買取事例
テストでカンニングできそう?!なペンケースのご紹介✍
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただき有難うございます。
先日は埼玉県岩槻市のお客様より、水石、鑑賞石、掛け軸、扇面、勲章、グリコのおまけ、ミニカーなどをお譲りいただきました。ありがとうございました。
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皆さんは「文房具」、お好きでしょうか。わたしはかなり好きで、学生の頃なんかは変わったペンやペンケース、付箋やらはさみやら、面白いデザインの物を見つける度についつい買ってしまっていました😅 最初はシャーペンにこだわっていたのに、鉛筆に逆戻りして鉛筆を沢山買った時期や、そんなに使いもしないくせに面白い付箋やマスキングテープなどを集めていたりもして、もちろん母に無駄遣いをするな!!!と怒られました😂
今でもそんな癖が抜けず、ロ〇トさんや東〇ハンズさんに立ち寄った際に新しいデザインの文房具を見るとつい買ってしまうことがあります。文房具も今はとても進化していて、本当に便利で使いやすいものも沢山開発されていますので、見ているだけでも楽しくて気づいたら二時間??!なんてこともあったりなかったり…笑
そこで本日紹介いたしますのは、ちょっと面白いペンケースです。
どんなものかといいますと…

一見、世界地図の柄がついた普通のペンケース。ですが、下の歯車⚙をまわしますと


こんな風に、左側に国名、右側にその国の首都が表示されるようになっているんです。
とても面白いですよね!
ちなみに数えると全部で48ヶ国収録されていました。少し気になったのは、ロシアはソ連で表記されており、中国は中華民国と中共でした。ですので、少し古い物なのですね~🤔
小中学生の方々はテストでカンニングに使えそう!なんておもったりもしましたが、今とは名称が変わっている国や首都があるので、ちょっと難しいかもしれませんが、これはこれで勉強になりそうですね
そして中身ですが

中身はこのようになっていました。鉛筆と消しゴムがちょうど入りそうな形です。
くまねこ堂ではこういった古い文房具やおもちゃ、カードなども積極的に買い取りを行っております。子供の頃に遊んでいたおもちゃやお菓子のおまけなども、古い物や珍しい物などはお値段がつくことがあります。ご整理やご処分にお困りの方は、お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にご相談ください🌹
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
最後までお読みいただき有難うございました。
ち
展覧会のお知らせです!
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただき有難うございます。
今回は展覧会のお知らせをさせていただきます

まずはこちら!
『特別展 国宝 鳥獣戯画のすべて』期間は2021年4月13(火)~5月30日(日)、場所は東京国立博物館 平成館にて開催予定です。
鳥獣戯画は日本最古の漫画とも称される絵巻物ですが現在、甲・乙・丙・丁と呼ばれる全四巻から構成されています。

特に甲巻のウサギやカエルなどの動物が擬人化して描かれたものが有名ですよね。ゆるっとしていて可愛らしい印象があり私も鳥獣戯画の絵がとても好きです![]()
なんと!今回は展覧会史上初めてとなる甲・乙・丙・丁の全四巻の全場面を会期を通じて一挙公開されるそうです!!
事前予約制ですので入場あたってオンラインでのご予約が必須のようです。詳細は2021年3月以降に展覧会公式サイト等でご確認いただけると思いますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください!
続きましてこちら!

『イサム・ノグチ発見の道』期間は2021年4月24(土)~8月29(日)、場所は東京都美術館 企画展示室にて開催予定です。
20世紀を代表する芸術家イサム・ノグチ。様々な分野で大きな足跡を残したノグチですが、彼は生涯を通じて一貫して彫刻家であり続けたそうです。彫刻とは何か、彼が追求し続けた芸術の精髄、その世界に触れてみるのはいかがですか?

現段階では開場時間などはまだ未定です。決まり次第公式サイト等に随時アップされるようなので気になる方はこちらもぜひチェックしてみてください!
このような展覧会で非日常を味わうのもいいですよね。静かにゆったりとした時間を楽しんでみるのもおすすめです(*’ω’*)
さらにさらに!!!
第7回御茶の水ソラシティ古本市開催決定!開催予定期間は 2021年3月12日(金)〜20日(土)です!
今回もくまねこ堂、参加させていただきます!
前回同様、皆様とっての掘り出し物になるような商品をお持ちできればと思います
イベントごとが近づいてくるとわくわくしますね!皆様も楽しみにお待ちください!!
クウスケ
仮面ライダーカードのビニールアルバム、ウルトラマンA 10円引きブロマイドのご紹介です
いつもブログを読んでくださりありがとうございます。
先日は機会に恵まれまして、ライダーカードや5円引きブロマイド約1200枚など
マニアックなアイテムまとめてを全部で40万円近くで仕入れさせていただいたのですが、
その中にちょっと面白いものが入っておりましたのでご紹介させていただきます。


カルビー製菓 仮面ライダーカードのビニールアルバムです。
黄土色の表紙で、ビニールアルバムの名の通り中にはカードを収納できるようになっています。
バージョンごとに表紙の色が異なるんですがこの色はあまり見ないようで、店主くまきちいわく、『恐らく表14局か表25局など初期のころのラッキーカードの景品じゃないか?』とのこと。
ラッキーカードとは当たりカードの事で、当時はカルビー製菓に送るとこういったアルバムと交換してもらえたのです。
ちなみにこのラッキーカード自体も基本的に送ってしまうものなので残っているものが少なく、なかなかのお値段がつくそうです。
また、カルビー製菓だけでなく、アスカーフードのライダーカードも集めている方がおられます。
ところで……。
店主はライダーカードが好きでちょくちょく整理にいそしんでいるのですが、
話の中で『表14局』などというフレーズを聞くことがあります。
これ、どういう意味なんでしょう?


こちらがライダーカードの実物です。
下部のところ、『他●●局ネット』のところの数字が14だったり25だったりしますね。
こういった表記揺れで分類がされているそうで、使われているフォントや誤字脱字の箇所にコダワリを持つ方もいるのだとか。
お、奥深い。


続きましてはこちら。
ウルトラマンAの10円引きブロマイド。
5円引き、10円引きブロマイドとは、駄菓子屋で5円・10円で引けたブロマイドのこと。
昭和40年代、それこそライダーカードが登場する前くらいの時代に売られていたもので、特撮やアニメの絵柄で当時の子どもたちを大いに熱狂させたそうな。
多くは6かける6の区切りで分けられて18種類や36種類の1セットになっているようで、このブロマイドは36種類セットみたいです。
ちょっと見ない種類のものらしく、店主が『揃えるのに18年かかった』と言っていたのが印象的でした……。
というわけで、18年越しのコンプリート記念に全36枚揃いの写真を掲載いたします。



おお~っ。
こういったブロマイドやカードはたまにデッドストック(売れ残り品)という形で袋に入ったままの美品が出てくることもあって、驚くような値段になったりもします。
そうでなくとも、子供のコレクターズアイテムやグリコなどお菓子のオマケは、基本的に子供が遊ぶものですから捨てられちゃったり残っていても状態が悪くなっている事が多いんです。
買取にお伺いした時も「おもちゃは引っ越しの時に全部捨てちゃったのよ~」なんて言われることもしばしば。
なので、整理の際に昭和のオモチャのたぐいが出てきました場合は、ぜひとも捨てずにとっておいてください~~! 残っているだけでも大興奮です。
フジタン
昭和38年の古新聞を入荷いたしました。
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回ご紹介するのは、題名にもある通り、昭和38年の新聞です。
より正確には、昭和38年(1963年)11月23日の東京新聞(夕刊)です。皆様へのご紹介に供するからには、当然この日に起こった歴史的大ニュースが大々的に報道されているわけですが、さて、一体そのニュースとは何でしょうか。
答えは新聞の一面をご覧いただければ矢庭にわかることでしょう。答えはこちらです。

アメリカ第35代大統領のジョン・F・ケネディ大統領の暗殺事件です。紙面には暗殺の瞬間の様子が詳らかに書かれていますが、あまりにむごたらしいので、詳細は控えさせていただきます。気になる方は、インターネットや関連書籍で調べてみてください。
紙面右中央には、山下健二さんという方の、この事件の解釈が綴られています。要約すると、民主主義は理想ではあるが、民主主義国にもその考え方に反対する人はいて、その内の頭に血が上りやすい人が、ケネディ大統領のように積極的に活動する人に攻撃を加えたのだろうというものです。また、当時民主主義の徹底していない日本では、このような暗殺が起こりやすく、ファシズムの原因ともなりうるとも述べられております。
三面はケネディ大統領の葬儀の写真が数枚掲載されています。

二面もケネディ大統領暗殺の影響について詳細に書かれており、一~三面はケネディ大統領の話題一色です。当時どれだけの大ニュースであったかが伝わってきますね。
ペラペラとページを捲っていくと、八面に小林政二郎さんの「金の指」の一部が掲載されていました。

題名の下に(31)とあるのを見ると、これは「金の指」の第31回目の掲載ということなのでしょうか。恐らくこうして新聞に一節ずつ小説を投稿していたのでしょう。
くまねこ堂では、古書・骨董の買取を行っています。買い取ってもらいたいお品物をお持ちの方は、是非ご気軽にご相談下さい。
神奈川県横須賀市のお客様より、伊東深水さん、児玉 幸雄さん、北野恒富さんの掛軸や油絵をお譲りいただきました。ありがとうございます。
赤尾
東京オリンピック開幕当時の新聞を入荷いたしました
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
早速ではありますが、この度入荷いたしました品物をご紹介したいと思います。
今回ご紹介する品物は、昭和39年(1964年)10月10日土曜日に刊行された朝日新聞の夕刊です。果たしてどんなビッグニュースが掲載されているのでしょうか。それは…タイトルにもある通り、東京オリンピックの開幕です!この日に東京オリンピックが始まったんですね。
それでは皆さんにも紙面をお見せしましょう。

新聞の一面(上の写真)には、午後2時のギリシャを先頭とした入場行進に始まり、IOCのブランデージ会長のご挨拶や、午後2時58分、天皇陛下の「第十八回近代オリンピアードを祝い、ここにオリンピック東京大会の開会を宣言します」という開会宣言を経て、坂井義則さんの聖火点灯に至るまでの様子が具に記されています。参加国は94か国で、選手総数は5541人(男子4822人、女子719人)であったそうです。
二・三面は開会式の様子が伺える写真が紙面いっぱいに掲載されています。

スタンドに観客がひしめく様子や、入場行進、国旗掲揚などの写真があり、観客の大興奮している様子が見て取れますね。
私は、夏季オリンピックは7~8月頃に行われるものだというイメージを抱いておりましたが、この1964年の東京オリンピックは開会が10月10日と私の先入観と比べるとかなり遅い時季に開催されていたということにはかなり驚きました。
今年2021年にも今のところ東京オリンピックが開催される予定ですが、このように1964年の東京オリンピックの内容を少しでも頭に入れておくと、今昔の比較ができて面白いかもしれませんね。
くまねこ堂では、古書・骨董の買取を行っております。買い取ってもらいたいお品物をお持ちの方は、是非ご気軽にご相談ください。
世田谷区東玉川のお客様より、慶応大学野球戦前のサイン入りボール、木彫りの熊、洋食器、アクセサリー、腕時計、金歯、絵画、民芸品等をお譲りいただきました。ありがとうございます。
赤尾
小澤征爾さんの若かりし頃のお写真をお譲りいただきました!
先日は品川区大井町のお客様より、九谷焼、安東五、掛軸、花瓶、実用書、版画などをお譲りいただきました!ご依頼ありがとうございました!
お客様からお譲りいただきました写真パネルを見た瞬間にどわちゃ~~~~!!!と思わずいい反応をしてしまったので、ご紹介させていただきます。

ギャー――――ス!!!
I☆K☆E☆M☆E☆N光臨したあああ!!!
なんとこちら、世界のマエストロ・小澤征爾さんの若い頃のお写真パネルなんです!!
ちょっと向井理さんっぽい、あどけなさありませんか??
可愛らしいし、眉がしっかりある方だからですかね、凛としている!
それでいてこのポーズですからね。
事務所で店主とスタッフでこちらのお写真パネルを拝見させていただいた時、
「今のとってもまあるい雰囲気も好きだけど、まだ(若さ故に)尖がってる雰囲気も天才の空気感を漂わせていて、素敵!」
みたいな感想が出ておりました~👏✨
小澤征爾さんは1935年、当時、日本統治下(!)の満州・奉天で生まれ。幼いころからピアノをされており、成城学園中学校を経て、桐朋学園にて齋藤秀雄より指揮法を学んだことから、
世界で活躍される指揮者の道を歩まれることとなりました。
以降の経歴をざっとご紹介しようと思いましたが、もう各国を往来し様々な快挙を成し遂げ、
これまで受賞されてきた栄誉もありすぎて書ききれない為省略させていただきます。🙇
実は私、中学生の時、新聞でたまたま応募をされていた日本公演の合間の公開練習の見学に応募し、小澤征爾さんをお見かけしたことがあるんです~~~~!!!
当時、同じ中学に通っていた吹奏楽部の同級生と二人で観に行かせていただきました!
その時もう既に、今現在の白髪に、小柄ですが全てを包んでくれるような空気を纏ったおじいちゃん(世界のマエストロにおじいちゃんとか申し訳ありません。でも本当に楽団の皆様の音のみならず、振舞も素敵な方でした。)の姿でお見かけしたので、
お客様からお譲りいただきましたこちらのパネルを拝見させていただき、
小澤征爾だよ!って言われた時に思わず驚いてしまったのです🤭!!
現在85歳(!)ということで、昨年はお誕生日を記念し、アメリカ・ボストン市長は“小澤征爾の日”を制定することを決定したそうです!
ボストンは小澤征爾さんが歴代最長29年(!)おつとめになられた、ボストン交響楽団があるので、楽団、そして市民にとっても愛されているんだなあと、マエストロとしか培えない、深い、素晴らしい親愛の繋がりを感じるニュースでした。是非、これからもお元気で!!
かこさん
仁丹の箱や専用ケースを入荷いたしました。
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、入荷いたしました仁丹のご紹介をさせていただきたいと思います。
仁丹といえば、皆さんなじみ深いかとは思われますが、知らないという方のために簡単に説明しますと、さまざまな生薬(現在は16種類だそうです。)を配合した丸薬で、製造元の森下仁丹株式会社さんによると、気分不快、口臭、二日酔い、宿酔、胸つかえ、悪心嘔吐、溜飲、めまい、暑気あたり、乗物酔いなど、数多くの症状に効果があるとのことです。
これは余談ですが、1905年の発売当初は大粒で、ベンガラでコーティングされた「赤大粒仁丹」でしたが、1929年以降は銀箔でコーティングされた「銀粒仁丹」として現在もなお販売されております。
それでは早速、今回入荷したものをご紹介いたしましょう。

写真奥に見える二つの箱は、一般的な仁丹の箱で、今回入荷したものには実際に仁丹の入った袋が入っていました。箱は一見すると同じデザインであるように見えますが、中央のJintanの上に書かれている英語(向かって左は「MOUTH REFRESHER」、右は「DIGESTRIVE & REFRESHING」と書かれています。)や、下に書かれている文字(左は「仁丹」、右は「SILVER PILLS」)などが微妙に異なっています。
写真中央両脇の二つは瓶のケースに入ったもので、写真奥左の物はスティック状になっていますね。写真手前両端の二つは懐中用の金属製のケースで、写真手前中央には鹿苑寺金閣の写真が印刷されたケースが見て取れます。
これらが全部仁丹に関連する商品だというからその種類の豊富さには驚きです。このように、仁丹は、時代時代に合わせて様々な専用ケースや、箱のデザインがあって、収集するのも楽しそうですね。
また、先日は練馬区東大泉のお客様より、銀杯、腕時計、ライター、掛軸、中国美術、花台、洋酒、ウイスキー、洋食器、昭和のカード、ブロマイドをお譲りいただきました。ありがとうございました。
赤尾
お譲りいただきましたロイヤルコペンハーゲンのカップのご紹介
先日は東京都中野区若宮のお客様より、洋食器、ロイヤルコペンハーゲン、リモージュ、B&G、ティファニー、ネクタイピン、古銭、コイン、銀貨、切手、ローマ人の物語、講談社学術文庫、アドラー心理学等の書籍をお譲りいただきました!
お客様が「いつも二人組で買取に行くんですか?」
というご質問をしてくださり、
それに対して店主・くまきちが
「最近は大体、私ともう一人スタッフで出張買取にお伺いするのですが、連れてくるスタッフは毎日じゃんけんで勝った人なんです~~」
という説明をした時、
お客様が「それは面白いねえ」と笑ってくださったのが
なんだかとても嬉しかったです。( *´`*)

ご依頼誠にありがとうございました!
そうなんです、毎日スタッフはじゃんけんをしております(笑)

はい、そんなこんなで、
お客様よりお譲りいただきました洋食器の中で、
勉強中ですが洋食器好きなスタッフが反応した
2点をご紹介させていただきます。

写真左:Royal Copenhagen ブルーファン デミタスカップ
写真右:Royal Copenhagen クリスマスローズ デミタスカップ
☕それでは写真左のカップから🌟
ロイヤルコペンハーゲン(以下「ロイコペ」と一部省略)と言えば、
巷の喫茶店やカフェでも採用されている所を見かける、
青いレースのような文様が白磁の上を舞う「ブルーフルーテッド」という有名なシリーズを思い浮かべる方が多いと思うのですが、
こちらの「ブルーファン」は、その著名シリーズを手掛けたアーノルド・クローがデザインした、現在廃盤のマニアックなシリーズです

ロイコペで角ばったバロック調のフォームというのがまた珍しい!のですが、
それとは対象的な印象のやわらかなお色♡が絶妙にマッチしており、
現代のワンシーンにも馴染む愛らしさがあります。

☕続いて写真右のカップをご紹介させていただきます🌟
もうひとつは1987年にロイコペの傘下に入るまで、
同じデンマークでロイコペと1,2を競う陶磁器メーカーでしたB&G(ビンクオーグレンタール)の刻印が残っているカップです!
深い青のグラデーションは一度見たらそのインパクトで大変印象に残ります。日本の陶磁器メーカーの青とはまた違った風合いです。
現在はロイコペと合併していますが、
このシリーズと同じ製法で製造され続けるイヤープレートだけは
現在もロイヤルコペンハーゲンとは別に、
B&Gのイヤープレート!として毎年発表されていますから、
ただで傘下に入ったわけじゃあねえぜ!という大きな爪痕(!?)を残してるなあ~~!!と胸が熱くなります。
ちなみにこのふたつとも、ソーサーがなかったんです~~😢!!
くううぅぅぅ惜しい( ;∀;)!!
ですが素敵なお品物を沢山拝見させていただき、
とっても嬉しかったです!!!ありがとうございました!!!
かこさん
ビートルズが来日したときの新聞を入荷いたしました。
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
最近はうそ寒い日が続いておりましたが、今日は晴れ空が広がっており、この時季らしからぬ暖かい日で、日中は上着1枚脱いでちょうどいいくらいの日でした。
さて、本日ご紹介する品物は、イギリスのロックバンド「ザ・ビートルズ」が最初で最後の日本公演をしたときの新聞です。この公演は、前座をザ・ドリフターズの方々など豪華な面々が務めたことでも有名ですね。
この新聞は、1966年7月1日(金曜日)に刊行された日刊スポーツで、1面には、上半分を覆いつくすほど大きな、会場の客席で歓声を上げているファンたちの写真が据えられております。

演奏中のメンバーの写真も中央に掲載されており、さらには公演の曲目なども紹介されております。曲目は、①「ロックン・ロール・ミュージック」、②「シーズ・ア・ウーマン」、③「恋をするなら」、④「デイ・トリッパー」、⑤「ベイビーズ・イン・ブラック」、⑥「アイ・フィール・ファイン」、⑦「イエスタデー」、⑧「アイ・ワナ・ビー・ユア・マン」、⑨「ひとりぼっちのあいつ」、⑩「ペイパーバック・ライター」、⑪「アイム・ダウン」(新聞より抄出)であったそうです。
この他、12・13面にもビートルズの公演の裏側に関する記事が掲載されており、メンバーのヒルトンホテルでの様子であったり、公演時の、ファンの若い女性たちの、興奮し、嬌声をあげ、泣き伏し、公演終了後に黙り込んでいる様子などが詳細に、現場の警官たちのことばを交えて、書かれている。
今回ご紹介いたしました品物はいかがだったでしょうか。僕は当時まだ生まれていなかったので、公演で泣いてしまう女性が現われるほどの当時のビートルズの人気ぶりがうかがえて大変面白かったです。
出張買取で、品川区東大井のお客様から、お茶道具全般、風炉先屏風、炉縁、二十棚、茶掛、棗、茶入れ、茶碗、宗匠の書付多数をお譲りいただきました。ありがとうございます。
くまねこ堂では古書・骨董の買取を行っております。買い取ってほしいお品物をお持ちの方は、是非ご気軽にご相談下さい。
赤尾
寺山修司の青年時代の同人誌、『牧羊神』が入荷しました~俳句の社会性とは⁉
いつもくまねこ堂ブログをお読みいただきありがとうございます。
コロナ禍で外出を控えざるを得なくなっておりますが、そうした中でもギャラリーや博物館等の意欲的な試みが報じられています。たとえば、劇作家、詩人、歌人、映画監督など多岐にわたる活躍で知られる、寺山修司(1935-83)にまつわる資料を収集・展示する、岡山県津山市の「津山 寺山修司館」が、2020年12月10日に開館したとのことです。そこで、この報道に寄せて、くまねこ堂で最近入荷しました寺山修司に関する文献を紹介していきます。
※岡山・津山に「寺山修司館」オープン 劇団携わった女性が自宅改装 関連資料350点展示(山陽新聞デジタル、2021年1月6日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/46accaec476e633f151ee442c51ff650a4fc999c

こちらは、寺山修司の高校生時代の1954年2月に創刊された同人誌『牧羊神』の第10号(1955年9月)と、ほぼ同時期の『早稲田詩人』1955年11月号です。寺山は1951年に青森高校に入学し、1954年に早稲田大学教育学部国語国文学科に進学しています。『牧羊神』の由来は、ギリシャ神話の羊飼いと羊の群れを監視する神パーンの意訳ですが、ここから転じて接頭語のPan(汎)となったともいわれています。創刊にあたって寺山は、「全て」を扱う意気込みを表現しようとしたのでしょうか。そのように想像するのは、『牧羊神』の冒頭に「PAN宣言」という序文欄が設けられていることによります。
『牧羊神』第10号ですが、この号には、寺山による「雉子ノート 断片的に、その一」があります。ここには、俳句の社会性をめぐって、寺山が自身の鋭い感覚を表現した部分があります。

「社会というものは抽象体である。言い方を換えれば社会ということばは抽象されている。社会の中には無論自己がふくまれるわけでもしそうでなければ俳句の社会性などは花鳥諷詠と同意になるわけだ。それで、社会を批判する、ということは自己を批判することにならねばならぬのに、人は社会の貧困、あるいはカミュのいわゆる不条理の起因を何かにもたせて抗議している。つまり不在の神に泣きごとをならべているのにほかならないし、ビキニの灰にしてもそうだ。」
ビキニの灰とは、アメリカが南太平洋のマーシャル諸島で1954年3月に実施した水爆実験を指します。寺山は、目の前の具体的に知覚できた危機について、実在の他者を攻撃する、という関係性に一定の理を認めるといいます。しかしながら、それでは作品は生まれないと述べるのです。その上で寺山は「しかしほんとうの意味で社会性があり得るならば、それは感覚できた不安をメタフィジックに謳うことだ」と結論します。この短い紙幅に寺山は、傍観者であることをやめて自己を含んだ社会をどのように認識するか、そしてその上で社会に対して批判的であるというのはどういう姿勢か、さらに上記のことを表現する、とは何をすることなのか、と難問を詰め込んでいます。この問題提起を受けて私たちがどのように考えるかが問われますが、とても今回の投稿で取り組める課題ではありません。
ところで、『牧羊神』第10号の寺山のプロフィールには、「ネフローゼにて二月よりベッドで生活している」とあります。『短歌研究』(編集長:中井英夫)にてデビューしたばかりの寺山に重病が襲います。ネフローゼとは、血中の蛋白が減少し、それによって全身に浮腫が発生し、腎臓や循環器系の疾患を招く厄介な病気です。この時期の寺山については、『新潮日本文学アルバム』第56巻(1993年刊)に次のような記述があります。
「短歌界に躍り出た頃から、すでに高校在学中にその兆候があったネフローゼの症状が出て、昭和三十(1955)年6月にはそのため新宿区の社会保険中央病院に入院した。一時危篤になるほど症状は重く、生活保護を受けて治療にあたった。」

寺山が俳句に没頭した時期は長くはありませんでした。『牧羊神』発行人の林俊博によれば、1955年9月刊行の同誌第10号から間をおいて、1957年3月に刊行された第11号(林は「復刊」と呼んでいます)を寺山に届けたところ、寺山から何ら反応がなかったと回想しています(※)。たしかに、これ以降の寺山は、ストーリー性のある制作活動に熱中していくようになります。
(※)『没後二〇年 寺山修司の青春時代展』(世田谷文学館、2003年)118頁、前掲、『新潮日本文学アルバム』第56巻。
『牧羊神』は、短期とはいえ寺山の青年時代を形づくり、そして生涯にわたる影響をおよぼしたであろう一時期の、貴重な資料といえましょう。くまねこ堂では、古書に限らず幅広い品々を対象としております。1回の出張買取で広くカバーしてまいりますので、お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
スタッフ一同心よりお待ちしております。
小野坂












