星旗)が入っています。
変わった絵柄ですねえ。松の脇で理髪。
↓ こちらも絵柄違い。2枚目、3枚目の男生体操ってなんでしょうね。
↓ 当時このようなものもあったのですね。婦人衛生必携品とあります。
↓ 脳病全治保證薬ですって! 絵が怖いわ。。。
大日本帝国脳病院長の先生の処方、神経衰弱全治、のぼせ、卒中を防ぐと書いてあるようです。
↑ 次亜燐(じありん)は滋養の大関 牛乳の数倍 次亜燐を飲んでこんなに肥りました
各薬店にあり升
次亜燐とは何ぞや、と思いググってみたところ、内藤記念くすり博物館さんのページに詳しく記述されていました。(以下は要約です)
明治時代に入ると、海外の列強と対抗するため富国強兵の政策がとられるようになり、滋養強壮を目的とした薬剤の需要が高まりました。
次亜燐の効能は肺病・貧血病・胃病の際、消化を助け、体格を強固にするというもので、その広告ではたくましい体の力士がトレードマークになっていたそうです。
これは商標ラベルではありませんが、いずれの絵柄も当時の世相が反映されていて興味深いです。
まだまだつづく!
byキョーコ
中国向け:明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その4
明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その4
貼られている順番でご紹介します。
これまでご紹介の中にも時折中国向けのものが入っていたようですが、こちらもですね。
SEISUISHAは清燧社のことでしょうか。
こちらの女性、衣服が魔女のようにも見えます。 神戸の明照社
弓を引くインディアン
豊臣太閤登場! 本栄社
こちら(上)も中国向けのようです。
↑ 山代甚七製
福助でしょうか?それにしては頭髪がふっさふさですかねえ。 大阪明燧社
中国の子どもたちがおもちゃで遊んでいます。
こちらも中国の子どもたち。水遊びをしています。
左の子が手にしているのは竹製の水鉄砲のようですね。
赤いラベルが多い中でこのピンクは目を引きました。
あらら、幼児がマッチを擦ったらあぶないですよ。東京 東栄社
つづく
byキョウコ
悪魔→鬼→天使→ラッパ…:明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その3
明治期の商標マッチラベル(燐票)のコレクションを大量にお譲り頂きました。その3
前回に引き続き、このコレクターの方の並べ方に注目してご紹介したいと思います。
前回の「天狗」柄 に続くのは、、、
悪魔?ですよね。
はい、「天狗」→「悪魔」です。
微妙な版の違いも同時に楽しみます。
「悪魔」の次は、、、
「鬼」ですね。 太っています。
そしてお次は、、
いきなり「天使」です。天国と地獄の連想でしょうか。
天使の表情もちょっとずつ違っています。
キリッとしていたり、チラッと見ていたり。
「天使」の端っこにオマケのように貼られていた「ラッパ」。
天使が吹いていた「ラッパ」つながりということですね。
オマケからもどって「天使」→「金太郎」
金太郎が乗っているのは鯛でしょうか?おめでたいですね。
お次は、、、これなんでしょう。ポーズは金太郎とかぶっていますが。。。
私にはわかりませんが、ペタペタたくさん貼ってありました。
当時お貼りになった方、「わかんないの?モー」って怒っちゃいそうです。
すみません。私無知なもので。
さ、気を取り直して次回もご紹介させて頂きます。
どうぞお楽しみに!
byキョーコ
手の動作と天狗:明治期の商標マッチラベルのコレクションを大量にお譲り頂きました。その2
明治期の商標マッチラベルのコレクションを大量にお譲り頂きました。その2
このコレクターの方の並べ方がなかなか興味深いのです。
まず目を引いたのがこちら、3つの手の握手と両手の同時握手?
次に貼ってあったのが、「手」つながりでマッチを擦る手元。
構図は同じですが、元の版が違います。
「マッチを擦る」つながりでこちら。
こちらも版が違いますね。
↓ こちらは商標の文字がないです。
↑ NAKAMUBA?NAKAMURAのスペル間違いでしょうか?
次は「マッチを擦る」つながりでこうきました。
マッチを灯してもらって天狗が泣いて喜んでいるようです。(これも商標なし)
そして「天狗」つながりでこちら。
同じ構図の版違い。
↓ 上の方は右側の文字を消した(版を直した?)ような跡があります。
↓ 色違い5枚
この続きは何の絵柄だと思われますか?
次回ご紹介いたします。どうぞお楽しみに!
byキョーコ
圧倒!:明治期の商標マッチラベルのコレクションを大量にお譲り頂きました。その1
明治期の商標マッチラベルのコレクションを大量にお譲り頂きました。その1
蛇腹状のスクラップブックの両面にびっしりと貼られています。
明治期のマッチの商取引はすべてラベルによって行われていました。
ところが、ラベルを模倣した類似品が出回って市場が混乱したことから
明治17年に商標条例が交付となり、ラベルの商標登録がされるようになったのだそうです。
さて、このスクラップブック、絵柄毎に几帳面にまとめられていました。
ジ〜ン。。。すばらしい!!この分量といい、マッチラベルコレクター(愛燐家/あいりんか・燐票家/りんぴょうか)の鏡です。
さて、まず最初にご紹介するのは、おもに日本国旗・旭日旗をデザインしたラベルです。
軍艦マーチが聞こえてきそうなものばかりですねえ。
中国(中国向け?)のラベルもあります。
↓ これは広義での旭日旗?
↓ 富士山や亀も入って縁起のよい絵柄 ん?もしやお能ですか?『翁』ですよね、にゃん子さん!
↑ アラ??もしかして亀が綱渡りしてる?
マッチラベルは木版で刷られていたので、何度も刷って版がつぶれたのか、同じ絵柄でも線描のくっきりしたものとそうでないものがありました。
お城の絵柄などはかなり細かく彫られています。
朝日と波
扇子に日の丸
どれも目を引くものばかりです。
デザインが素敵過ぎて目移りしてしまい、最初に何をご紹介しようか決めるだけで一苦労でした。。。いやはや
貴重なお品です。
数回に分けてご紹介させて頂きますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。
次回もどうぞお楽しみに!
つづく
byキョーコ
番外編:くまきちさんのおまけカードとお菓子のパッケージコレクション(昭和40年頃)
番外編:くまきちさんのおまけカードとお菓子のパッケージコレクション(昭和40年頃)をご紹介いたします。
丸美屋食品工業スーパージェッタ―ふりかけのおまけカードです。
スーパージェッタ―は1965年から1966年にかけてTBS系列で放映されたSFテレビアニメです。(原作は久松文雄)
裏にはグーチョキパーと点数が。当時のちびっこはどうやって遊んだのでしょう。
こちらは明治チョコレートのパッケージです。
このチョコレート ア・ラ・モードのパッケージはファイルにたくさん入っていました。
なぜ、コレなのでしょう。
んー。。。くまきちさんにツボを聞いておくべきでした。
(今日も既に買取りへ出発、、、)
私は子供の頃消しゴムを数百個集めていたので、蒐集したくなる気持ちはわかる方だと思うのですが、くまねこ堂に入荷する品々の種類の豊富さや量にはいつも驚かされます。
次回は入荷ほやほや、明治期のマッチラベルのコレクションをご紹介いたします。
大変貴重なお品です。
どうぞお楽しみに!
byキョーコ
番外編:くまきちさんのおまけシールコレクション(昭和30年代~)
番外編:くまきちさんのおまけシールコレクション(昭和30年代~)
本日は主にオマケシールをご紹介いたします。
一際目を引いたこのシール(うつし絵)、くまきちさんに尋ねたところ、
「一峰大二、コビトのオマケね」
ホー。。。
ユニフォームはジャイアンツ 背番号は3番。
当時の野球漫画「黒い秘密兵器」のキャラでしょうか。
(くまきちさん、既に買い取りに出発し、質問できず。。。)
昭和40年に株式会社コビトになる前は東京渡辺製菓株式会社のブランドのひとつだったらしく、封筒の印刷から察するにこれは昭和30年代の頃のオマケのようです。
「当たり券がはいつていますから お手数ではございますが~ 」
のあたり、日本語の使われ方が今と違うような気がします。
こちらも昭和感満載のシールの数々。
↓ 歩兵部隊ハリケーン(明治 かなぼうちびっこ部隊シール)
↓ ピンクパンサー
↓ 仮面ライダー
こちらのページには、「タッチ フクちゃんガム」の漫画を貼れる台紙などなど。
ぬり絵もできます。
ガムについてくる4コマ漫画を貼るらしいです。
ものすごく小っちゃいですけど、読めなくはないです。
井上 英沖の人気漫画「遊星少年パピイ」 (1965~テレビ放映)の切手型シール
綴じられたままのものも入っていました。
のぞいてみましょう、よいしょ
井上 英沖は手塚治虫のアシスタントを経てデビュー。
このパピイで商業的な成功をおさめるも散財し、波乱の人生を歩まれたようです。
次回は番外編「くまきちさんのコレクション」の最終回です。
どうぞお楽しみに!
byキョーコ
番外編:くまきちさんのガムさや、おまけカードコレクション(昭和30年代~)
前回に引き続き、くまきちさんのガムさや・おまけカードコレクションをご紹介させて頂きます。
昭和30~40年頃のもので、 応募券仕立てになっているものがいろいろありました。
↓ ローマオリンピック(1960年開催)へご招待・抽選券!
↓ クーペ・ピアノが当たる!
↓ マツダR360クーペが当たる!
↓ ん!? 動物クーポン券?どれか差し上げます? にゃにーーっ!!
どれどれ、、、
10枚であひるの子2羽、ヒマラヤ産キンパラ鳥1羽
20枚で手のり文鳥(桜)1羽、セキセイインコ1羽
30枚で手のり文鳥(白)1羽、子うさぎ2羽、インド産紅スズメのオスメス
ケニヤ賞(全国で3本)はなんと、アフリカの自然園ケニヤへのご招待 または現金で50万円
キング賞(全国で10本)は、えーーー!ライオンの子または現金5万円
オーム賞(全国で50本)は、オーム1羽・コリー犬・ボクサー犬・チン、または現金3万円
モンキー賞(全国で1000本)は、ポケットモンキー・スピッツ・日本犬、または現金5千円
驚きの景品がズラズラズラ。
あまりの衝撃に、記載されていた内容をつい書き出してしまいました。
ふと、この懸賞のことを少し調べてみようかしらとググってみたところ、検索にヒットしたのは、にゃん子さんの書いた2009年のブログ記事でした!
これは当時の買い取り品だったのですね。
そしてにゃん子さん、動物が景品とは「けしからん!」と怒っています。
そう、時代ですねえ。今だったら動物愛護団体が黙っていません。
それにしても、日本の「ガムさや」ワードも海外のコレクターの方の検索にヒットするとは!
にゃん子さんの記事の下のコメント欄には、チリやロシアのコレクターの方からのカキコミが。。。。
I am a chewing gum wrappers collector.
興味があるので連絡求む。とありますが、 RobertoさんにKerryさん、すみませんね。
ご紹介のガムさやはまだくまねこ堂の倉庫でコレクション数を増やしています。
つづく
byキョーコ
番外編:くまきちさんのガムさやコレクション(昭和40年代のロッテのウルトラマン怪獣図鑑や・仮面ライダー怪人図鑑)
本日は番外編として、くまきちさんのガムさやコレクション(昭和40年代のロッテのウルトラマン怪獣図鑑・仮面ライダー怪人図鑑)をご紹介させて頂きます。
ムササビも怪獣になると凶暴そうです。実写はどんなだったのかしらと思っていましたら、うしろのページに仮面ライダーカードが入っていてムササビードルもありました!
ほほ―。。照らし合わせてみると楽しいです。
つづく。
byキョーコ